Opening Phase

◆◇Opening Phase-01「出会い」
◆◇cene Player:“番剣”兵衛 夏樹
◆◇場所:路地/登場:不可


GM:登場どうぞ。
夏樹:#1d10+33
夏樹/Dice:1d10+33=1(1)+33= 34

GM:夏休みも最終週。夕暮れの風が少しだけ涼しい。
夏樹:「……毎年思うけど、あっちゅー間だなー。まあ、今年はちょっとだけ長い風味だけど」
GM:外出の用事も済み、家路へと向かう道すがら。
GM:蝉の鳴き声に秋虫の囀りが混ざる。
夏樹:ナカミがぎっしり紙なんで、ずっしりと肩掛け鞄。貴重な高校三年間の一日を有意義に過ごせたのだ――
夏樹:とか、やってたことを考えると親御やPTAから苦情が来そうな感想を頭の中で転がしつつ。
GM:その喧噪が――不意に消えた。
夏樹:「…………あれ?」
GM:現実から浮遊するような感覚。向こう側から一人の少女が駆けてくる。
夏樹:ずくん、と右腕の内側に焼けるような感覚。
夏樹:「ちょ、え、これってまさか――本気で?」
GM:かつては白っぽい服だったのかもしれないが、泥や別のモノがこびり付いて薄汚れた格好。
夏樹:「そーいう……シチュエーションだよね」
夏樹:無理矢理頷いて、
GM:息を弾ませ、時々後ろを振り返り、近づいてくる――10m手前。
夏樹:「ちょっと、あなた! どうしたの!?」
少女:『!?』
GM:見られている自分を予想していなかったのだろうか? 声を掛けられた事に驚いて
夏樹:ハラを括る。……少しだけ迷って、手近な自販機の上に鞄を放り上げて、少女へ駆け寄る。
GM:アスファルトにできたわずかな段差に躓いて、転ぶ。
夏樹:「あっ、と!」
夏樹:慌てて支えに――入れます?
GM:少女は、駆け寄ったキミの腕の中にすっぱりと収まった。
少女:「………」
夏樹:「と、と……だ、……大丈夫?」
夏樹:ちっさいなー、とか思いつつ、腕んなか見下ろして。
GM:怯えと安堵が混じったような、大きな瞳が夏樹を見上げる。
少女:「……ぁ……う……」
夏樹:「ああ、ええと、」こういうときは、
GM:何かを喋ろうとしているのだが、上手くいかない。
夏樹:「よく判らないけどたぶん大丈夫だから、落ち着いて……じゃない、いまこうしてて大丈夫?」
夏樹:「何か追いかけてきてたり、しない?」
GM:その問い掛けには、別の声が返してくる。
??:「そいつを寄越せ」
GM:見れば、少女の後方から黒服の一団。
夏樹:「……どちらさま? こんな小さなコ、寄って集って追い回してるのは」
夏樹:流れ的に女の子を抱えたまま、じり、と後ろに下がる。
黒服:「その娘は我々の所有物だ。大人しく返却して頂こうか」
GM:一人が前に出て、懐に手を入れる。
夏樹:「実は警察でした、とか、MIBでした、とか、公的秘密何がし機関の人間でした――っていうオチはなさそうね」
夏樹:「あのー、ごめんなさい? ちょっと話し合」
夏樹:途中まで口にしたところで踵を返して走り出す。少女は、最近無駄に強くなった筋力で抱え上げつつ。(何)
少女:「…………」追いかけてきた集団と夏樹を交互に見、身を縮めて夏樹の服をきゅっ…と握りしめる。
黒服:「逃げたぞ、追え!」フェイントに引っかかって、慌てて懐から銃を抜き発砲!
夏樹:「った、あぶ、あぶなっ!」
夏樹:ちゅいん、とか耳元を至近弾。
GM:チュイン! チュイン!
GM:空気を裂いて、足元のアスファルトを砕く。
夏樹:「一応ここは法治国家でしょうが、あーたら何考えてんのよっ!」悲鳴。走る走る走る走る! とにかく遮蔽が稼げる方向へ!
GM:遮蔽物を利用して、勝手知ったる路地を逃げる。
少女:「………ぁ…」小さな声。
夏樹:「……っと、やば、どっか怪我とかしてた?」
GM:唇を動かそうとするも、もどかしく。困ったように眉をひそめ。
夏樹:適当な物陰に蹲り。気配は……少しは距離が稼げたか。
夏樹:「……喋れる? 無理? じゃないや、その前に、言葉判る?」
夏樹:「えーと、判るんだったら、二回叩いて」手の甲差し出して。
GM:口を閉じて、夏樹を見る。
GM:夏樹の頭の中に“声”が響く。
GM:明確な言語では無いように感じたが『ありがとう……?』と言っているように感じた。
GM:夏樹の手の甲を、小さく控えめに二回叩く。
夏樹:「…………ほ」ぽかん。
GM:ふと。もう一度少女を眺めてみると、10歳前後の平均的な日本人といった顔立ちではあるものの、全体的に色素が薄い。
夏樹:「本当にこういうのってあるんだ……うん、オーケィ、了解。気にしないで。私はええと、」立場的には、
夏樹:「通りすがりの善意の第三者……じゃなくて、この場合は謎のヒーロー?」
少女:『?』
夏樹:シチュエーション的に出来すぎだよなー。とか考えつつ。<色素が薄い
GM:わからない、といった風に首を傾げた。
夏樹:「ヒーロー、わからない? 自分で言ってて胡散臭いと思うけど、ええと、暫定あなたの味方、だから。うん」
夏樹:目を合わせて。こういうときはそっちのがいいものだと昔聞いたような気がする。
少女:『ミカタ…』
夏樹:「そう。味方」
夏樹:頷く。
GM:言葉の内容よりも、自分と目を合わせてくる夏樹の表情に安堵した様子で、小さく頷く。
夏樹:「判ってくれて感謝。さって、と……」
GM:ふと。
GM:彼女の胸元の、服で隠れるか隠れないかの辺りに、奇妙なモノが付着している事にも気づく。
夏樹:くしゃ、と、少女の頭を掻き回して。……ソレに気がつく。
夏樹:「……ッ!?」どくん、と、右腕の中に、もう一度焼け付くような感覚。
GM:肌にそぐわない、無機質なグリーンの輝き。
GM:それをもっと良く見ようとした時、鈍く輝きを放って激しく心身を揺さぶられる。
GM:輝きの鳴動と共にジリジリと灼けるように。
夏樹:「って、ここはそういうシーンじゃないでしょうが、落ち着けこのっ……」
GM:慌てて少女が胸を押さえた。
GM:焼け付く感覚も消える。
少女:「…………」
夏樹:「……ご、めんごめん、ちょっと驚かせちゃった? 実は、でもないか、私も似たような身の上っぽいんだ」
夏樹:深呼吸ひとつ。息を整えて。
GM:夏樹の異変を心配するように見上げて、視線を――後方に。
夏樹:「とにかく……もう少し離れましょ。あいつらだって、この街中だもんね。無制限にいろいろ活動してるわけにも行かないだろうし」
夏樹:「……って、ヤバッ!」
GM:遠くからアノ声が聞こえてくる。此処は危険、離れよう。
夏樹:「大丈夫? 歩ける? 無理そうならもっかい抱えてくけど――」とか少女に言いつつ、こそっと立ち上がる。
GM:ふるふると首を振って、傷跡の残る素足で立ち上がる。
夏樹:「おけ。じゃあ……動き回りやすい地域ってどのへんかなあ……」
夏樹:……頼むから神様、イベントチャートで当たりを引く前に逃げ切れますように。
夏樹:ちっさな子相手に、ここまで微妙にカッコつけてて、悲惨な結果で終わったら、笑い事にもなりゃしないのだ。
GM:夏樹の手を取り、弱く握る。
夏樹:「……ん、大丈夫だから。ね」
夏樹:握りつぶすような錯覚を覚えて、やけに注意しつつ握り返す。手を引いて、走り出す。
GM:その手から、少女の不安が夏樹の心に忍び込んでくるような気がしたが――
GM:彼女は「ミカタ」に微笑んで見せた。
GM:シーンエンド。

◆◇Opening Phase-02「再会」
◆◇Scene Player:“灰白の盟友”八戸 湖月
◆◇場所:UGN久路洲支部/登場:不可


GM:登場どうぞ。
湖月:#1d10+29
湖月/Dice:1d10+29=6(6)+29= 35

GM:普段は一般人のような生活を送っているものの、月に何度かは来なくてはいけない処。
GM:UGN久路洲支部。
GM:今日の用事は月に何度かある個別ミーティング。そんな退屈な時間もつい先程終了し、解散となった。
GM:玄関へと向かう途中、支部長室から苛立たしげに出てきた人物と目があった。
湖月:「ふわ……さーて、終わった終わった…これからどーしよ。」BABELでだべっているか、それともケンタへ向かうか……
稚日野:「――八戸、湖月…?」
湖月:「……稚日野さん?」
稚日野:「久し振りだな、元気なようで。それに体も随分と大きくなったな」
稚日野:「食欲は相変わらずか?」笑う……昔とは違う様相で。
湖月:「久しぶりだねー……うん、成長期ってやつだしねーぼちぼち。」うっわー懐っ。とか言いつつ。まぁ、こっちは身体が大きくなってもそう変わっていないのだろうw
GM:夏だというのにハイネックで首を覆い、さらにその上から長衣を纏って、指先までも手袋ですっぽりと覆っている。
GM:どちらかといえば後方支援や教育係が似合っていた、穏やかなエージェントだった稚日野だが、久し振りに出会った彼は前線に出ているような精悍な雰囲気を身に纏わせている。

湖月:「稚日野さん、今ブラックハウンドっていってたよねー?わー、ずいぶん変わった気がする。」ひえー、とか彼の腕を取って。
GM:稚日野は冷静に修正する。「ストライクハウンド…だ。所属してもう4年になる」
GM:硬くて冷たい無機質の感覚が、服の上から取る湖月の手のひらに伝わってくる。
稚日野:「下手に触るな。火を噴くぞ」やんわりと手をふりほどく。
湖月:「あー、ごめんなんか混ざった。忘れて忘れて。」…少し、ぎゅっと握ってみたり。人の肉じゃない感じ?
湖月:あ、言われたらすぐ手を離しますが。

GM:4年前。
GM:湖月がトレーニング等を行っていた支部の研究棟で、賢者の石の暴発事故があった。
湖月:ふむ。
GM:たまたま近くに居合わせてしまった湖月、しかも激しいトレーニング直後で《リザレクト》がもう使えないタイミングであったこと。
GM:養成所などで何度か顔を合わせていた彼が湖月を庇い、重傷を負った。
GM:風の噂では、復帰後にストライクハウンドに所属したという話だったが――。
GM:何故、久路洲市に居るのだろう? そんな疑問が湧き上がる。
稚日野:「――そう。もう4年だ。見ての通り、俺も随分と変わった」
湖月:「……身体、どのくらい置き換えたの?」自分も関わってるコトだし…ちょっと、気になった。
稚日野:「70%程度、といった所だ」
湖月:「……そっか。」少し、その頃を懐かしみつつ。
稚日野:「…お前が気にする必要は無い。他のチルドレンであっても同じ事をしていただろうさ」何でもない事のように軽く笑う。
稚日野:「この体は、あくまでも“結果”だ。不自由はしていない…むしろ感謝するくらいだ」
稚日野:「“忌まわしき力”を葬り去るための“力”だ。…湖月、スケジュールは空いているか?」
湖月:「わかった、そうするよ……うん、任務も入ってないし当分は待機。」
稚日野:「それは好都合。不慣れな久路洲市で、案内が欲しかったところだ」
湖月:「案内?――…そういえば、何で久路州市に?」言われてから、ふと気づいて。
湖月:首傾げてみせる。
稚日野:「“狩り”をするんだ」
稚日野:「手伝ってくれないか、湖月?」
湖月:「……わかった。他ならぬ稚日野さんの頼みだしね。」にこ、と笑いつつ頷いて。
稚日野:「…頼もしくなったな」無骨な手で、湖月の肩を叩いた。
GM:シーンエンド。

◆◇Opening Phase-03「依頼」
◆◇Scene Player:“常世の子鬼”常夜 椿
◆◇場所:自宅/登場:不可


GM:登場どうぞ。
椿:#1d10+32  (ノ ゜Д゜)ノ ==== □
椿/Dice:1d10+32=4(4)+32= 36

GM:じりりりりりりりりりりーん。
GM:家の隣の大木にびっしりと張りつきがなりたてる蝉の音が煩わしい。
GM:その音に混じって、自宅の黒電話がけたたましく鳴り響いた。
GM:じりりりりりりりりりりーん。
椿:「で、親父は出る気が・・・(横目で見て)・・・なさそうだな。」電話を取る
父親:「ハンケチ王子かよ。俺だって若い頃は手ぬぐいプリンスと呼ばれたもんだぜ」TVを見ながら横になり、尻を掻いている父親。
椿:「はい、常夜です。」
椿:<だれてる親父無視して
霧谷:「こんにちは、霧谷です。ご無沙汰しております」
GM:涼やかな丁寧語が耳に入ってくる。
霧谷:「仕事の依頼をしたいのですが……月夜さんは…ご在宅でしょうか?」
椿:「・・・父ですか。少々まってもらえるか?」
椿:と、言いつつだれ人間を見る
父親:「あー、俺居ないから。この後出勤」背後の椿にふらふらと手を振る。
GM:恐らくは、パチンコか雀荘か。
霧谷:「……ええと」電話口の向こうで、小さな咳払い。
椿:「はぁ・・・また雀荘か馬か二輪か小型ボートか賭博場かこの野郎!」電話に出てること忘れて争い約10分
GM:――10分後。
椿:「はぁ・・・はぁ・・・。も、申し訳ない。どうやら父は忙しいらしく無理なようです。」
霧谷:「では、こちらの依頼はキャンセルという事にしまして……椿さんにも別件の依頼をお願いしたいのですが、宜しいでしょうか?」
椿:「む。俺のほうにもあったのか。・・・で、内容は?」
GM:予想していた事なのだろうか、さしたる動揺も無く10分間の抗争を流して。
霧谷:「久路洲市内に潜入したと思しきFHの実験体の確保です。確保が困難であれば…処分もやむなしでしょうが」
椿:「・・・そういう事はエージェント当りにやらせた方がいいのではないか?」半眼になりつつ
GM:「この件については、久路洲支部の立場は「静観」。故にイリーガルである貴方にお願いしたい…と」
霧谷:「実験体の確保に向かっている組織に、多少の問題点がありまして」
椿:「静観。ね。つまりいつもと同じような内容か。・・・って、その組織ともやり合えというのか?」やれやれと言った口調で
霧谷:「一つは、FH。そしてもう一つは……UGNの一部隊」
霧谷:「問題なのは、その実験体を追うUGN特殊部隊の存在なのですよ」
GM:霧谷は簡単に説明を行う。
GM:“打ち砕く者”を中心として組織されたチームで、賢者の石適合者の捕獲、ないし処分を最優先とした任務に就いている…と。
椿:「つまり確保どころか処分されることの方が多いってことか。」
霧谷:「以前はそれほどでは無かったのですが、最近の彼の独断行動には少々手を焼いています」溜息。
椿:「まぁ、仕事の内容はそれらの眼をごまかしつつ確保、あんたのところに送ればいいって事か。」
霧谷:「ええ。それに、賢者の石に固執していた“マスターレイス”日下部仁亡き今となっては、彼の部隊はもう不要ではないかという意見が上層部からも出ているのです」
椿:「・・・まさか実験体って賢者の石のレセプターか?」
霧谷:「はい」
GM:すんなりと肯定する霧谷。
椿:「また面倒な・・・が、ここまで聞いて断るのもなんだ。仕事は請ける。詳しい内容については・・・今回はUG使えないってことだから偽名か何かで送ってもらえると助かる」
霧谷:「ええ。必要な情報、人材はその都度手配します」
椿:「あー。それとターゲットについてだけは今聞いたほうがいいか。あとソレの現状も。」
霧谷:「わかりました。すぐ資料をお送りします」
椿:「あいよ。・・・まぁ、それとは関係ないんだがどうしても親父捕まえたかったら賭博関係しらみつぶしに探すと捕まえやすいぞとだけ言っておく。」ここだけモールス信号
GM:モールス信号を受け取り、霧谷は小さく笑って。
霧谷:「それではお願いしますよ」
椿:「了解。出来るだけ早めに終わらせる。では」
椿:・・・そして親父の方をジト眼で見つつ「つー訳で狂から仕事なんでまた学校にいい訳つけといてくれ。それと親父の通帳から勝手に使った俺の金回収しといたからな。」
椿:「って、いねぇ!」
椿:・・・なんて足の速さだあの野郎・・・と思いつつ・・・
椿:「ま、仕事はさっくり終わらせるか。」

GM:返って来たのは蝉の声だけ――常夜家の、いつもの日常。

◆◇Opening Phase-04「待ち合わせ」
◆◇Scene Player:“スコール”沖島 礼文
◆◇場所:喫茶店/登場:不可


礼文:#1d10+30
礼文/Dice:1d10+30=7(7)+30= 37

GM:喫茶店で“仕事”の待ち合わせ。
GM:担当者として組む事の多い“黒鉄の茨”七里千明が、すでにテーブルについてキミを待っている。
礼文:「やっほ。待ったー?」バイト先の廃棄食糧詰めたビニール袋下げつつ。
GM:携帯を繰りながら入ってきたキミを見て。席に着くよう無言で促す。
礼文:へろへろしながら向かいの席に。
GM:ウェイトレス「失礼します」
GM:お冷やとおしぼり。そして予め注文をしてあったと見られるアイスティーが、2つ、卓に運ばれて来た。
礼文:「他ならぬ千明ちゃんのお呼び出しだからね、超急いで来ちゃったし。」ウェイトレスに愛想振りまいてから。
GM:営業スマイルを返して、バックヤードへと引っ込んでいくウェイトレス。
GM:淡々とその様子を見ていた彼女が口を開いた。
千明:「まず、説明から入るわね」
礼文:「相変わらずクールなんだからー。」冗談めいた事を言いつつ、一応話を聞く体勢に。
GM:彼女曰く――つい先日、FHの研究所が壊滅して、そこから実験体が逃亡したという事。
GM:逃亡先は久路洲市。そしてそれを追うUGNの勢力もいる…と。
礼文:「んで、UGNにゲットされるのは拙いワケね。」ずずーとアイスティーを飲み。
千明:「――あなたへの仕事は」アイスティーで唇を潤して、一呼吸。
千明:「研究成果の漏洩、拡散阻止……早い話が“処分”」
礼文:「“処分”ねえ……。」
GM:彼女の携帯が鳴る。メールのようだ。
千明:「ただし…貴方の性癖は考慮済み。最低限、UGNを妨害して攪乱してくれればいいわ」携帯を開き、その内容を見ながら淡々と話す。
礼文:手持ちぶさたにアイスティーを掻き回す。その言葉にひょいと眉を上げて。
千明:「先達て“ディアボロス”の手下が彼女を発見。けど逃げられたらしいわ」
礼文:「…え、何?実験体って女の子なワケ?」何となく、瞳が輝いた気がする。(何
GM:携帯画面を見せる。
千明:「これが久路洲市内を逃亡中のターゲット」
GM:10歳前後の色素がやや薄い少女の顔写真。
礼文:じっと覗き込む。
GM:ボタンを押して画面を切り替え、少し離れた位置からの画像をもう一枚。
礼文:「へー。可愛いじゃーん。」ロリコンの趣味はないけどーと呟きつつ…。
GM:市内の繁華街の裏通りだろうか、少女の手を引いて走る高校生くらいの女性には見覚えがあった。
礼文:「…およ。」
千明:「…知り合い? だったら話が早いわ」
礼文:「まー、知り合いっちゃー知り合いかなあ。」ちなっちゃん、こっち側だったのかと認識して。
礼文:#なつきっちゃん です
GM:画面を切り替え、何やら携帯を操作する彼女。
千明:「あなたの携帯に転送しておくわ。……後でちゃんと消す…なんて言うまでも無いとは思うけど」
礼文:「ハイハイ。じょーほーろーえーは未然に防ぎましょうってね。」見抜かれてるな、と舌を出し。
GM:半分以上残っているアイスティーを置いて、レシートを掴む。
礼文:「俺は撹乱してくればいいんっしょ。軽い軽い。」実験体の処分は既に脳内で却下されているらしい。
GM:千夏「必要な情報はその都度小出しにメールするわ」
千明:「早く行かないとこの仕事と…報酬も無しになるわね。夏に遊びすぎて苦しいんでしょう?」コンビニ袋を見て淡々と呟く。
礼文:「あい、了解っと。……ハハハ、隠し事できないね千明ちゃんには。」乾いた笑いを浮かべ、立ち上がる。
千明:「…どうでもいいわ。仕事さえちゃんとしてくれたら」
礼文:「ホントクールね。じゃあ早速行ってきまーすっと。千明ちゃんからのメール、待ってるからw」ふざけた色目を使って。
千明:「…………」無言。
礼文:袋を担いで、店から出て行った。
GM:シーンエンド。