自律判定

GM:では、自律判定に移ります。
GM:最終侵蝕率とロイスの数を申告して、各自判定してください。
聖:122% タイタス5個、ロイス2個。倍振り倍振り!
聖:#4d10-112
聖/Dice:4d10=(5+3+8+4)=20-112=-92
聖:この時点で生還!
斯來:(tu
GM:おめwww
みのり:最終侵食率108% ロイス3つ、タイタス1、Dロイス2。連城先輩に■信頼/□恐怖を取得。
SubM:おかえり、勿体なかったかもしれんがw
皓:おめでとうございます!
斯來:(つД`)うわーん
みのり:おかえりなさいませ!
聖:ボウケンレッドナメンナ!(何)
斯來:良かったよー、本当に(涙)
聖:冒険しすぎたがスマン(何)
皓:良かった。本気でよかった!
GM:帰ってきてくれたらお母さん何も言わない(何
みのり:達成値を3あげるだけなのに大冒険(^^;
SubM:お父さんも何も言わない!(何)
皓:では此方は。最終侵食率132%。ロイス4、Dロイス1、タイタス1。聖さんにロイス取得で。5。
みのり:…108%でロイス4つなら、通常振りでもいいですよね?(何)
斯來:最終侵蝕110% ロイス6(1タイタス昇華) 通常で #5d10-110
斯來/Dice:5d5=(5+4+4+3+1)=17-110=-93
SubM:…うん、普通は通常かと思うよ(何)<108%
斯來:93%で帰還です
SubM:おかえりなさい!
皓:倍振っときます。すみません! #10d10-132
皓/Dice:10d10=(8+2+9+8+3+3+1+7+9+10)=60-132=-72
GM:おkw
聖:おかぽん。
皓:お帰りなさいませー。
斯來:お帰りナサイマセ〜
みのり:では、通常で。 #4d10-108
みのり/Dice:4d10=(4+2+8+7)=21-108=-87
GM:よし。みんなお帰り!w
SubM:よし、全員還ってきたね。おかえり!w
皓:おかえりーですよ!
みのり:帰還しました! すごい! みのりで通常振りだ!?
斯來:お帰りなさいませ〜!
GM:さて、気力があればEDまでやるが。
聖:ああまてまて
GM:ん?
聖:112%じゃない
聖:102%だ
SubM:…(何)
聖:すいません三倍振りwwww
GM:おまwww
SubM:3倍振りなさい(優しい声で)
GM:帰っておいで。
聖:ここでまた1/100の確率でたらゴメンwwww
聖:#2d10
聖/Dice:2d10=(10+8)=18
GM:デカス
皓:お帰り……!
みのり:おかえりいいいいいいいいいいい!!!
SubM:おかえりw
斯來:おかえりなさいませ!!
GM:おけぇぇぇりぃぃぃぃぃぃぃ
みのり:本当に出しそうで超怖かった(汗)<1/100
聖:ただいまぁぁぁ!
SubM:Dロイス無しの底力すごいな(何)
皓:良かったョぉぉぉぉぉ!
GM:言うと出るから言わないの!(何<1/100とか
皓:言わなかった。言わなくてよかった!
GM:まあホッとしたところで
SubM:さて、エンディングに行けるなら行きましょうか? どんなもんでしょうか?
みのり:沈黙の美徳を守って良かった!
GM:EDだ。どうするね。
みのり:いけます!<ED
斯來:いけます〜
皓:出来ますよ。ED。
聖:つい期待に応えてしまいたいタイプのようだからなこびだいす(何)
聖:OKですにゃー
GM:希望とかあればー
(ko_Dice ) (ウフフ)
みのり:そんな期待は裏切ってください(汗)<ダイス
皓:希望は特には……お任せがあればそれで。
斯來:私モお任せで〜
聖:ゆ、ゆー君とお喋りしておきます!(何)
みのり:同じく、お任せで。
GM:みのりんはなんちゃってまるっちとか要りますか(何
みのり:可能ならば是非(何)
SubM:優君は、意識が戻るまでまだかかりそうなんですが、それでもいいですか?
SubM:それともクラスメートと後で見舞いに行こうぜー、とかでもいいし。
聖:ぬん、そうなのか。再び記憶処理する前に何か話せたらとは思ったが、無理そうですにゃ。(何)
聖:じゃあお見舞いコースで
GM:ん。病室のシーンでいいんかな。
聖:あ、はい。そうですね、すみません。
GM:ほいほい。では。





Ending

Ending1
「ひととき」
ScenePlayer:比奈 みのり
Place:月野総合病院/石丸の病室

GM:熾烈な戦いから数日。
GM:暫くは病院内も修繕や何やらで慌ただしかったようだが、
GM:UGNの処理班の力添えもあってか、もう既に通常の業務は滞りなく行われているらしい。
GM:君は少しホッとしながら、日課である見舞いにやってきていた。
みのり:「平和なのはいいことだね…」
圓子:「そう何度も病院が壊れてたら、怪我人が溢れるからな。」多少のとばっちりがあったのか、むすっとしつつ答える。
みのり:「そうだね、病院は駄目だよ…うん」
圓子:「…まあ、そっちも大変だったみたいだな……。お疲れ。」ぶっきらぼうに、気遣う言葉をかける。
みのり:「ううん、圓子さんの剣おかげで助かった。ありがとう」  ぺこり、と頭を下げる。
みのり:自分の唇に、触れて。
みのり:「……ねえ、圓子さんは、この世界とは違う場所に行ってみたいって、思ったことある?」
圓子:「い、いきなり夜中に『武器を貸してくれ』とか言うからよ…。あの後寝付けなくなったんだからな。」
圓子:「違う世界?」怪訝そうに。
みのり:「ここじゃない場所に行かないか、って……そう言ったひとがいたんだ。そこには、ちゃんとした幸せがあるんだ、って」
圓子:「私は一遍、“ここじゃない場所”に行ったけど、」
みのり:「……」
圓子:「別に幸せなんか無かったな。」
みのり:「……“ここ”に戻ってきた、今は?」
圓子:「昔も、幸せなんか無いと思ってた。今も、こんなトコに閉じこめられて、すげー不便してるし。」窓の外を眺めたまま。
圓子:「でも、まあ」
圓子:「ちょっとくらい不便がねーと、嬉しいことも無い、っていうか…。」んー。
みのり:くす、と微笑みをこぼす
圓子:「よく分かんねーけど、“ここじゃない場所”なんか行かなくても私はいいや。ってことかな。」
みのり:「そうだね……」
みのり:微笑を浮かべ、その言葉に頷く。
みのり:「“ここ”にいないと、私も差し入れとか持ってこれないしね」
みのり:言って、鞄の中からがさごそと見舞いの品を取り出す。
圓子:「ま、そういうこったな。」に、と笑い返す。
みのり:「はい、まずはいつもの血のお薬と……」   大型の赤いカプセルの入った小瓶を差し出し。
みのり:「今日は手料理を作ってきました〜」  お弁当箱を示し出した。
圓子:「お?なんだよ、手ぇ混んでるじゃねーか」わくわくと弁当箱を受け取り、オープン。薬はスルーしつつ(何
みのり:「タイトルは、『レバー丼ごはん抜き』!!」
みのり:ジャーン、とレバーしか入っていない弁当箱(上段)を見せる
GM:まるこ の 動きが止まった! (何
みのり:「……冗談冗談。ほら、下段にご飯入ってるから」
圓子:「い、嫌がらせか!嫌がらせなのか!?」ぎゃー!と逃げ出そうとする
みのり:「……ごめんなさい、圓子さん」    逃げ出そうとする圓子に、《封印の呪》(何)
みのり:圓子の体内にあるみのりの血が、反逆。動きを封じる(何)
圓子:「みのり、てめぇ!」ぐぎぎ、と足が止まる(何
みのり:「お医者さんにね、偏食を直したいって相談されたから…本当にごめんなさい」(目を逸らし)
みのり:言いつつ、箸でレバーをはさみ、圓子に近づける。
圓子:「お前は私の味方だと思ってたのに!」ヒィィィィィ、と、病院にこだまする叫び声。
みのり:守り抜いた、自分の世界との結びつきの声を聞きながら、小さくはっきり微笑んだ。

Ending2
「沈黙」
ScenePlayer:連城 聖
Place:月野総合病院/山根の病室

GM:あれから少しして。
GM:君は君自身のダメージを癒し、諸々の手続きを済ませ、漸く一息ついて山根の見舞いにやってくることができた。
聖:「無茶にも程があったな」(何)
聖:額に手を当てて、ふー。(何)
GM:辛くも勝利したあの廊下も、いつの間にか元に戻っているようだった。
GM:そして、ベッドの上で静かに寝息を立てている友人の姿が、何よりの成果だ。
聖:「散々今まで頭の中記憶操作で弄り回したからな」でこぴん。
聖:「──敵の誘導で解除される、よりは、少しずつでもこっちで解除していった方がいいとは思うが──、まぁ私がどうこう言える所じゃないな」
聖:「重症がある程度回復したら再操作か……」
GM:この件が終わったら、また記憶は隠されてしまうだろう。
聖:「いたちごっこだな。優が優である以上、キリがない」額に手を当てて、ふー。二回目。(何)
GM:彼の性格を考えれば仕方のないことではある。(何
聖:「………………それにしても、」疲れた、と漏らして。どさと椅子に乱暴に座り込む。
聖:脅威モカでも飲ませて無理矢理覚醒させてやろうかなコイツとか思いつつ
聖:目を閉じて、額をそのまま揉み解して、ふうと重い息ヒトツ。
聖:瞼の裏にも焼きついている、あの時のひどく穏やかな誘い手。あの時の少女の泣き顔。
聖:「………………」目を開けて、光を取り入れる。いかん、あんまり面白いことが思い浮かばない。ちらりと山根を見て。
GM:幾分顔色の良くなった山根の顔は、今にも「俺が死ぬとかありえんしー」等と言い出しそうでもある。
聖:「お前はいーよな……よし、やっぱ脅威モカしかないな」(何)
聖:すっくと立ち上がった。
聖:「とりあえず10倍薄めた所から初めてみるか。楽しい事をしてみよう!」一人wktkしつつ
聖:あの時の二人の表情を振り切るように頭を振って。
聖:非日常から目を逸らすように、日常への扉を開いた。無理矢理。
聖:──きい、ぱたん。

Master Scene 3
「進む秒針」
ScenePlayer:none


カチ、コチ…

規則正しく、時を刻む秒針の音が部屋を満たす。
寄り添うように、医療機器の刻む心拍、部屋の主の寝息が聞こえた。

と、
病室に現れた気配が、靴音を立ててそれらを乱す。

「……。」
静かにベッドに歩み寄ると、寝息を立てる少年の顔をじっと見つめる。

そうして、鋭い風の音と、水面が閃いたと思うと


…赤い華が、吹き咲いた。




時計の針は、後には戻らない。






Ending3
「気配」
ScenePlayer:斯來 誠一
Place:UGN黒巣支部

GM:数日後。
GM:同僚と共に事後処理に終われた後、漸く事態は収拾を見て
GM:少し遅れた報告をしに、支部長室にやってきていた。
斯來:「(報告書を提出しつつ説明し)以上です・・・・申し訳ありません、結果として"連れ去る者"の確保には失敗しました・・・・」
美鈴:「いえ。被害者が増えなかっただけでも暁光です。お疲れ様でした。」
斯來:「はい(頭を下げ)・・・ところで・・・例の少年(山根)ですが・・・」
美鈴:「迅速な対応、感謝しますよ。」
美鈴:「はい。」
斯來:「・・・・・処置はいつもの様に?」
美鈴:「……そう、ですね。そうなると思います。心苦しいですが、こればっかりは仕方ないですね…」
斯來:「そうですね・・・・しかし、必要な事です・・・仮初とは言え、日常を生きる事ができる者は日常で生きるべきでしょうから・・・」
美鈴:「今私たちにできることは、これが精一杯。それが現実です。」やりきれませんね…と。幾分翳った表情で。
GM:と、
GM:そこで、デスクの電話が鳴る。
斯來:「(無言でどうぞ、と)」<電話
美鈴:「…すみません。……もしもし?」電話を取り。
美鈴:「ええ。ええ………。…!……分かりました。はい。こちらでも対応を…。」
GM:険しい表情でやりとりを済ませると、電話を切る。
斯來:「・・・・・どうされました?何かまた起こりましたか?」怪訝な表情で
美鈴:「…斯來さん。チルドレン担当教官の貴方に、先ず最初にお知らせします。」
斯來:「はい・・・」
美鈴:「…先日の件で関わったチルドレン一名が、昨日から行方をくらましたそうです。」
斯來:「(ぴくっと眉を潜め)・・・・篠崎が・・・ですか?」
美鈴:「ええ…。…今、手透きの者で捜索をしているそうですが…。」
GM:沈痛な面持ち。
斯來:「そうですか・・・・」表情は変わらないが、声に抑揚が無くなる
美鈴:「……それからもう一つ。」深いため息と共に。こちらもあまり良くないニュースらしい。
美鈴:「…また、“連れ去る者”が郊外で発見されたようです。」
斯來:「・・・・・・・奴が?」
美鈴:「ええ。……ですが、不可解なのは、彼が…………。」

Master Scene 4
「流れ着く先」
ScenePlayer:none

――
静かな夜だった。

何処とも知れない闇の底に、佇むのは長身の青年。
「……精算は、終わったのか?」

呟きを投げかける先に現れる気配。小柄な少年の姿。
「…ええ。」

「これで、僕もはっきりと決心が付きました。」
淡々と答える少年の顔からは、感情が読めない。
「……そうか。」
どこか満足そうに眼を細めると、青年は少年に背を向ける。
「では、往こうか…。」
静かに促して歩き出す。しかし、少年はその場から動かず。
「ええ。…色々と、お世話になりました。先生。」
「……おかしな物言いだな…?」
怪訝な声色で、青年は足を止める。予感と共に。
「いいえ?分かっているんでしょう、先生。」クス。と笑い声。
直後、鋭く空気を切る音がして、青年の身体が引き裂かれる。

「……っ…。」音もなく、その場に倒れ込む。
「………また、避けないんですね。」抑揚のない声。
「……っは。…結局、お前は最初から、こうするつもりで居たということか…。」
「だが、それでも構いはしない……これが、“三度目”……だ……」
おぼつかない手で、懐から一枚の紙切れを――“札”を取り出す。
「…屍たる私の血潮が、アケロンに赤き道筋を記す……」
札とそれを持つ手を深紅に染めつつ、少年に差し出す。
「……。では、僕が辿りましょう。……冥府の河の、流れ着く果てまで。」
少年は 恭しく膝をつき、札を受け取る。
「――往くが良い………」
そして、“死神”は土くれへと還った。

それを見届けた少年は、静かに立ち上がると、土くれと化した“それ”を見下ろし。
「僕は死人に用はないんですよ、先生。」ぽつり。平坦な呟きを漏らす。
そうして、未練もなく踵を返すとその場を立ち去った。

「…新しい世界のために、先ずは一つ……。」

冷たい月だけが、それを見ていた。





Ending4
「否定」
ScenePlayer:津嶋 皓
Place:市内、通学路

GM:事件が終わって。
GM:幾らか時間が過ぎた。
GM:一見、元の日常が戻ってきたように見えていたが、気になることが起きた。
GM:数日前から、圭介が学校に来ていないのだ。
GM:それに、あの山根という一年生も、復帰したという話を聞かない。
GM:漠然とした不安だけを抱えて、居残りさせられている蒼太を校門の所で待っている時だった。
皓:ふぅ。と軽いため息とともに空を見上げ。終わったはずなのに戻らないずれに、いささか疲労気味な気分で。
GM:ふと、いつも通る通学路の先に、数日間目にしなかった同級生の姿が見えたような気がした。
皓:「……あれ」ぽつ。漏らし。
皓:「圭介?」はっきりと呼びかける。
GM:気のせいではない。“彼”はまっすぐに君を見て…笑った。
皓:寄りかかっていた校門から身を離し、近づきつつ。
GM:そしてすぐに傍の脇道へ姿を消した。
皓:「圭介。どうしたの? あらからずっと学校に来なくて……」
皓:って、あ……
皓:小走りに、消えた姿を求め、脇道に。
GM:脇道に入っても、姿は見えない。
GM:…と。
皓:「圭介……?」漏らす声は口中で。
圭介:「…津嶋君。」後ろから声がかかる。
皓:「────っ」びく。と、思わぬところからの声に驚き。
皓:「な……脅かさないでよ。圭介」苦笑交じりに振りかえる。
圭介:「ごめん……久しぶり。かな。」いつもの、控えめな笑み。
皓:「そうだね。どうしたの? あれから」
皓:「全然学校にも来ないから……正直心配してた。山根君もさ」
圭介:「…うん。…ちょっと、やることが出来たんだ。」
皓:「やること?」鸚鵡返し。
GM:そう言って微笑む彼の表情に、君は違和感を感じた。
圭介:「そう。」
皓:「また……『仕事』とか……?」
皓:違和感の正体がつかめず、小さな質問。
GM:彼は、こんなに冷たい目で笑っていただろうか…?
圭介:「そうだよ。…とっても大きな仕事。」
皓:「────圭介?」
皓:「何があったの……? そうだよ。僕は聞いてないよ。君の話、まだ」
圭介:「…そうだね。……じゃあ、僕の話をしようか。」
皓:一歩。近づき。目線は逸らさずに。
圭介:「ずっと、嘘ばかりついてきた。今までずっと。」
GM:笑みが消える。
皓:「…………」無言のまま。変わった表情を見据え。
圭介:「一枚の壁越しに、日常に触れてきた。絶対に越えられない壁の向こうから。」
圭介:「同時に、僕自身も嘘をつかれていた。」
皓:「……誰に?」
圭介:「僕を“保護した”人たちに。」
圭介:「…でも、もうたくさんなんだ。嘘をついて、否定されることを恐れて。そうやって生きていくのは。」
皓:「……それが、解って。でも……ねぇ?」小さく。届くぎりぎりの声で。
圭介:「だからね。僕は僕の望む世界を作りに行くよ。それが、僕の新しい“仕事”。」
皓:「……嘘だらけの世界でも、“本当”が無かった訳じゃないだろ、圭介、君の?」
GM:微笑む。純粋すぎるほどの微笑み。
皓:「そんな世界を作って……どうするの?」
圭介:「…僕の“本当”は、ずっと昔に奪われてしまったんだよ。ずっと昔に否定されてしまったんだ。」
圭介:「…だから、僕の世界に邪魔なものは消すことにした。」
皓:「その世界が……本当に……君の望む“本当”だけがある訳じゃないだろう、圭介!」
圭介:「僕を…僕の世界を否定した全て。僕から奪っていった全てを、僕は許さない。」不意に、声が低くなる。
圭介:「…だからね。“同じ”にしようと思ったんだ。」薄い笑みと共に声も戻り。
皓:「そんなの……誰だって多かれ少なかれあることだよ……?」じ。と顔を上げて見つめる。
圭介:「考えてもみてよ。みんな同じなら、隠すことも、嘘をつくことも、傷つくこともないだろう?」
皓:「同じって、何だよ……」
圭介:「…君は、僕と“同じ”だから。」
圭介:「だから、誘いに来たんだ。」
皓:「僕も君も、その他の人も、同じなんて……」一瞬、耳を疑った。その言葉。
皓:「……同じって、何が……!?」再度問う言葉。
圭介:「だってそうだろう?……君も、嘘をついてきた。奪われた。否定された。」子供のように無邪気に笑って。
圭介:「…違うの?」
GM:首をかしげる
皓:「………………ああ」言葉に頷く。過去に受けたその事実。そして行ってきたこと。
圭介:「じゃあ一緒においでよ。それとも、このまま報われない嘘をついて、傷ついていくの?」
皓:「それでも……同じだけ、与えてきた、肯定もしてきただろう? 君も、僕と同じだって言うならさ!?」
圭介:「…僕達ばかりが傷つく世界なんて、僕はごめんだ。」
圭介:「守ろうとして、失って、拒絶される。僕らはそんな運命から逃れられない。…だから、世界を変える。」
皓:「僕は、この世界の在り方を……感謝こそしない。でも、肯定する。って、君に言っただろ?」
圭介:「僕は肯定しない」目を眇め。
圭介:「僕を拒否した全てを、僕は否定する。」
圭介:「…僕の世界を否定するなら、容赦はしない。…例え君でも。」
皓:「……何で」平行線の言葉に、何度問いかけたか解らずに。
圭介:「…君なら、僕を助けてくれるかなと思ったけど、駄目みたいだね。」
皓:「──助けるというなら」
皓:「君の目を覚ますことが、その手段だ。圭介」
圭介:「……じゃあ、追ってくる?僕は止まらないよ。時計の針は後には進まない。」にぃ、と口元を歪め。
皓:「──流れた時間が元に戻せないなら」
皓:「僕は、その先を飛び越え、流れを修正するだけだ。圭介」笑顔なく。友人を見て。
圭介:「水の流れは流動的だ。変わっていく全てをとどめる術なんて、ない。……さよなら。津嶋君。」そう言って、背を向ける。
皓:「止まらないなら方向を変える。君が間違った流れに乗るなら、何度だって修正する。……圭介!」
皓:その背に叫び。
GM:そのまま、空気に溶けるようにして姿が消え始める。
圭介:「一つだけ教えておいてあげるよ。」消えゆく幻影のまま、君を見て。
圭介:「僕のCNは“水時計”。水の刃を使うのが得意なんだ。…まあ、もうその名前で呼ばれることもないけどね。」
圭介:「山根君が怪我をした時のこと、よく思い出してみて。」じゃあ、またね。と言って、その姿は完全にかき消えた。
皓:「──……圭介」掻き消えた姿に、唖然と呟き。
皓:「何で……いや、それでも……」消えたその場所を、じっと見つめ。
皓:「……僕は……君自身がここに在る事は否定しない。──だから」続いた言葉は、音声にならない。