自律判定

GM:それじゃあ順番に、最終侵蝕値とロイス数を宣言後にダイスごー。
リチャード:ロイス2つ取らないとな……。
リチャード:早坂に■親近感/憐憫で。「あの味は故郷の味を思い起こさせる」(何)
GM:ちょ(何)<故郷の味
亮:まぢで。(何
早坂:やっぱりそうなのかイギリス人(何)
亮:僕も二つ欲しいところだな…(むう
リチャード:あとはまあ美鈴ちんに取るか。■誠意/不安で。(何)
GM:ほら、日本人ほど繊細な味覚はあんまりなさげだし(何)
リチャード:んで6個。136%で素直に倍振っておきます(何)
GM:ほいさー。
リチャード:#12d-136
リチャード/Dice:12d10=(7+9+10+7+2+8+3+2+10+10+6+8)=82-136=-54
リチャード:……下がりすぎやん。(何)
早坂:こっちはロイス5個そのままで現在108%。振りまーす#5d10-108
早坂/Dice:5d10=(9+9+3+4+6)=31-108=-77
早坂:あっぶね。77%で。
GM:スゴイ減ったけと、とにかくおかえりなさい。
リチャード:まあ結果論だからな……(何)
亮:リチャードに■尊敬/□不信感、「自立型抑圧解放細胞」?に■執着/□憎悪 とか取ってみる。(何
亮:で、ロイス6個の131%
リチャード:微妙すぎる。(何)
亮:…こないだ痛い目に遭ったので倍振っておこうかと(何
GM:こびだいすを信じるかどうかだな(何)
リチャード:そうしとき……(何)
亮:期待値なんて信じないぞ! #12d10-131
亮/Dice:12d10=(6+4+8+7+6+1+10+3+10+1+3+9)=68-131=-63
亮:さがりまくり!w(何
GM:信じる者は救われたのに(何)
早坂:アアン(何)
GM:でも、おかえりなさいと言おうかw
亮:まあ、とりあえずただいまー。
リチャード:生還おめでとう。
早坂:皆様お帰りなさーい。(何)



Ending Phase

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Ending Phase-01
ScenePlayer:“鉄の纏い手” 早坂 章雄/登場:自由
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GM:“暁の閃光”瀬野光希…と呼ばれたチルドレンが死んだ。
GM:例によっていつもの如く。
GM:黒巣警察署の“上の方”とUGNが事件を上手く操作して、街は再び何事も無かったかのような平穏さを取り戻した。
GM:そして此処。ワイルドセブンも。
GM:――例によっていつもの如く、閑古鳥が鳴いていた。
GM:「ういーす」
GM:がらがらがら。
GM:急造の建て付けの悪い扉を開けて、薙定が大きな体躯を少し屈めるように入ってきた。
GM:「…また貸し切りだな」
GM:にやりと笑みを浮かべ、サングラスを外す。
GM:そして定位置にどっかと腰を下ろした。
早坂:「ほっとけ。適当に掛けてろ」仏頂面で迎える。機嫌が悪そうなのは客の入りが悪いせいだけでもないらしい。
早坂:「・・・で、何にするよ。」
GM:「そうだな…今日は塩ラーメンでも頼んでみるとしよう」
早坂:「おうよ。また素麺なんて言い出すんじゃねえかと思ったぜ。」などと言いながら麺を茹で始める。
GM:「味が違うだけで似たような物体だろ」手を伸ばしてボックスを開き、勝手に手拭きを取る。
GM:「俺が思うに、お前はラーメン屋を辞めて素麺屋でも始めた方がいい」
GM:真面目な顔で言い、麺を茹でる早坂の手際を眺める。
早坂:「物体たぁ何だ。失敬なヤツだな」
早坂:「そういう台詞は聞き飽きたぞ。何度目だよ」ぶつくさ言いながらスープを器に移す。
GM:「これでも妥協案として提出してみたんだがな」
GM:ひとしきり笑って、素面に戻る。
早坂:「余計なお世話ってヤツだな。・・・ほらよ、一丁上がり」スープの中に麺を入れ、具を載せて出す。
GM:出されたラーメンを受け取り、箸を割りながら胡椒を振る。
GM:「――事件解決、って話らしいな」
早坂:カウンター内の椅子に座り、スポーツ新聞を読みながら。「・・・。ああ。一応の所はな。」
GM:「こっちにゃ情報が回ってこないんだが、どうやら“俺の時”と似たような処理だったようだな」
GM:ずるずるずずずー。
GM:「…オーヴァードってのは、一体何なんだろうな?」
早坂:「こういう時の処理なんて、いつでも同じようなもんだ。・・・しかしなぁ」新聞を捲りながら、渋い声で唸る。
GM:なるとを箸で摘んで、口の中に放り込む。
早坂:「・・・さあな。わからんよ。ただ一つだけ言えるのは」
早坂:「その力を正しい事に使うのも。間違っちまうのも。俺達次第って事だけだ。」
GM:「…かもしれん」ふっと笑って。
GM:再び麺をすする。
GM:ずーずずずずっずるずるずる…。
GM:「……っふー。ああ、不味かった」
早坂:「・・・ふん。」少し空中を見上げた後、苦虫を噛み潰したような顔をして、再び新聞に視線を戻す。
GM:合掌。
早坂:「しっかり食っといて言う台詞かよ。」
GM:「そう言うなよ。俺は不味いラーメンを食いにここに来てるんだからな」
早坂:「へっ、物好きな野郎だぜ。」肩を竦めて笑い。
GM:「お前と同じくらいだと思うが」
GM:同じく肩を竦めて笑い、小銭を取り出してカウンターに置いた。
GM:「じゃあな、また来るよ」
早坂:「じゃあお互い様ってヤツだな。」苦く笑い、小銭を受け取り。
早坂:「ああ、また来いよ。榊。」そういって薙定を見送った。
GM:本日最初の客が帰り、ワイルドセブンはまた元の閑静さを取り戻した(何)
GM:――シーンエンド。


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Ending Phase-02
ScenePlayer:“ルーク” 北条 亮/登場:不可
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GM:UGNの共同墓地。
GM:生を感じさせない、この静けさに満ちた空間に何度と無く訪れた。
GM:そしてまた今日も。
GM:かつての同僚を弔いに、キミはこの場所へとやってきた。
亮:「………。」あの日と同じように、花を手に。
GM:UGNによって付けられた名前は、再び失われ。名のない墓碑に眠る彼女。
GM:共有した時間は、とても短かった。
GM:“何処までが”彼女の本当の姿だったのかも、今や証明する手立てを失われ
GM:解剖の後に、亡骸は灰となった。
亮:墓碑を前に、短い黙祷を捧げ。跪くと、花を手向ける。
GM:まだ肌寒い春の風が、そよそよと花弁を揺らす。
亮:「…もっと、君のことを知れたら良かったね。」じっと俯いたまま、小さく呟く。
GM:解剖の結果、判明した事は…彼女の脳が極端に収縮していたという事だった。
GM:“研究成果”
GM:それが侵蝕していたのだろうと専門家は語る。
亮:「……君が、君である内に。」
亮:何一つ、自分には分からなかった。ただ、
亮:彼女の本質が、そうであったのではないと、それだけは確かに信じられる。
亮:…あの時、生き残った研究者を…駆け引きとはいえ助けようとしたのは彼女だったから。
GM:薄暗い研究所内での、彼女の姿が脳裏に浮かぶ。
GM:屈み込んで遺体の瞼を閉じ、何かを呟いていた彼女。
亮:「……本当、甘いんだから。…君も僕も。」哀しそうに笑って、立ち上がる。
GM:肩に提げている鞄から応急手当キットを取りだして――それから
GM:それから――
GM:彼女を知る者の記憶に、僅かな翳りを落として。
GM:彼女はこの世から姿を消した。
亮:「……。」じっと、墓碑を見つめる。
亮:捧げた花の傍には、自分よりも前に、ここに眠る人へ捧げられた花の、枯れかけた花弁が残っている。
亮:「僕も、いつかは死ぬよ。…殺す限り、殺されることは拒めない。」
亮:「……だから、それまでは。」
亮:「君の名前を覚えている人間の一人として、生きていく。…沢山を犠牲にして、沢山に支えられて。」
亮:す、と息を吸って。
亮:弔う言葉は教わっていない。だから。
亮:(…ここは静かで、少し不似合いかも知れないけど。)
亮:“――Seling sind die Toten die in dem Herren dterben von nun an.”
亮:いつか聴いた鎮魂歌。“父”から貰ったものの中にあったのか。
亮:“Ja, der Geist spricht dass sie ruhen von ihrer Arbeit denn ihre Werke folgen ihnen nach――”
亮:「……“今から後、主に会い死にゆく者は幸いである”」
亮:「“彼らは労苦を解かれ、その業は彼らについて行く”……。……だって。」
亮:「……おやすみなさい。………また。」静かに口にして、墓碑に背を向けた。

“何も残さなくてもいいじゃない。元々は何も無かったんだから”

それが“光希”本人の言葉かどうかはともかく。実際に、その言葉通りに。
彼女の本心の一つだったとするならば、その願いは叶ったのだ。
解放の言葉と共に。


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Ending Phase-03
ScenePlayer:“聖杯の騎士” リチャード・グレール/登場:不可
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GM:“暁の閃光”瀬野光希が行った一連の事件は、彼女の死を以て終了した。
GM:しかし、UGNの調査はまだ続いている。
GM:一旦は譲渡された権限を再び黒巣支部長代理に戻し、
GM:再び新緑鮮やかな公園へと足を運んでいた。
リチャード:春の日差しの中を、今度は二本の足で悠々と歩く。
GM:石畳を踏みしめて敷地を散策する。
GM:少し離れた砂場では子供達。その近くには井戸端会議に精を出す母親達の姿。
GM:ベンチには、昼寝をしている老人の姿。傍らには犬。
GM:まったくもって、平穏な光景だった。
リチャード:迷いなく歩を進め、ベンチの前で立ち止まる。
GM:黄金の体毛を持つ大型犬が、のそりと首をもたげた。
GM:『こんにちは。本日もお日柄が良く』
リチャード:「生憎と私は喪に服している最中だ」全身黒尽くめ!(何)
GM:『ふむ。無粋ながらお尋ねしましょうか…どなたに対してですか?』
リチャード:「意に沿わずして奪われた十三の命に対して、だ」
リチャード:「一つだけ聞こう、“偏眼のアヌビス”。あの事件に貴公はどれだけ関わっていた」
GM:『事件に関しては、全くのノータッチですよ。まあ、取引があって素体をいくらか提供はしましたが』
GM:『腹立たしい事に、研究内容についてはだんまりでして』
リチャード:「そうか、だが次のチャンスはない。もし忠告してやれるならば、精々次は上手くやるように忠告してやるといい」
リチャード:「もっとも、彼がそのようなことを許しはしないだろうがな」
GM:『ご忠告はありがたく受け取ることとしましょう』やんわりと。
GM:『この黒巣市という街について、個人的な事情がありましてね』
リチャード:「確かにこの街は興味深い」聞くべきことは聞いたとばかりにベンチに背を向けて再び歩き始める。
GM:『やはり貴方とコンタクトをとったのは正解だったようです』
GM:余計な詮索をしない騎士の後ろ姿に、口の端を上げて笑みを浮かべる犬。
リチャード:「私に怒る資格はない。何故なら彼に友を殺させたのは確かに私でもあるのだから」ザ、と歩みを止め。
リチャード:「――だから、チェックは“ルーク”がかけるだろう。それはナイトの役目ではない」ベンチに座る老人を見据えて言い。
リチャード:そのまま歩み去る。

『――もし、同じ盤上で会う事がありましたらば』
笑ったまま犬が立ち上がり、一声、空に吠えた。

“ゲーム”は、まだ続く。
望む者も、望まぬ者も、巨大な奔流に巻き込んで。




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Master Phase-00 「   」
ScenePlayer:−−/登場:−−
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看護婦:「山崎さん、よかったですね。検査の結果、何もありませんでしたよ」
山崎:「はい。お世話になりました」
看護婦:「………どうしましたか?」
俯いて黙り込んでしまった彼女に、看護婦が怪訝に声を掛ける。
看護婦:「…苦しいの?」
山崎:「……いえ。何も無かった事が、嬉しくて…オーバーですか…?」
目をこすりながら、顔を上げる。
看護婦:「…ほら、泣かなくてもいいんですよ」
看護婦は優しく笑い、真っ白なハンカチで彼女の涙をぬぐってあげた。
――よく見掛ける日常の光景だった。



「Gravity〜前編」END?