Middle Phase

◆◇Middle Phase-00「選択肢」
◆◇Scene Player:“蕃剣”兵衛 夏樹
◆◇場所:久路洲市内/登場:不可


夏樹:#1d10+34
夏樹/Dice:1d10+34=4(4)+34= 38

GM:現在進行形で黒服に追われている真っ最中。
GM:ある時はひたすら走り、またある時は物陰で息を殺して身を潜める。
夏樹:「……うー、いい加減しつこいったら。てゆーか、なんでこう誰も気付かないのよ」
夏樹:まさか、本当に政府機関の人間だったりすんのかなー、とか
GM:手を握りしめ、素足でぺたぺたと必死で走る少女。
夏樹:「……大丈夫? あー、靴とは言わないけどサンダルくらい用意して」やっぱ担ぐか。なんか大して重くないし。
GM:走る時に靡く髪の隙間、うなじ辺りにも妙な記号が記されている事に気づく。
GM:バーコードのような模様、「SIN-0」という記号。
夏樹:「(……プリズナーナンバーいくつとか?)」
夏樹:「……大丈夫だから、ね」こういうときに同情するキャラクタって、安っぽいとか言われるんだろうなー……とか思いはするものの。
夏樹:頭をくしゃっとなでる。
GM:呼吸が上がり、喉の奥から激しく呼気が漏れる。
夏樹:「……よし」ハラを括った。
夏樹:ひょい、ともう一回、少女の身体を抱え上げる。
少女:『……?』びっくりしたように身を竦め、そのまま抱き上げられた。
GM:彼女にとっては慣れない事をされたようで、最初は居心地が悪そうにもぞもぞとしていたが
夏樹:「(でも、このまんま逃げ回ってても、割と埒明かないよね……このあたりが封鎖されてるとすると、闇雲に動いたらドツボっぽいし)」
夏樹:「ほら、気にしない気にしない。私は好きでやってるから」笑ってみせる。
夏樹:「ね、……ええと、ああ、そうだ。そういえば、あなた名前、なんて言うの?」あっちゃー、忘れてた。
少女:「………」夏樹の胸に寄り添うように、ぴったりと頭をつけ。
少女:『…なまえ………』困ったように視線を落とす。
夏樹:「……あー、ごめん」
夏樹:番号しかないか。やっぱそういう話なのか。……神さま、私は一体現実の中にいるんでしょうか。
GM:そんなふうにコミュニケーションを図ろうとしていると
黒服:「居たぞ、此処だ!」向こうの角から怒声。
夏樹:「……ぃよし、えーと、あなたの名前は……暫定でゆいって呼んでいい? 名前がないとコミュニケーションしにくくってどうもっ」
夏樹:走り出す。
黒服:「まとめて始末してしまえ。回収は石でも細胞でも構わん!」
夏樹:「とりあえず、こっち侮ってるんだか知らないけど個別行動取るみたいだし、一人でも二人でも殴り倒して……」
少女:『…………ゆい…?』そう、呼び掛けられたのだと認識したようで。
夏樹:「そ、ゆい。あなたの名前。正式にとか当てる字とかは、あとで痛くない程度に考えるってことで」笑って見せて。
少女:『…ゆい』もう一度頷く。
夏樹:倒せるかな。いや、ここまで来て殴り倒せなかったら詐欺です。乱数の神さま、どうぞ祝福を。
夏樹:「……はったおして、何がどうなってるのか聞き出そうと思うけど、ゆいはちょっと無茶しちゃって大丈夫?」
夏樹:ということで、幕末志士に倣って、逃げる→最初に補足した相手を殴り倒すマヌーバを。(笑)
少女:『……………(こく)』言葉はよくわからないけれど、きっと大丈夫なのだろうと。
GM:OK。
GM:所詮はトループ。1分程度で、一人とは言わず、とりあえず目についた数人は「のして」しまいました。
夏樹:「よっし、じゃあ、これからちょっとだけ反撃の時間」気張れ私ッ。ぐっと拳を握り締め。
夏樹:通信機剥ぎ取って、物陰に引っ張り込む。
GM:ずるずると引きずり込まれる黒服。
夏樹:「……さって、きりきり吐いてもらいましょうか。あんたら何でこんないたいけな子追い回してるのよ」
夏樹:びたびたと頬を、黒い刀身の剣ではたきつつ。気分はファンタジー。(何
GM:形勢逆転。黒服は目を覚ます。
黒服:「――何者だ…データに無いぞ、最近覚醒のOVか……?」狼狽しつつ。
夏樹:「……まあたぶんそのOVよ。あと、通りすがりの正義の味方」
GM:通信機を取ろうと服を探るが、はたかれているモノが黒い剣である事に気づいて動きを止める。
夏樹:「悪いけど、通信機ならひっぺがさせてもらったわよ。……とりあえず、命とか惜しければ吐きなさい。あんたら何。なんであの子をおっかけてるの」
夏樹:精一杯キツい顔して睨みつけつつ。
黒服:「………正直に話せば解放してもらえますか?」急に下手に出る黒服。
夏樹:「もちろん」
夏樹:……まあ、後頭部力いっぱいどやして気絶させて縛り倒してからだろうなー、とかは考えているが。(何
黒服:「それなら正直に話します。あと、私が喋ったという事も内緒にしておいてくださいね!」(何)
GM:などと前置きをしてから、黒服が喋り始めた――。


◆◇Middle Phase-01「歳月」
◆◇Scene Player:“灰白の盟友”八戸 湖月
◆◇場所:UGN久路洲市支部/登場:不可


GM:登場どうぞ。
湖月:#1d10+35
湖月/Dice:1d10+35=8(8)+35= 43

GM:時間は少し遡って――。
GM:支部の一室を借りて、稚日野は装備と備品のチェックを行っていた。
GM:よくもまあこれだけの…と感心さえできる量の鋼を前に、磨き追えた部品から次々と装着してゆく。
GM:作業の手を止めず、彼は誰かと通信を行っていた。
稚日野:「――単独で追跡に入る。他の者は久路洲エリア外に一時撤退、指示があるまでは待機」
湖月:「……うわ…全身、これ鋼。」通信の邪魔をしない用にしつつ、装備を眺めながら。
GM:片時も煙草を手放さない程の愛煙家だった稚日野は、煙草の一本も吸わずに黙々と作業をこなしている。
GM:数回の交信の後、彼は通信を終えた。
湖月:「(…………煙草も、やめたんだ……)」以前のような煙草の匂いも、今はなく。
稚日野:「――これも、俺の“体”だ。だが、外を出歩くには目立ちすぎていかんな」
GM:機械の体を隠す長衣を羽織って、稚日野は口を開く。
稚日野:「…?」いつになく大人しい湖月の様子を見つめる。
稚日野:「……俺はそんなに変わったか?」苦笑。
湖月:「……そだね、これは目立つ。………え?」いつになく大人しく様子を眺めていたが…問いかけに首を傾げ。
湖月:「あー……歳月を実感するぐらいには。」苦笑のような、どこか寂しげな笑み。
稚日野:「人は変わる。誰だって…な。それを実感できるくらいにお前も成長したということだ」
稚日野:「――さて」
稚日野:「順序が逆になったが、少しだけ説明をしよう」
稚日野:「狩りのターゲットは、FH研究所を壊滅させて逃亡した“人工”賢者の石の適合者…蟲毒計画の産物」
稚日野:「人工とはいってもそれはあくまでも精製過程の話。中身は賢者の石と全く変わらない…忌まわしいシロモノだ」
GM:吐き捨てるような言葉。
湖月:「………賢者の石。」一瞬、背筋を伸ばした。珍しく、ちょっとした緊張。
稚日野:「先の“マスターレイス”日下部仁が、密かに推し進めていた負の研究遺産さ」
湖月:「……“マスターレイス”以来、表に問題だったことはそれほど聞かないけど……まだ、多いの?」
稚日野:「作成には莫大な手間とコストがかかる。成功例も数えるほどしか無いらしい。それ故、奴が死んでからは研究と製造が小康状態にあった」
湖月:「それでも0ではない、と……でもって…“人工”、かぁ……」
GM:頷いて。
稚日野:「先日、最後の精製施設と見られる研究所が壊滅した…が、生き残りの実験体の存在を確認した限りは動かねばならん」
稚日野:「大半は我が班が“消去”した。今回もそのつもりで来たが、久路洲市では行動が制限される事となった」
GM:あのキツネめ、と悪態をつく。
湖月:「……じゃ、根は絶ったわけか……制限されてるって言うと、何で?」
稚日野:「久路洲支部が抱えている“天然の”レセプターが多いからさ」
稚日野:「他にも理由はある…が、語るほどの事ではない。高度な政治的取引というやつだ」
湖月:「あぁ成る程……」最初の理由で割と納得して、肩を竦めて。
GM:机の上に無造作に置いたるサブマシンガンを長衣の中に収納し、耳に手を当てる。
湖月:「あー、あと最後に一つ。“狩り”っていってたけど…捕まえるための“狩り”?それとも最初から食い千切る目的の“狩り”?」
稚日野:「賢者の石はこの世に存在してはならん。過ぎたる力だ」断言する。
湖月:「…………わかった。」頷く。
GM:彼に内蔵されていた機器への通信のようだ。
稚日野:「――部下から連絡があった。ターゲットの居場所が特定できたようだ、急ぐぞ」
湖月:「………判った。」以前の彼から、ここまで“強い”猟犬へと変貌することが…五年前、想像できただろうか……できるわけない。
湖月:「(………変わってくんだね、皆……)」自分も、多少は変わったのだろうか、とか思いながらも。
湖月:「……んじゃ、気合入れていくっすかぁ。」ぶんぶん、空元気まじりに腕を振りつつ…部屋を出た。

GM:猟犬たちは、狩りの場に放たれた――

◆◇Middle Phase-2A「原罪の娘」
◆◇Scene Player:“蕃剣”兵衛 夏樹
◆◇場所:路地/登場:湖月以外可能・要指示


夏樹:#1d10+38
夏樹/Dice:1d10+38=5(5)+38= 43

GM:黒服からの事情聴取が終わり、再び周囲は死屍累々とも云える惨状へと戻る。
GM:――急所は外してあるので死んではいないだろうが。
夏樹:「……まあ、うん、大丈夫だよね……峰打ちだし」
夏樹:峰と云うか、剣の平で力いっぱいぶん殴ってるのだが、まあ、死んじゃあおるまい。
GM:彼らは“ディアボロス”とかいう人物の手下で、“人工賢者の石”の適合者“ラストワン”の回収任務を受けていたとか、そんな事を話していた。
夏樹:「"賢者の石"……か」なんとなく、ゆいの胸元に視線を落とす。
夏樹:「……赤くないんだなあ」
ゆい:『………?』見られている箇所に視線を落とす。
GM:上がっていた息もだいぶ収まったようだ…が、どうも彼女は倒れている黒服達を見るのがイヤなようで、ずっと物陰に身を潜めていた。
夏樹:「ん、あ、ごめん。ちょっと無神経だったわ。……とにかく行きましょ。うん」
夏樹:「とにかく……ええと、UCATじゃなくて、UGNだっけ。ゆい、知ってる?」
ゆい:『…………』ふるふると頭を振る。どれも聞き覚えの無い単語のようだ。
夏樹:「相手が大集団じゃ、逃げ回っても埒明かないし……せめて、商売敵っぽいそのひとたちが、友好的なことを祈ってみるしかないか……」
夏樹:でも、どうやって接触したもんかなあ……
夏樹:「暴れて騒いで気を引いて、じゃ、ゆいにあからさまに悪影響だろーしなあ……」
夏樹:うーん。
GM:悩んでいると、鋭い声が飛んできた。
???:「抵抗はそこまでだ。大人しくその実験体を渡してもらおうか」
夏樹:「……って、またさっきのっ!? ゆいっ」
夏樹:庇うようにして身構える。右手はまだ空だけど。
ゆい:『!?』夏樹に駆け寄り、庇われる。
GM:再び現れた黒服の集団。
GM:その間を割って現れたのは、白いスーツに眼鏡を掛け、尊大な態度で立ちはだかる人物。
夏樹:「……うわ、なんか、絵に描いたような中ボスが」
???:「野良オーヴァード風情が英雄ごっこか。大人しくソレを渡してもらおうか」
夏樹:「寄って集って小さな女の子追っかけまわしてるところの下級管理職に、そんなこと言われる義理はないわよっ!」
夏樹:……にしても、ちょっとマズいか。さっきの黒服よりは、あからさまに強そうだし……
???:「フン! いつまで逃げても埒が明くまい。小遣いが欲しければやってもいいぞ」下級管理職という部分は聞かなかったことにし、悠然とした態度で。
???:「拾った道具に金を支払ってやるんだ。これ以上ない取引だとは思わんかね?」
夏樹:「……ところであんた日本人よね? 中学出てる?」
???:「プライベートな質問に答えてやる必要性は感じんな!」
GM:当たり前の事を訊くなとばかりに、むっとする。
夏樹:「そ。じゃあ一方的に言うけど、日本のギムキョーイクってね……」
夏樹:「基本的人権を尊重するよーに、耳にタコができるほど言い聞かされるもんなのよ! 道具扱いは論外ッ!」
夏樹:言って、再度、庇うように抱え込みつつゆい抱え上げて後方へダッシュ! せめて庇える場所まで移動しないと。
???:「逃がすな!」
GM:後方からも黒服が姿を現す!
GM:次々と、周囲を取り囲むように姿を現した黒服達。
夏樹:「っちゃあ、ヤバッ……」
椿:んじゃ場面でます
椿:#1d10+36
椿/Dice:1d10+36=8(8)+36= 44
???:「所詮は造られた道具。それを守るために命を落とすか!」高笑いをしながら、ゆっくりと近づく白スーツの男。
椿:「・・・まぁ、そういう生き方も悪くない。」と、すぐ隣で登場
夏樹:「え、ちょ、君あぶな――」
???:「な、誰だ貴様は!?」突然の乱入者に声が上擦る。
椿:「つー訳で仕事の邪魔だ。とっととうせろっていうか俺が消す。」既に構えてあった両手剣を振り回し黒服たちを光とともに吹き飛ばす!
黒服:「うわーーー!!」
GM:あっさりと剣圧で吹き飛ばされる黒服の1エンゲージ!
椿:「で、さっきの続き。もう一度言うか?」ディア・・・もとい男に
???:「ただの道草小学生と思えば“常世の子鬼”か!」
夏樹:「す、すっごいお約束な応酬……あ、でも、なんか知らないけど、今がチャンス?」
椿:「気づくの遅ぇよ・・・"ディアボロス"」 で、いいんだよね?
GM:ざっつらいと。
???:「チッ……こちらは態勢が整っていない。この場は退いてやるぞ!」
椿:「ぜひそうしてくれっていうか二度とくるな。仕事の邪魔だ。」
GM:踵を返すが早いか、大爆発を起こして“ディアボロス”は姿を消す。黒服たちも慌てた様子で我先にと退却する。
夏樹:「うぷっ……な、何年前の特撮よあいつっ……」盛大な砂埃でげほげほ言いつつ。
礼文:#1d10+37 こそこそ。
礼文/Dice:1d10+37=10(10)+37= 47
夏樹:「あー、ええと。ありがとう。君、UGMの人?」やっぱり、ゆいを背後に庇いつつ。>椿
椿:「と、まぁ・・・邪魔者がいなくなったことで俺の用事を済ませたい。」と、夏樹に
椿:「いや、単に仕事でその子の保護を依頼されただけの人間さ。何なら名乗ろうか?」
礼文:「いつからUGNってドMになったんだっけー?」んじゃ物陰からひょっこり。おにぎり食いつつ(何
椿:「それとUGM ではなくてUGN。正式名称はユニバーサルガーディアンネットワークだったか?・・・って、一難さってなんてやらだな」
夏樹:「あ、そっちのほうがありがたいかなって……私は兵衛夏樹、の、この子はゆいで……」
ゆい:『……………』夏樹の後ろに隠れたまま。服の裾を両手で掴み、離れない。
礼文:「やっほー。なつきっちゃんに…ツバキだっけ。」手をひらひらさせつつ。やる気なさげに歩いてくる。
夏樹:「……へ? ……あれ、どこかで見たような……人が……」>礼文
夏樹:「……あー、思い出した! ケンタでしつこくナンパしてきたお兄さん!」
礼文:「ちょ、名前も覚えてくれてないとかヒドス!」(何
椿:「で、貴様もその子の捕獲ないしは処理の指令でも受けたのか?」>礼文
夏樹:「……ええと、あっちの人はどっち?」>椿
礼文:「まあそういう遠慮無いところも可愛いけどね…」立ち直りつつ。
椿:「…FHの人間さ。で、さっきの無能親父もFH。之で大体分かるだろ。」
礼文:「まー、そんな所だけどー…って、ああ。その剣向けるのは勘弁な。さすがに二本は辛いのん。」
夏樹:「……要するにあくの秘密結社の人なんだ。てゆーか本人認めてるし」
礼文:苦笑しつつ、待ってねーと手を前に。
椿:「ふむ、だが貴様は諦めはしないだろう。・・・一応トラブルの芽が育つ前に摘み取るのが俺の流儀でね。すまんが退く理由はない。」やる気のない顔で
礼文:「悪のひみつ組織も一枚岩じゃないってことかな?バイトの延長さ。」肩をすくめる。
礼文:「…ツバキ。お前はなんも分かっちゃないな。」ふっ、と笑い。
夏樹:「……で、おにーさんの用事は何なのよ」
礼文:「俺がいたいけな女の子相手に殺すとか処分とかするわけないじゃん。」しりやーす。(何
椿:「・・・・・・・・別の意味で始末した方が世のため人の為な気がしてきたぞ。今」それでも剣をおろし
礼文:「うん、とりあえずなつきっちゃんが関わっちゃったみたいなんで、心配になって見に来たんだよw」えへ!とかしてみたり。
夏樹:「十割信じられない」きっぱり。
礼文:UGNの撹乱がどうとかはだまっとく。(何
GM:椿の携帯が鳴る。
GM:……持ってるのか?(笑)
礼文:「うそん。俺の愛が信じられないっていうのー!」と背景でおいおいと泣いてみる(電話どうぞ(何
椿:「はい、常世です。」 流石にもっとるわ
GM:ならば良かった(笑)
GM:霧谷ではなく別人のようだ。
GM:確か資料にも任務開始以降は直接の連絡手段を取らないという話だったので、恐らくは代理人だと直感した。
担当者:『担当を引き継ぎました佐藤です。仕事が済みましたら本社には戻らず、南町第三ビルへ直帰して下さい』
担当者:『なお、品物は日光に弱いので取り扱いにはご注意下さい。それでは失礼します』
GM:留守番電話に吹き込んでいるような声が一方的に携帯から聞こえ、そして切れた。
椿:「了解。」少し疑問に思いながら
椿:「まぁ、その子をある場所に連れて行きたいんだが・・・。どうやら俺一人だと連れて行けないらしい。」夏樹に話しかけ
夏樹:「……ボロボロになって逃げ出してきたコを、普通に連れ戻そうとする人に引き渡すのって、普通の神経じゃないと思うんですけど」
夏樹:睨。
GM:周囲の視線を感じて、おどおどと夏樹の影から頭半分だけを出す。
GM:すぐに引っ込めたが。
夏樹:「……だいじょぶ、なんとかするから」くしゃ、と後ろ手に頭を撫でる。>ゆい
椿:「まぁ、疑う気持ちは分かる。だから「俺は一人で連れて行くことも出来るのに御同行を願う」ことにしたわけだが。このまま逃げ回るだけじゃ拙いだろう」
礼文:「とりあえずさあ、俺は別にその子に危害加える気は無いよ?これはマジだから。」頑なだねえ、と肩をすくめる。
ゆい:『………』何度目かの困惑。じっと夏樹を見つめる。
夏樹:「おにーさんじゃなくて、連れてった先のことを心配してるんです……とりあえず、そっち側は、FHでしたっけ、そちらよりマシだと言い切れる?」>椿くん
ゆい:『……………』椿、そして礼文をじっと見つめる。
礼文:「あらら。信用無いなあ。」ちぇー。とポッケに手。
GM:握った手から伝わってくるのは、先程の「恐怖」とは違う、「困惑」と「安心感」。
椿:「さぁ?俺の請けた仕事はその子を保護したい、ってだけだ。それとも少しでも疑いがある限り君と一緒に逃亡することがその子にとって最善の道とでも言うつもりか?」
GM:相変わらず不安でたまらない様子ではあるものの、少しだけゆいの表情が和らぐ。
夏樹:「言わない。ただ、まっさきに出た解決策に飛びつくなら、さっきの下級管理職に投降してたわ」>椿
椿:「では、どうする?彼らは諦めない、依頼主も諦めない、そのままじゃいずれ暴走すらしかねない。その事実を踏まえて、君はどうする?どう決断する?」
夏樹:「……紙とサイコロ頼みなら、事態動かすためにテキトーに暴れこむところなんだけど。現実じゃそうも行かないか」
礼文:(別に俺は逃げ回ってて貰っても構わないんだけどねー。見失わなけりゃ)ポッケから出てくるのは飴玉くらい。
夏樹:「オーケィ、そっちを信じることにしましょ。やましいところがあるようには見えないし」>椿
椿:「おーけー。信じてくれたことには感謝する。」
礼文:「決まったー?じゃあ行こうかw」自然に。ごくナチュラルに。(何
椿:「…何故貴様もついてくる。」
礼文:「なつきっちゃんに事態の説明をするには、ガキんちょだけじゃ不安だからさーあ?」着いていく気満々ですよこの人。(何
椿:「まぁ、撒いたところで無駄だろうな。だがボディチェックだけさせてもらう。」発信機とかそういう類がさごそ
夏樹:「……普通なの、こういうの?」ぼそ<礼文>椿
礼文:「へいへい。」ヤロウにされてもうれしくねーなーとか言いながら。(何

椿:ごっそりと発信の元となるもの全部取り外したり操作したりして「さて、行こうか。・・・それとその子に之でもかぶせてやれ。どうやら太陽光に弱いらしいからな」出したのは麦わら帽子(ぇ
礼文:「俺はFHじゃなくて、女の子の味方だから信用して良いんだよ。なつきっちゃん。」笑いかけて。ともあれ連れだってその場を後に。


◆◇Middle Phase-03「更に逃げろ」
◆◇Scene Player:“灰白の盟友”八戸 湖月
◆◇場所:久路洲市内/登場:指示後、全員


湖月:#1d10+43
湖月/Dice:1d10+43=6(6)+43= 49

GM:人目につきにくい裏通りを、稚日野と二人で歩く。
GM:途中、彼は何度か立ち止まり、片方の耳に手を当てる。
稚日野:「――気になるな」
GM:ぽつりと呟いて、早足になる。
湖月:「………どしたの……?」それに速度をあわせて。
稚日野:「…南町第三ビル。場所は分かるか?」
湖月:「うん。問題ない……そこにいるの?」
GM:後方支援を担当していた頃の、彼の特技。通信の傍受。
稚日野:「勘だが」
GM:直勘に触れるものがあったのだろうか、先程の通信を気に留め、駆け足になる。
湖月:「……了解。急ぐのね。」

GM:そして数分も経たないうちに発見する。ターゲット達を。
稚日野:「いたぞ…!」呟き、走りながら《ワーディング》

GM:他3人、登場願います。
夏樹:#1d10+43
夏樹/Dice:1d10+43=6(6)+43= 49
礼文:#1d10+47
礼文/Dice:1d10+47=10(10)+47= 57
礼文:ぎゅんぎゅん。
椿:#1d10+44
椿/Dice:1d10+44=1(1)+44= 45
GM:突如として、色味の無い静寂の世界に包まれる。
湖月:「…………取り巻き…三人。」人影の数が見えて。
GM:「――止まれ。迎えに来たぞ…“ラストワン”」
GM:夏だというのに灰色のロングコートを身に纏う男が路地脇から現れる。
GM:その隣には、見知った人物――湖月も、彼の傍らに。
礼文:「……っと…?」何だ、UGNも別動が居るのか?と椿を見やる。
椿:「む、どうやらもう一組のお客さんが来たようだな。要らなくなった部隊のお偉方が」
夏樹:「……はい? ええと、ちょっと待って、そっちも内部分裂……じゃない、ええと、回収班と別口ってーと……」
夏樹:「……そっちも結局ヤバいんじゃないっ!」>椿
湖月:「……椿っちゃんに……あれ、ケンタのねーさん?」ひょこり、と顔を出す……腹に手を抉りこみながら。
椿:「UGも一枚岩ではないってことさ。ちなみにこいつらにも渡すなと依頼を受けているんでね」>夏樹、男
礼文:「何処の組織もそんなもんだね。モッテモテー。」ひゅー、と口笛吹いて。
稚日野:「ストライクハウンド特殊追撃部隊第4班班長、“打ち砕く者”稚日野 秀義」
椿:「やる気満々・・・か。」
夏樹:「……それにしてもこの街ってさ、石投げると、ええと、OVに当たるような凄い環境だったりする?」<湖月
稚日野:「御苦労だった、任務の委譲を要求する」
礼文:(…ちゃんと所属から名乗ってやがる。“パラディン”のオッサンみたいな奴だなあコイツ。)何となく観察して。>稚日野
椿:「寝言は寝てから言え。俺はUGの犬ではない。そういうことは組織の人間にでも言うんだな」
湖月:「………さりげなく、そんな感じ。」頷きながら、骨を引っ張りだし。
椿:>稚日野
GM:男は油断無く二人――夏樹と、その影に隠れている少女の動向に目を光らせている。
椿:「・・・すまないが逃亡劇がまだ続きそうだ。流石に子の人数相手にするには骨が折れるんでね。」>夏樹
夏樹:「……りょーかい。ごめんねゆい、もうちょっと大変そう」
稚日野:「組織が機能しないので、俺が出向く事になったのさ」>椿
礼文:「三十六計逃げるに如かずーって?俺もストライクハウンド相手はゴメンだぜ。」じり、と一歩下がりつつ。
湖月:「………まぁ、ぶっちゃけ…危険そうな芽は早めに摘み取る方向で動いてるから…そのへん覚悟して動いてね。」骨の槍を突きつけて。
椿:「はっはっは。そういうのを作戦無視の独断専行っていうんだよ莫迦者。少しは規律を守ってから言う台詞だそれは。」両手剣に手をかけて
夏樹:「……トドメ刺さなきゃ機能してないって言われるような組織って、一体何なのよソレ。日本軍だってもう少しマシな事言うってのっ」
椿:「で、こんな街中で潰し会いをする気か?貴様。」
椿:<やるならやるでかまわないが本格的に組織解体されるぞって含みをいれ
稚日野:「それも久路洲支部との“契約内”に織り込み済みだ。防衛はするが手出しはしない…とな」
礼文:「頑なだね…。……椿。」こそっと、肘で椿をつつく。
GM:それまでずっと夏樹の後ろに隠れていた少女が、そろり…と男の前に姿を晒す。
湖月:「……独断行動は否定しないさ……で、件の適合者ってそこのキミだよね……」少女の方を見やって。
椿:「之も仕事だからな。で、貴様ならどうするこの場合」>礼文
GM:黒服達に対して抱いていたのは「恐怖」の念だけだったが…この時の少女の感情は「困惑>幸福感>恐怖」。
夏樹:「……え、ゆい、それ……もしかして知り合い?」
ゆい:『………わからない…?』自分でもよくわからないようで。
礼文:「コイツ等が実験体回収班なんだろ。俺の仕事、回収しようとしてる奴らをひっかき回せば終わるから…。」それから、ちらと夏樹とゆいを見て。
夏樹:「……どっちにしろ、この場は逃げ切らなきゃ始まらないか。って、え?」
椿:「つまりそういうことだな。」二人を見て
礼文:「面倒見切れるか?お前。」どうよ、と。>椿
湖月:「…………で。稚日野さん。ほんとにこの娘が研究所ぶっ壊して逃亡したの?」ふと聞く。
椿:「最大限のことはする。が、答えて置こう。」>礼文
稚日野:「見た目で判断するな」視線は彼女を凝視したまま。>湖月
礼文:「…じゃー、決まりかな。…俺、お偉方ってゆーの超キライだから。」言って。一歩前に。
GM:ゆいは、何かを言おうと言葉を探し、口を小さく動かす。
湖月:「うん……しっかし、一人で動けるかも見たとこ怪しいんだけど……その辺どーよ?」槍を、少女の方へ向けたまま三人に聞く。
夏樹:「……少なくとも、見たときはへろへろだったけどね」じり、と下がって。
稚日野:「体で戦うだけがOVではない」長衣からサブマシンガンを取りだし。
夏樹:「ゆい。こういうときはね、"ありがとう、あなたのことは忘れない"とかって言うの」礼文の背中に、小さく頭を下げて。
椿:「ま、そりゃあな。その点は同意しておこう」>稚日野
礼文:「アハハ、マジ死んじゃうからヤメテー」笑って。…ええと、演出で獣化してもいいかな。な。(何
稚日野:「……どうやら渡すつもりは無いと見える。UGN所属でも無いのであれば容赦無用か」ロックを外す。
GM:獣化していいですよ(笑)
礼文:『…っへ。子供相手にフルバーストかよ。大人げないぜ、オッサンよぉ!?』では、朱い狼に転じ。
椿:「が、結局最終的に頼りになるのは体一つということも覚えておくといい。・・・それじゃ、頼んだぞ。」
湖月:「……で、あくまで護る方向?今のところ、割と容赦はできないけれど……」困ったなー、って顔で。
稚日野:「対象1、妨害者3。排除にかかる」
椿:「そういう訳で逃げるぞ二人とも。」ちなみに今は真昼?
GM:昼下がりってことにしておこうか。
GM:稚日野のサブマシンガンが、夏樹とゆいのエンゲージに向けて掃射される!
椿:「(が、あの子のお陰で日向には出れない・・・となるとかなり厳しいな。場所の限定もされやすい)」
夏樹:ぐ、……[カバーリング]、いけますか?
湖月:「――……らじゃ。……で、壁1。逃走補助2…どうする?分かれる?」
礼文:『頑張って逃げてよね!…俺だってホントは女の子と一緒に行きたいんだからさ!』爪に纏った炎が、その弾道を背ける。。
夏樹:「っつうっ……!」ゆいを庇って、背中に弾丸浴びる。
稚日野:「湖月は…対象から離れるな!」朱い獣を前に見据え、右腕からブレードを伸ばす。。
夏樹:「おーらい、急ぎましょ……けっこーシャレにならないっていうか何考えてんのよあのおっさんっ……!」>椿、ゆい
椿:「ったく!君は逃げることに専念しろ!」二人の襟首捕まえて周りの壁をぶち壊し逃走します
湖月:「………オーケィっ!」命令を受けて、礼文の脇をすり抜けて走り出す。
礼文:『追っかけたかったら俺をどかしてからにしとけよ!その前に俺が…アンタは不味そうだけど、ばらばらにしてやるぜ。』唸り、稚日野に飛びかかる。
礼文:すり抜けていく湖月には一瞬目をくれる物の。まあ知り合いらしいし大丈夫だろう、と見逃す。
GM:手を取られ、壊された壁をくぐり抜ける、ゆい。
稚日野:「妨害1…解体されるのは獣のほうだ」すらりと伸びたブレードを構え。


『…………ぁ…』名残惜しげに、ゆいは後ろを振り返る。



夏樹には聞こえた。
彼女が発した、つたない単語を。


『…………とー、さん…?』




◆◇Middle Phase-04「この子は?」
◆◇Scene Player:“蕃剣”兵衛 夏樹
◆◇場所:別の路地/登場:“常世の子鬼”常夜 椿,
+指示後、“灰白の盟友”八戸 湖月


夏樹:#1d10+49
夏樹/Dice:1d10+49=7(7)+49= 56
椿:#1d10+45
椿/Dice:1d10+45=7(7)+45= 52

GM:本日何度目かの逃走開始。
GM:礼文は足止めを計ったものの、果たしてどうなっているのか状況は掴めない。
GM:キミ達を追ってくる片割れ――湖月も、じきに追いつくだろう。

GM:さて。
GM:ここは本来情報交換フェーズとして用意していたんですが、二人しか居ないな(笑)
礼文:スマソ。(何
椿:何でだろうね(おまえのせいだ
GM:アノ手コノ手を駆使して、彼女に関する情報を入手して下さい(笑)
夏樹:が、頑張らねば……でも、私、そういうコネって皆無。(笑
GM:湖月は、PL二人の了承を取った上で自由に登場してください。
椿:それじゃ霧谷から渡された資料改めてみてそこから疑問に思ったことをだしてみる
GM:出てきたキーワードは、
GM:【“ラストワン”】【人工賢者の石】【蟲毒計画】【SIN−0】【“打ち砕く者”稚日野 秀義】かな。
椿:全部について調べてみるカ・・・って全部情報ダヨナ
GM:“ラストワン”=SIN−0、と、人工賢者の石=蟲毒計画はまとめられる。
GM:実質3つ。
GM:情報:UGN、FHで判定可能。
椿:あるわけねぇー!
GM:椿は霧谷から資料を貰っているので、コネありと見なして+2DしてもOK(笑)
GM:<情報:UGN
夏樹:「椿くん、資料、いいならこっちに貸して。ほとんど何も知らないまま追い掛け回されるの、絶対よくないし」
夏樹:アクトが終わんないし、という続きの言葉は飲み込む。(何)
椿:「まぁ、ここまできたら無関係って訳には行かないか。だが、之を読無ということがどういうことか、分かるか?」
夏樹:「引き返せなくなるって事でしょ。それとも、このカラダになって大口の組織とやりあって、まだ引き返せたりするの? そっちの業界って」
椿:「・・・ソレもそうだな。すまなかった。」苦笑して資料を渡す
夏樹:……ということで、【人口賢者の石】について《デジャ・ヴュ》と言ってみよう。何かが見える。つながりが見える。(笑)
【人口賢者の石】
・かつて、賢者の石と適合者を人為的に作成する研究が行われ、数%の確率で成功例をみた。
・作成物は賢者の石の劣化版とも云えるが、それでも石同士での吸収を繰り返すうちにオリジナルと変わらない性能を持つことが確認された。
・吸収、融合の時間と手間がかかるため、研究所では素体同士を一個所に集め、生存を掛けた殺し合い…通称「蟲毒」を強要させた。
・そうして生き残った1体が持つ物質は、オリジナルの賢者の石と同等となる。
・ただしこの方法は非常にコストと管理の手間がかかるため、現在では研究と製造が小康状態にある。
・限られた施設、限られた用途で細々と研究が続いているのみであった。

GM:――というようなシナリオのゲームがあったような気がする。<《デジャ・ヴュ》効果
夏樹:えー。(何
夏樹:でも、資料と衝き合わせてみると現実っぽいんだよね……やな予感しか当たらない、か。
夏樹:ゆいをやや強めに抱きしめておこう。うん。……子供なのに、ね。椿くんは幾つだか知らないけど。(笑)
GM:……《デジャ・ヴュ》の効果を違えた気がするが、気にするな(何)
GM:侵蝕値は上げておいてくれ(笑)
夏樹:はいな。58%。
椿:「まぁ、研究者のやることは今も昔も変わらんってことか。」
ゆい:『…………』寂しいのか、物憂げな表情で抱きしめられる
椿:次は"ラストワン"を調べるのか?
夏樹:椿くん、頼んでいいかな。ちょっとさすがに不自然だから。(笑)
椿:んじゃ調べます
椿:#4r10 ラストワンについて
椿/Dice:4r10=8(8(6,5,8,4))= 8
椿:8?
GM:OK
【“ラストワン”】
・蟲毒計画の中で生き残った最後の一人。通称“ラストワン”
・同一の個体の複製体を何体も造られ、同士討ちを最後の一人になるまで…賢者の石が精製されるまで、殺し合いを強いられた実験体。
・元となった細胞の個体名から、「SIN−数字」とナンバリングされ管理されている。
・FHの研究施設への資金投入が先細るにつれ研究施設の耐久力が摩耗し、素体の管理もずさんなものとなっていき、何度か目の「蟲毒」が行われた際、素体の手によってついに研究所が壊滅。
・“ラストワン”はその隙に逃亡を図った模様。
・なお。元となった細胞は、かつてUGN内の施設で起こった賢者の石暴発事件の素体が、さまざまな混乱に紛れてFHに流出したものだとみられている。
GM:以上。
GM:残るは【“打ち砕く者”稚日野 秀義】のみだね。
椿:ふっておくか。一応
椿:#4r10 
椿/Dice:4r10=9(9(5,9,1,9))= 9
椿:9(・ω
GM:バッチリだな。
【“打ち砕く者”稚日野 秀義】
・UGNストライクハウンドの特殊追撃部隊第4班班長。ブラックドッグ/バロール。
・4年前、研究所にて起こった賢者の石の暴走によって体組織の70%が消失。以降、身体を義肢に変えてサイボーグ戦士として復活。
・賢者の石適合者の捕獲、ないし処分を最優先とした任務に就く。
・以前は後方支援や撹乱を得意とし、チルドレン教育などにも携わっていた穏やかな人物ではあった。
・5年前、彼の妻と娘がOV同士の交戦に巻き込まれ、妻は死亡。娘に賢者の石が融合する。
・そして4年前、娘が持つ賢者の石が暴発し、娘は死亡、彼自身も重傷を負う。
・これらの事故が重なったためか、彼は賢者の石とそれを利用しようとする者達に憎悪を抱くようになった。
・娘の名は紫乃、12歳。妻は麻里。
GM:以上。
椿:「とりあえずこんなものか。」
GM:補足。彼は確かにこの件について数々の戦果を上げた。しかし、現在はUGN上層部でも彼の部隊を解散させようとする動きもある。
夏樹:「……椿くん、それで、一番近い、UGNの上のほうと確実に連絡が取れそうな場所って、どこだって言ってたっけ?」
椿:「南町第三ビルだが・・・正直ばれている可能性が高い。」
夏樹:「次点は……出張所とか派出所とか」
GM:湖月は登場可能。
夏樹:「ゆいには絶対手出しさせない。……けど、あのおじさんにも、ゆいに手出しさせちゃダメだよ。できるだけ早く、事態、収拾させないと」
湖月:登場します。
湖月:#1d10+49
湖月/Dice:1d10+49=4(4)+49= 53
湖月:さて、全力で演出戦闘やっていいっすかね?(何)
GM:どうぞ(笑)
湖月:おーし―――《奈落の法則》。
湖月:突如。あらゆる“骨”が主人に対して反乱を起こした。
夏樹:「――え、なっ!?」
湖月:「――……発見……っ。」《骨の武具》。《大地の加護》。槍を持った少女が突貫する。
椿:「奈落の法則・・・!」
湖月:《伸縮腕》。槍が一本、少女の正面に飛来しそのまま壁に突き刺さる。
湖月:<あ、少女って夏樹ちゃん。
夏樹:おーけい。
ゆい:『――!』
湖月:《要の陣形》。止まらない……手斧が三つ、少年へ向けて飛ぶ。
湖月:次の瞬間、ゆいの前へ背中を向け、見向きもせずに剣を胸すれすれに突きつけた。《オールレンジ》。《バイオウェポン》
夏樹:……GM、全力で演出用に成長してイイすかね! 使いたいエフェクト、侵蝕率足りてないんだけど!(何)
GM:いいですよ。演出ですから(笑)
椿:「お・・・せぇよ!」放たれる直前に<グラップル><獣の力><リフレクトレーザー><全知の欠片>で叩き伏せ
GM:砕かれた斧が四散する。
夏樹:「こ、この……うごけ……えっ!」じゃあ、《バリアクラッカー》取得。本気で演出使用ですが(笑)
夏樹:発生したエフェクトを強引に中和しつつ、当人の反射速度すら飛び越えて、黒い剣が骨の剣へ打ち落とされる。
夏樹:で、そのまま折れた切っ先とゆいの間に割り込みに行くっ
湖月:「………っ!」剣を砕かれれば、すぐさま離れる。
GM:……1対2。流石に分が悪いか、稚日野はまだ追いついて来ない。
湖月:「…………やれやれ。で、そこのキミはほんとに何もしないね……」一度間合いを取ってから、ぽつりとゆいちゃんの方を見て…呟き。
椿:「いや、何かされると逆に困るんだがな」
椿:そういいつつガラスの剣で不意打ち
夏樹:「……してほしいわけでもないでしょーに」息が荒い。
ゆい:『………』いやいやをするように、小さく首を振る。
GM:『戦うのがイヤ』そう言っているようだ。
湖月:「しないとなると、消す理由が無いんだよ……わっ!?」不意打ちのガラスの剣を避けきれず。
GM:恐怖よりも、悲しみ。
GM:そして深い後悔。
夏樹:「大丈夫、だから」振り返って、軋む体を無視して、笑ってみせる。>ゆい
GM:誰かに教えられたワケでもない感情が、彼女の心に渦巻いている…そんな、言葉にならないイメージが伝わってきた。
夏樹:「……だったら引き取ってって。平和的に納まりそうなところを無理矢理かき回してるのはそっちでしょうに!」
湖月:「………いったた………しかしまぁ、本っ気で戦意がないのは理解した。」
椿:「というか、貴様行動が手段のための理由に変わってないか?」
湖月:「……頭痛いのさ実際……稚日野さんが無茶してるの、きっぱりと見えてるしさぁ……どっかで理由付けをしたがってもいいでしょ別に。」
夏樹:「判ってるなら、こじつける前に止めに入んなさいよ!」
湖月:「そう言わないでよ……彼女が猫被ってないのを確認しときたかった。」後ろから刺されたら笑いものだし、と。
椿:「で、一応聞くが人の連絡は漏れているのか?」
湖月:「……稚日野さん、電波傍聴が昔から得意だった。」
湖月:「……さて、困ったな………ねぇ、図々しいお願いだけど…とりあえず捕虜扱いで縛っといてくれない?」両手を上げて見せつつ…にへら、とした苦笑まじりの笑みを浮かべて。
夏樹:「……正直、連れまわす余力あると思う?」
GM:ゆいの“声”が、この場の全員に聞こえる。
ゆい:『あいたい……』
GM:此処に来るまでに何度も《リザレクト》を繰り返したのだろう、痕跡。
GM:足の裏の皮はめくれ、血が滲んでいる。
湖月:「………」
夏樹:「……こういうこと、言いたくないんだけど」
夏樹:「まだ、やれる気ある?」>湖月
湖月:「………結構な難題。」ため息。
夏樹:「ということで、前言翻すけど。……ゆいのこと、止める気、ないんだ。そっちは止める?」>椿くん
椿:「個人的には止めたいがな・・・正直、このまま逃げるのは物理的に厳し。
椿:「ごほんごほん!・・・厳しい。まぁ、危険と判断したら優先事項としてこの子連れて逃げるぞ。
夏樹:「オーライ。……じゃ、そういうことで」
夏樹:「連れてったげる。……でも、何かあったら、嫌がっても無理矢理助けるからね。判った?」くしゃ、と頭を掻き回して。>ゆい
湖月:「………稚日野さん、止めれないかなぁ…昔は、こんなじゃなかったんだけどなぁ……」ぽつり、と疲れたように呟いて。
ゆい:『………』夏樹の目を見て、そして頷いた。

◆◇MasterScene-01「作戦停止命令」
◆◇Scene Player:none


 歴戦の狩人は朱の狼を何なく退けた。
 時間が勿体ない。トドメを刺すのも面倒だとばかりに銃をしまい、追跡を再開しようとした。

 ――其処へ、部下からの通信が入った。


『…――本部から指示がありました。“ラストワン”は久路洲支部に任せて、総員撤退せよとの事』
「…何だと?」
『“撤退”です、本部からの正式な指示です』
「……目標を捕捉した。現場の判断で追跡を再開する」
『隊長! 我々部下も、貴方のために言っているのです』
『このまま貴方が任務を続ければ、極めて高い確率でジャーム化す――』

 ぷつり。


 通信が途切れる。
 それ以上は聞くまいと、稚日野は体内に内蔵された全ての通信機器の電源をOFFにした。

 剥き出しの機械を晒す無骨な手が、小さな金属のケースを開く。
 その中から取り出したのは、カラフルな柄の入ったライター。
 女性と少女が笑顔で並ぶプリクラシールが貼ってあり、細いマジックで『吸い過ぎ注意!』と記されている。
 ――今の彼には全く似合わない代物。
「……麻里…紫乃…」
 呟く。
 味覚を失い、人工心肺を持つ彼には全く必要の無い代物を、再びケースへ戻す。

「紫乃…悪魔共の手で造られたお前の偽物達は、俺が必ず無に還してやるからな……」


「賢者の石ごと、全て」









◆◇Trigger Phase-01「もう一人の少女」
◆◇Scene Player:“常世の子鬼”常夜 椿
◆◇場所:南町第三ビル手前/登場:全員


椿:#1d10+52  
椿/Dice:1d10+52=1(1)+52= 53
夏樹:#1d10+58
夏樹/Dice:1d10+58=4(4)+58= 62
礼文:#1d10+57 とりあえず
礼文/Dice:1d10+57=4(4)+57= 61
湖月:#1d10+53
湖月/Dice:1d10+53=6(6)+53= 59
GM: 
GM:南町第三ビルへと向かう一行の前に、一人の少女が唐突に姿を現した。
GM:夏樹の傍らに立つ彼女…ゆいと同じ姿の少女。
GM:ゆいとは違って純白の衣服に身を包み、幽体のように静かに佇む。
GM:その後ろから姿を現したのは“ディアボロス”――と、異形の集団。
夏樹:「……え?」
ディアボロス:「『レネゲイドは引かれ合う』――全く。上手いことを言ったものだ」
GM:ディアボロスは、ゆいと、この少女を交互に見遣り笑みを浮かべる。
ディアボロス:「“ラストワン”SIN−0。不完全な実験体の、更に複製体」
ディアボロス:「そんな出来損ないでも役に立つ機会があるとはな」鼻で嗤う。
湖月:「……あ、あれ?ゆいちゃんっぽいのと………あと、ついでに“ディアボロス”…」
夏樹:「……ちょっと待ちなさいよ、それって……ナンバリング0? 全滅した実験体……」
ディアボロス:「出来損ないだから賢者の石は持っていないがな」
椿:「で、登場したからもうかえっていいぞ。」投げやりに
ディアボロス:「その娘が殺した同胞。その細胞から急造した…だから“出来損ない”なのだよ」
夏樹:「……そ。なら安心した。……本当に最悪のシナリオは流れてなかったみたいだから」
夏樹:「悪いけど、いま、あんたに構ってる暇はないのよ下級管理職」掌を裂いて、黒い剣が滑り出る。
GM:――と。
GM:突如として降り出した夕立のような、激しい銃弾の雨が降り注ぐ。
椿:「本命のご登場か・・」
稚日野:「見つけたぞ…今度こそ葬ってやる」
GM:ビルの屋上から飛び降りた影が、音もなくアスファルトの上に着地。
GM:サブマシンガンを左手に構え、右腕からブレードを伸ばす。
ディアボロス:「“打ち砕く者”か。良い処に来たものだ」
湖月:「稚日野さん……」
GM:竜鱗で弾いたサブマシンガンの銃弾を払いながら、ディアボロスは余裕たっぷりに言い。
ディアボロス:「さあ、やれ、出来損ない。お前と同じ処へと、まとめて貶めてやるがいい!」
GM:ディアボロスの手が、もう一人の少女の胸を背後から刺し貫く!
GM:白い服に緋の華が咲いた。