自律判定

美月:てっどんに■連帯感 □憐憫 でとるよー
テッド:わーい(何
GM:さって、ロイス数タイタス数宣言して、振れる人から振っていく。そんな楽しい楽しい自立判定のお時間です。(何)
テッド:侵蝕率126%、皓に ■有為/□隔意、かるぼーに ■感服/□猜疑心でロイス取って、全部で5D。…通常頑張ってみたいお年頃だ(何
テッド:#5d10-126
テッド/Dice:5d10=(5+6+2+4+4)=21-126=-105
美月:ということでタイタス0ロイス5Dロイス1消化
テッド:ウフフ(何
皓:……ぁ
テッド:ゴメンGM!
美月:最終154で二倍振り
テッド:俺この手の三倍二回目だけど許してね!(何 #5d10-126
テッド/Dice:5d10=(6+9+7+7+2)=31-126=-95
美月:#10d10-154 なんかやばいひとが一つ前に(何
美月/Dice:10d10=(3+2+10+4+8+10+10+10+10+4)=71-154=-83
美月:楽勝でもどtt
美月:なんだこの10のかずh
テッド:126じゃない。けどまあ帰ってきたんで良し(何
皓:最終侵食値120% ロイス4 タイタス1 Dロイス1 空き1にて、椛さんにロイス。これで5。
皓:#あと修正忘れてました。皓のコンボ一発目、《吼え猛る爪》削除でお願いします。
皓:#5d10-120 素振りで。
皓/Dice:5d10=(9+8+5+5+3)=30-120=-90
皓:OK、久々通常で戻ってきました。
駆穂:ただいまにゅ。
テッド:もか
皓:お帰りなさいです。
駆穂:ロイス3個。Dロイス2個。空き2個。美月と皓にそれぞれとって5個。
駆穂:現在値110。
駆穂:#5d10-110
駆穂/Dice:5d10=(9+10+10+2+6)=37-110=-73
GM:みんなお帰り!
駆穂:タイタス1個あるから最後の1個削って79にて帰還(失礼)
皓:お帰りなさいませ!
テッド:おつでー
テッド:…おかでー。だな(何
GM:終わっちゃったね(何) <おつでー




Ending

――――――――――――――――――――――――――
Ending Phase
登場:テッド、十条美月
場所:UGN支部
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

GM:さて。
GM:君達は今、事件の詳細を纏め、報告の為に支部に来ていた。
美月:「・・・以上が本件に関する報告となります。」
テッド:「椛たんロストっちゃいました。」すんませーん。(何
美鈴:「……そんな事になっていましたか」報告を聞き、はふと1つ溜息を吐き。
美月:「まあ、今回に関してはハルシオンの策謀かなにかで、“赤い宝石”の移動を封じたようで」
美月:「”赤い宝石”を処分できたことはせめてものプラス要因といえますが。」
美鈴:「…いえ、事件の全貌は早めに察知出来なかったこちらのミスでしょう」 てっどんの謝罪に答え。気にするな、と。
テッド:「アイツの思惑通りになったのは気にくわないけど、まー。怪我のこーみょーってことで。」
美鈴:「…確かに、そんな質の悪いジャームに潜伏されていたら、と思うとぞっとしませんね」
美鈴:「…わかりました、この件に付いては後はこちらで処理しておきます。おふたりとも、次の任務に備えて体を休めていてください」 提出されたであろう書類を、ざっと眺め。不備がないのを確認した後に、ねぎらいの言葉を。
テッド:「はーい」おとがめなし、やったね。とか内心思いつつ(何
美月:「はい。」
美月:「それでは失礼します。」といって退出
テッド:「しまーす」わーいお弁当作ってもらおー。とか乗りつつ、退出(何
美月:てっどんに「天気もいいし花見でもいこーか」とか誘いつつ(何
GM:2人の背中を見送り、誰もいなくなった部屋で溜息を1つ。
GM:改めて報告書に目を落とし。
美鈴:「…斯くて、鐘は終わりの時を告げ。…せめて、最後のひとときくらいは彼女は夢を見れたのなら、せめてもの救いになったのでしょうか」

つぶやきを聞いた者はおらず。相づちを打つ者も当然の様にいなかった。
再度吐いた溜息だけが、いつまでも部屋に余韻として残った。


――――――――――――――――――――――――――
Ending Phase
登場:久継駆穂
場所:ビル屋上
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

GM:事件から数日経ったか経たないか。
GM:君は今、あるビルの屋上への階段を上っていた。
GM:理由はそう、大した事ではない。
駆穂:「────」
GM:ただ単に、そう。ビルの屋上にはためく、白い服の端が見えた様な気がした、という。それだけの事だ。
GM:そして、立ち入り禁止と書かれた鍵の掛かっていない扉を開いた先には――
駆穂:「──────」
駆穂:スッ。
駆穂:一歩踏み出す。
ハルシオン:「おや。よく気付きましたね、と言うべきでしょうか?」 白い服に身を包んだモノが、一人。
駆穂:「────」どうなのか。今の自分は”どっち”だ。久継駆穂か。牙狼の王か。
駆穂:「君か」
GM:最初から身を隠すつもりなどなかったろうに、そう言って笑って見せる。
駆穂:手でそっと押し。扉を閉める。小さな音がしてドアはしまる。
駆穂:「────やれやれ、だ」肩を竦める黒衣を纏った少年の姿のモノ。
ハルシオン:「お礼でも申し上げるべきかと思いまして」言葉を切り、反応を見る様に一呼吸開け。 「今回のシナリオは、あなたのお陰で実に“僕好み”の展開に動いてくれましたから」 最後の詰めは少し甘かったけれども、と。くすり、嗤う。
駆穂:「僕なら”そう”動くしかなかったからね」
駆穂:軽く目を閉じて。もう一度肩を竦める。
駆穂:「今回の一件は君が関わろうが何をしようが。なるべくしてなった道で。『牙狼の王としての選択においては何の揺らぎも無かった』」
駆穂:「そういう事さ。詰めに関しては──」
駆穂:「────」
駆穂:「”さぁね”」
駆穂:あの者は迷いながら戦場に立った。自分はそうではない。──まぁ。それだけの話だ。
ハルシオン:「えぇ、そうでしょうね。“だからこそ”僕は今回、ほぼ何もせずにただ見ているだけで済みました」
駆穂:「そういうものさ。傍観者」
ハルシオン:「普段も、そうであれればいいのですが。なかなか、世の中はそううまくは回らない物でして」やれやれ、と。傍観者と呼ばれた事に。
駆穂:「傍観者で演出家を気取っているようだがね。悲劇喜劇共に、いや君の手によって誕生した劇その物が君自身の世界には関係の無い話なんだよ」
駆穂:「だから──『僕の敵じゃない。君は』」
駆穂:肩を竦めて。
駆穂:「生きてもいないものを断つことなんて出来ないんだよ」
駆穂:ゆらり。ゆらり。
ハルシオン:「当然ですね」敵ではない、と。侮辱ともとれる言葉に、笑みで応え。
駆穂:「そうさ」
駆穂:「君の敵は──かの少年達であって。僕じゃない」
駆穂:「侮らない方がいいよ。ハルシオン」
駆穂:やれやれ、と。久継 駆穂のヒューマニティはここは”奥”に消える。
ハルシオン:「本来なら、敵という物すら存在させてはいけないのですが。…そこは、力不足という事で認めざるを得ませんね」はふ。 侮るな、という言葉に。興味が沸いたように顔を向け。
駆穂:「そうだね」
駆穂:「ただ。”真紅の宝石という蹂躙するモノを始末した”。──僕はそれだけさ」
駆穂:「日常においては────彼らの仕事。僕の仕事じゃない」
駆穂:「『なんら揺らぐことはなかった』」
駆穂:そう繰り返し。告げる。
駆穂:「さぁ。ハルシオン。望んで作ったモノは不完全で完璧なる悲劇ですらなく。傍観者になりきれず、死神の手にもかかれない君は」
駆穂:「”どうするのかな”」
駆穂:ただ。淡々と呟く。
駆穂:かの少女に告げた言葉。繰り返しこの者に告げる。
ハルシオン:「わかり切った事でしょう?」 笑みは、変わらず。
駆穂:「それはどうかな」一息をついて。
ハルシオン:「例え物語がどのような展開を迎えるとしても。僕は、ただそれを“見守る”だけです」
駆穂:「そうかい」
駆穂:右手を軽く振るう。遅れてヒュンと音がして。”糸”が伸びる。
ハルシオン:「貴方が“そう”である様に。僕も、こういう在り方しか出来ない存在ですから」
駆穂:「────」
ハルシオン:「…物騒ですね、先ほど僕は“敵ではない”と言ったばかりではありませんか」やれやれ、と。わざと間違った取り方をして見せた後。一歩、二歩。下がっていき。
駆穂:「時間さ」
駆穂:もう一度ワイヤーを振るう。幕引きのように。ただ機械的に。
ハルシオン:「どうやらそのようで。――それでは。“また”お会いしましょう」 頬笑み。ビルの屋上の端より、飛び来る糸を避ける様に。軽くステップを踏んで、飛び降りる。
駆穂:「────」
駆穂:もう一度機械的にワイヤーを振るい。
駆穂:その後。歩を進め。
駆穂:屋上から下を見る。
GM:眼下にはただ、“日常”を送る人波が見えるのみ。人が飛び降りた形跡などは微塵もなく。
駆穂:小さく肩をすくめ。
駆穂:”時間”を終わらせる。
駆穂:すべきことをするしかない。
駆穂:ただそれだけの事だ。

言葉にもせず。ただ呟いて。
”久継 駆穂”は街に消える。


――――――――――――――――――――――――――
Ending Phase
登場:津嶋皓
場所:公園
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

GM:例の事件から暫くが経った。
GM:久米はどうにか処置が間に合い、一命を取り留めた。
GM:その後、彼の記憶には「椛は病気が悪化して死亡。その後、交通事故に巻き込まれて久米も入院」といった風な処理がされた。
GM:そうして、久米がようやっと退院して来たのが先日の話。
GM:――まあ、それはいいのだが。
GM:皓くん、君は今。
GM:そんな退院したばっかのはずの久米によって連れ出され、『どきっ☆ 野郎2人の花見大会、ぽろりもあるの!?』(仮名)に駆り出されていた。
皓:………………。
久米:「つーわけで。飲み物食い物は買ってきたぜ、ワリカンな」(何)
皓:「いや、いいけどさ……何で二人な訳? 空しくない? これ」
GM:どさり、コンビニやらスーパーやらの袋を置く。
久米:「大丈夫だ」
久米:「気にしなければ、勝ちだ」(何)
皓:「いや、何が……まぁいいけどさ」
皓:いきなり引きずり出され、成り行きのままについてきてしまったことを些か後悔しつつも。
GM:おら食え、と。どさどさと目の前に置かれていく出来合の総菜達。後、日本酒やらビールやらウィスキーやらの飲み物。
皓:様子を横目に……空元気だとしても、以前の友人のままの様子に安堵を覚えて。
久米:「お前、日本酒でいいっけ?」ぷしゅ、と。缶ビールのプルタブを開けつつ。
皓:「……って、ちょ、これ酒……!?」
皓:いきなり目の前に置かれた瓶の群れに唖然。
皓:「いや、飲めなくはないけど……幾らなんでも堂々としすぎだろ、これ!?」
久米:「ちょっとアルコール入ってるだけの飲料だ。ほら、ノンアルコールビールだと思えば何ともないだろ」 とくとくとく、勝手に目の前のプラスチック製のコップになみなみと注がれるポン酒。
久米:「細かい事気にしてるとハゲるぜ、将来? お前、ただでさえ考え込みそうな性格してっし」 心配そうに。
皓:「あー、ちょ……ったく……」注がれたカップを片手に、些か諦め気分。
GM:「ほれ、かんぱーい」とばかりに。それに缶ビールをぶつけて来る。
GM:くわん、と情けない音を立てただけだったが。
皓:「今回だけだぞ付き合うの……ん、乾杯」
久米:
久米:「おう、助かるわ。っつーても、嫌だって言われても無理矢理付き合わせた訳だがな今回に限っては」わはは、笑って見せ。
皓:「まぁね。……退院祝い、てやつかな。取り敢えずはさ」
久米:「『約束』だったからよぅ。…桜咲いたら、3人で花見しようぜ、って」ぽつり、呟く。
皓:「……3人で?」その笑顔に少々痛みを覚えつつ、言葉をオウムがえす。
久米:「…あー、そんなのもあったな。忘れてた」つーわけで、今回のこれワリカンじゃなくてお前持ちな、とかさらっと言いながら。
GM:<退院祝い
皓:「まぁいいけど……レシート見せてよ。一応」
久米:「…まぁ、本当に3人で来れりゃよかったんだがな。まぁ」
皓:「……ああ、そうだね。……僕もそう思う」
GM:なんだよケチィなぁ、ぼやいて見せながら。くちゃくちゃに丸まったレシートをポッケから発掘しながら。
皓:不意にしんみりとした空気に頷き、じ。と視線を横の友人に。
久米:「あー、そうそう。言うの忘れてたけどよ」
皓:「ん、何?」
久米:「俺ァ、泣き上戸だからな。突然泣き出したら酔ったんだとでも思っとけ」微かに声が震えてる、かもしれない。
皓:「──ああ、じゃぁ僕も言っておく」
久米:「あー、くそ。やっすいの買うんじゃなかったぜ。まっじぃ。……ん、なんだ?」
皓:「僕は酔うと忘れる方だから。おまえが幾ら痴態を演じようと、飲んでる時の事は覚えてないから。幾らでも暴れればいい」
皓:言って、手元のコップを一気に開ける。
久米:「…おう、そうかそうか。じゃあ、お互い様ってこったな」
皓:「そういうことだね」笑い。まだ未開封の缶のプルタブを開けて。
久米:「何だ。なんだかんだ言いながら結構いけるタチじゃないかお前」 こちらはこちらで、次の瓶に手を伸ばし。
皓:「そういう気分の時もあるってこと。──普通だろ? 健全な青少年はさ、こんなの」
皓:あはは。笑い、久米のプラコップに注ぎ足す。
久米:「……あー、畜生。なんか、もう酔って来ちまったみたいだ」ぐい、と。目元を袖で一度擦り。
皓:「好きに泣けよ。……泣いて、すっきりすればいいよ」後半の言葉は口中で。聞こえない声。
久米:「…あー、お前な。こういう時はアレだぜ。お前も『あたしも、もう酔っちゃったみたい…』とか併せて来るのが優しさだろ?」減らず口を、1つ。
皓:「断固として断る」
久米:「……あー、くっそ。何でだろうなぁ」
皓:「…………」ぼやきには、声を出して問う事は無く。カップを傾けたまま、目線での促し。
久米:「何で、俺ら野郎2人だけでこんな所来てんだろうなぁ、くっそ…」震えた声で。
皓:「──泣きに来たんだろ。……いいよ。久米」
皓:「無理するなよ。存分に、泣けばいいよ。僕はそれを笑わない」
皓:目を逸らし。冗談の消えた声音。
久米:「……じゃあ、悪いがちょっとばかし、甘えさせてもらうわ。暫くこっち見んなよ」
皓:「OK」
皓:空になった缶をつぶし、3本目。プルを開ける音がやけに大きく聞こえる。
皓:ふと、懐に軽く手を当てた。其処にあるのは携帯電話の硬い感触。
皓:あのときのメール。……普通であれば、呆れた気分で削除されただろうそれは、そのままメモリに残されている。
久米:「…畜生、なんだって死んじまうんだよ。畜生…っ」 小さく、押し殺した様に嗚咽を漏らす声が後ろから聞こえる。
皓:視線を向けない、隣に座り、肩を震わせている友人のそれからは削除されているのだろう。──確かにあの時、こいつは幸せの中にいた、その記憶すらも今は無い。
皓:────それでも。
皓:こいつが覚えていなくても……あの時、あの月の下で見た二人の様子は、悔しいほど幸せに見えた。
皓:「────」だから……「……彼女は、お前に会えて良かったと……そう信じてるよ。僕は」
皓:呟きは、届かない声で。
皓:手の中のカップをくるり、回し。見上げる視界に入るは、桜の白と晴天の青。──それが、やけに瞳に沁みて感じた。

桜の下で背中を向け合って。男2人だけで。そんな傍目には奇妙な風景だが。幸いにも、それを見ているのは頭上の桜だけ。
久米の嗚咽も、皓の呟きも。この舞い散る桜に乗って何処かへ消えて行くのだろう。


春。始まりと終わりの季節。
こうして。1つの恋は桜の様に咲いて散った。
しかし、季節は巡る物だ。たとえ、そこが変貌した世界であったとしても。