GMコメント


こちらではセッション中に分かりにくかったと思われる部分、裏ストーリーなどをGMが補完しようと思います。
もう暫しお付き合いを。


篠崎サイドの進行(+その他補完)

時系列に沿って行くと、以下のようになります。

 (OP4)
・任務中に“死神”と遭遇。記憶処理を緩く解除される。(自己紹介前のMS)
 (OP1)
・山根と別れた後、死神が山根に接触。記憶処理解除。山根は死神から逃げる。
 ワーディングを察知して駆けつけたものの、混乱した山根と鉢合わせる。
 口論の末山根を攻撃。逃亡。
・様子を見ていた死神が連城とニアミス(OP2)
 (MD1〜2)
・死神(環)は相談を受けるのを装って篠崎を様子見。
 環との会話中、正体に思い当たった篠崎が山根の始末への協力を申し出る。(MD3)(MD4)
・手引きをすると見せかけてPCに死神を始末させるために皓を病院に連れて行く。
・死神襲撃。(MD5)
・死神(環)、逃げ際にメッセージとして花束を渡していく。(MD6)
・疑いの目を背けるべくPCと行動を共にする。(MD7〜CX)
 (ED1〜2)
・病院にて山根を殺害。(MS3)
 その後死神(環)自身も始末して札を受け取る。(MS4)
 (ED3〜4)

お察しの通り、今回の話は「篠崎が裏切るまで」の話です。
メインは先生や山根の話でしたが、「篠崎の裏切り」の部分をPCにどう誤魔化すかに力を傾けています(何)
結果的に、CXでのPCの頑張りを裏切ることにしかならなかったので、もう少し工夫のしようがあったかな、と思っています。



今回予告?

今回予告にある“Oculos tuos aperite occulusos, ecce!”というのは、「閉じた瞼を開けて、見てご覧」という意味のラテン語になります。
質問があったので一応参考までに。


マスターシーン1(OP)

篠崎と死神(環)の会話です。時系列的にはMD6の後半でしょうか。
襲撃現場にPCがいたことで篠崎の裏切りを察知した死神が、彼を連れて行くことを決めたシーン、ということになります。
「三度、お前を庇うだろう」という発言は、以下の三回、篠崎に協力したことを指しています。
一度目:口論の末山根を攻撃して逃亡した時、嫌疑の目を別人(背の高い影=死神)に逸らさせた(OP3)
二度目:病院襲撃時。嵌められるも、真実は告げず逃亡(MD5)
三度目:札の継承(ED)


向日葵?(MD6)

情報の中にもありましたが、《土くれの金貨》で作成した花束です。
SubM:『向日葵の花言葉に“崇拝、敬慕、愛慕、憧れ あなたを見つめる、あなたはすばらしい、高慢、光輝”というものがある』
SubM:『何れかのメッセージ、あるいはその意味合いが失われた事を表しているのではないか?』
山根に対してのそういった興味や関心がこの時点で篠崎に移ったという意味がありました。
メタの観点からいくと、ここで“先生から貰った花束”に異変を起こすことで、先生への疑いを深めさせる意図もありました。


蛇?(CX)

CXの最後に出てきた蛇ですが、
あれは死神の使っていた《アニマルテイマー》の対象です。
MS2で、本体=蛇? の図式を作り、PCの意識をそちらに向ける意図でしたが…上手くいっていたでしょうか。
結果的にはあの場でPCの目を死神から背けて、戦闘終了後に《アクア・ウィターエ》→逃亡の流れを作ることができました。
故に、MS4で死神が登場できたわけです。


結局環先生はなんだったのか?

情報にあった、10年前の海難事故で死亡し、覚醒したOVです。。
事故で一人残された後、FH入りしてからは“人の世界から迫害された存在”として、人から外れた者の世界に人材を“攫っていく”仕事をしていました。
元々教員を目指していたこともあり、学校に潜入して少年少女をターゲットにすることが多かったようですが、黒羽学園は一貫校なので何かと動きやすかったようです。
迷子になっていたのは、よく迷子になるというイメージを持たせて、他の学年の棟にいても怪しまれない、生徒にとって親近感のある存在でいるためでした。…天然も入っていたかどうかはご想像にお任せします(何)
メタの観点でいくと、篠崎の行動を怪しまれないための“より怪しい存在”というカモフラージュの役目を持っていました。
MD7にて追跡で判定させたのも、例え失敗しても「何かがある」という疑いを確固とした物にするためです。
しかし、当初ただの「エージェント」というくくりで考えていた先生をこれほど人間味溢れるキャラクターにしてくれたのはサブGMであるこびとさんであると言っておきます(感謝感謝)


PC選考的なもの。

PC1:皓

札セルの設定をお借りすること、後の回において使いやすい設定があったことから皓を優先的に想定はしていました。
募集をかけてから、それを覆すキャラクターが現れれば変更するつもりもありましたが、これまでの活動歴などからGMの予想などがしやすく、想定しているテーマに最も合っているだろうということで当初の予定のまま採用しました。
応募のあった他のPCには、全て設定に目を通した上での判断であることを断っておきます。

PC2:斯來

一般的なエージェント枠として、チルドレンに近い位置である「教官」という設定が、今回扱いやすいだろうということで採用になりました。
病院でPC3と合流する際、きっと目立ってくれるだろうなあ、というのも理由の一つです。ありがとう不審者(笑)
MD7での篠崎への詰問は流石と言ったところで、一人だけの大人PCとして、いわば悪者を買って出てくれて嬉しかったです。(MD7はおかげでもの凄く良心が痛みました(何))
次に篠崎と会うことがあれば、斬られることを覚悟しておきます(何)

PC3:聖

トラブルメーカーを友達に持っていそうな、友達思いのイリーガル、ということで採用しました。
PLさんの技量もさることながら、ダイス目でもミラクルを見せてくれました(何)
ロイスは寝ているわ、他のPCやNPCと面識は持ちにくいわで動きにくかったかと思いますが、しっかり他PCと絡んでくださって安心しています。
EDでは本当にごめんなさいとしか言いようがなく…いやホントすんません(何

PC4:みのり

みのりは追加枠としての採用でした。理由としては「学年が違うので環の迷子属性が出しやすい」「石丸の件で病院に行きやすい」という部分がありました。
札関係者ということで興味も持ちやすいかな…と思ったのですがどうでしたでしょうか。
環とのふれあいがメインで、篠崎サイドにはほぼノータッチだったので、聖共々MD7は居づらかったと思います。申し訳なく;
将来有望な青少年として、環はみのりに目をかけていた、という話もあり、実は戦闘でのナーブジャックの対象候補1位だったりしました(何)






その他、質問などありましたら随時追加いたします。