† OPENING PHASE †

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+ Scene 00 _"闇より来たりて" +
−Master−
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ちりん

ちりん ちりん

────ちりん

鈴が鳴った


それは 一時の安らぎと 
闇の中 自らを失う恐怖の音





















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+ Scene 01 _"−Two days Before−" +
Scene Player :”P.P.P” “無慈悲な女神”
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輔:登場。#1d10+29
輔/Dice:1d10=(2)=2+29=31
綴:#1d10+31
綴/Dice:1d10=(5)=5+31=36

GM:黒巣市UGN支部・「Elysion」。
GM:本日、支部長代理から任務の達しがあると言う事で呼び出された所、支部長室の前で偶然二人は会った。
綴:「………………」
綴:「………こんにちは」ペコリ
輔:「ああ、こんにちは。高羽さんも呼び出しですか?」一礼しつつ。
綴:「………。…『も』…?」
輔:「も。ですね。……まぁ、とまれ、中に」頷き、ドアをノック。
GM:厚みのあるドアからは支部長代理──天城美鈴の怒鳴る声と聞いた事のある男の声が聞こえる。
綴:「…まあ、いいです。…失礼します」
綴:「…? …アッシュさんの声?」
GM:「そんな事、命令出来る筈無いでしょうッ!」
輔:珍しい怒声に一瞬眉をひそめ。ためらい。
GM:開いた扉からはそう叫んだ美鈴の声。

GM:室内に入るとソファに座る天城 美鈴と──
GM:UGN監査部所属レドリック・アッシュの姿。美鈴は立ち上がり肩で怒っている。
GM:入ってきたのを見て一息ついて座る。
輔:「お取り込み中失礼を……」
輔:ドアを開け、綴さんを招き入れつつ。
綴:「…アッシュさん、おひさしぶりです」深々
アッシュ:「では担当者が来た。話を続けようか。“Realizer”」
GM:何でもないような口調で支部長代理を見て。珈琲を口に含む。
輔:ドアの前で直立。不審さを顔に出さないよう気をつけながら、二人を眺められる位置に。
アッシュ:「“無慈悲な女神”か。こいつの様に”歪んで”無い事とUGNの利益になる任務遂行を期待している」
GM:天城美鈴の方を見つつ。声は綴の方に。
綴:「…はい。…御期待にそえるよう、鋭意努力します」
美鈴:「────どうぞ。空いている席に。任務をお伝えします」
GM:二人に。軽く息を吐いて。紅茶サーバとカップを手に取る。
輔:かすかに首を振り、その場で。「お聞きします。――して、用件は?」
アッシュ:「FHの実験体の捕獲だ」
綴:「………」無言で続きを待つ
アッシュ:「『確実』にな」
輔:「………」別段天城支部長が声を荒げる事でもない気もしつつ、先を待つ。
GM:美鈴は苦々しそうに。口を閉ざす。
綴:「………生きていればいい。…むしろ、『生きているだけ』の方が望ましい、ということですか?」
輔:「『確実』にと念を押す理由はなんでしょうか?」
アッシュ:「実験体形式番号000457−AD。通称”Innocent deeper”。外見年齢は10歳前後。東洋系。褐色の肌。写真はここにある」
輔:一礼して写真を手に。
GM:サングラスの奥から机の前の写真。
GM:を目で指す。
綴:「…んむ」
アッシュ:「そうだ」綴に首肯する。
綴:「…了解です」
輔:「……ちょっと待ってください」
アッシュ:「理由か」
輔:「ええ。何故ですか?」
アッシュ:「”金になるからだ”」
GM:平然と応える。
輔:「………。一昔前の奴隷売買でもあるまいし。そんな理由が現代で通じるとでも?」
輔:微かに半眼で見据え。
アッシュ:「通じるから”ここ”にいる」
綴:当然のような顔。黙って紅茶を啜っている。
美鈴:「六会さん。すいません。ここからは私が答えます」
輔:「はい」
GM:美鈴は珈琲を一口飲んで。
美鈴:「この実験体は極めて高い再生能力と潜伏隠密能力を所持しているようです。並びに獲物を取り込んで殺すという能力も。テロという概念では脅威というのは判りますね」
輔:無言で首肯。
美鈴:「この実験体が黒巣市近くのある企業に極秘裏に運搬される事を黒巣市のUGN支部として察知しました。無論。強奪に向かったのですが──」
アッシュ:「FHの別働隊によって阻止されて行方不明。現在、黒巣市に連続殺傷犯候補が潜伏中という事だ」鼻で笑う。
美鈴:「監査部もこの事を察知しており。一件に絡んだのですが。任務に関わる事として先ほどの条件を付記してきました」
美鈴:「”殺さず捕獲しろ”、と」
GM:ばさりと資料を広げ。
輔:受け取ります。
美鈴:「このオーヴァードの極めて高い再生能力というのは”体内の重要器官をも再生する”とも言えます。──FHはこの実験体を”そういう”商売に利用してきました」
綴:「…話から想定される戦力を考えると、捕獲の場合相応の被害がありそうですが…」資料を眺めつつ
輔:「……なるほど」
美鈴:「端的に言って”利益になるから引き継ごう”という事ですよ。──判りますか。六会さん」
輔:「だからそれが、狭義の解釈で“殺さずに捕獲”となる訳ですか」
輔:「人を人として扱うことのない。“部品”を手に入れるために」
綴:「…臓器移植ですね。…この場合、オーヴァードとしての覚醒もありえそうですが…それでも望む人はいるでしょうね」
アッシュ:「”一般市民には被害が出ても構わない”」
GM:さらりと言ってのける。
輔:「正直な所を言わせていただいて宜しいでしょうか、天城支部長」アッシュをことさら無視した言葉。
GM:「ええ」六会に。
輔:「では失礼して……」
輔:「今回の任務は、UGNの定義に反することに思えますが。……“一般市民を巻き添えにしてまで”成すべきことなのですか? この少女の先を潰すことが?」
綴:「………一般市民を巻き込むかどうかは、こちらのやり方次第」どうとも思ってない口調で。
美鈴:「六会さん。──それは私も考えました。それでも」
美鈴:「ほおっておけば”誰かが死ぬんですよ”。この実験体は生物を”取り込んで”生命活動を維持しています。──人間大の物を」
綴:「…放置すれば、それこそ被害が出る可能性がある。…大事の前の小事を切り捨てるのは妥当」
輔:ふ。と息をつき。
輔:「綴さん、そのような言葉は、あまり公言しない方が宜しいでしょう」態とずれた言葉を先に告げ。
美鈴:「そこに彼女自身の意思はありません。──私が揺れてるのは人間としてのモラルの問題ですよ。支部長としてはジャームの処理を頼むしかないのです」
輔:「――任務了解。受領いたします」目を伏せ、いつもの言葉で。
美鈴:「────こうしか言えずにすみません。私はお二人に命令は出来ません。”頼む”しかないのですよ」
綴:「…公言はしません。…行動は状況に応じて。…いつものことです」
輔:「貴方が誤る必要はありません。天城支部長。我々は“貴方の”元で動く。今回もです」
アッシュ:「では早急に事に取り組め。話は終わったな。“Realizer”。──失礼するぞ。”黒巣市支部長殿”」
GM:綴に目をやり。アッシュは悠々と立ち去る。
綴:「………高羽 綴。…『実験体形式番号000457−AD:捕獲任務』拝命しました」
輔:資料を手に、一礼して。「綴さん。それでは宜しくお願いいたします」
綴:「…ええ」
アッシュ:「期待しているぞ。“無慈悲な女神”」
GM:ぱたん。
綴:「…はい。…了解しました、アッシュさん」
GM:美鈴は暫くの間沈黙して。
美鈴:「……先日の襲撃現場にてFHエージェントが二人確認されています。上手く任務遂行に利用して下さい」
輔:「了解いたしました」
綴:「…了解です。…では」
輔:「……天城さん」
美鈴:「コードネームは“BB”と”ハティ”。あくまで黒巣市としてのミッションは”実験体の黒巣市からの排除”という形にしておきます」
美鈴:「……以上です」六会さん、何か、とでもいいたそうな口調。
輔:「改めて任務受領いたします。――貴方の苦悩の全てを解るほど、私は出来た人間ではありませんが……」後半は、個人の言葉として。
綴:「…行きましょう。…この間にも、被害が出ている可能性はあります」ドアを半ば開けて
美鈴:「責任を取るのが上の仕事ですよ。好きに行動してください。どうとでもします」あはは、と乾いた笑みを六会に。
輔:「多分、思いの方向は同じなら。それに近づく努力は惜しむつもりはありません。――それでは、失礼します」
美鈴:「二人ともお願いします」軽く頭を下げる。
輔:一礼、綴さんに続いて部屋を後に。
綴:黙ってドアを閉める。―――最後まで、礼はしなかった。
輔:シナリオロイス・天城美鈴さんに ■尽力/疎外感 「私は、黒巣市に籍を置く身分ですから。……無論、それだけではなく」


ちりん

鈴の音が一つ鳴り。
消えた


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+ Scene 02 _"−Today/One Week Before−" +
Scene Player :”BB””ハティ”
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BB:#1d10+36
BB/Dice:1d10=(3)=3+36=39
ハティ:#1d10+29
ハティ/Dice:1d10=(2)=2+29=31

GM:黒巣市”UGN”支部・「Elysion」。
GM:”UGN黒巣市の本部”のオープンカフェでFH所属っぽいの二人はもさもさブランチを食べていた。
ハティ:「…………。」黙々と食べてみる(何
BB:「…くそっ、見つからねェな」
GM:今日のメニューはお好みパスタと南瓜のスープ。パンの御代り自由。
ハティ:ぴくっ(何
BB:「エビ入りって書いてあんのに、俺のパスタの中にエビ入ってねェぞ」
GM:とりあえず。二人が組んで”とある実験体”を探し始めて一週間になる。
ハティ:「…エビは好物か。」もぐもぐ
GM:厳密に言えば”二人が取り逃がしてから”一週間になる。
BB:「……お前。まさかとは思うが…さっき俺が席立った時に……」
ハティ:「……………。」そそくさとお代わりしたパンを容器に詰める(何
BB:“喰ったのか?”疑惑の眼差しを相方に向け。
GM:行き当たりばったり調査を進めているが
GM:一向に見付からない。
ハティ:「……実験体も見つからない。エビと一緒だな。」話を逸らしつつ、スープに手をつける。
BB:「探しモンもエビも見つからねェ。何だよ、コイツと組ませたヤツは」
BB:ぶちぶちと文句を垂れながら、パスタを掻き込む。
GM:では刀弥は少し前の事を想起してみた。


GM:「今回は貴方達に実験体を捕獲してもらうわ。簡単でしょう」
GM:そう二人の前で言ったのは”黒鉄の茨”と呼ばれるエージェント。時間にして一週間前。
GM:※今日から換算しての話。
GM:ばさりと資料を広げ。
BB:「捕獲?」――殺しじゃないのか、と言葉に落胆の響きを滲ませ。
ハティ:「捕獲…。」向いていない。やや困った顔をする。
”黒鉄の茨”:「殺しでいいわ。面倒なら。適材適所の概念から言って多くの事は期待して無い」
GM:車の少ない黒巣市へと続く国道。
ハティ:「…それは助かる。」馬鹿にされているのは分からないらしい。
BB:「そうさせてもらうぜ」。“適材適所”という言葉のみに反応して。
GM:天候は雨。
GM:国道のアスファルトに吸い込まれる事も無く溝より川に流れる。
”黒鉄の茨”:「今から三十分ほどすれば輸送車が来るので破壊。貴方達の方法なら実験体を殺害。逃走。──こんな所で」
BB:雨の中での実験体捕獲(殺害)任務。濡れるのはイヤだが、任務には都合が良いか…道路を流れる水を眺めつつ、朧気にそんな事を考える。
GM: ”黒鉄の茨”「背景は聞く?」事件の細かい裏を聞くか、との質問。
BB:「いい。俺は裏なんか気にせず動く事にしてる」
ハティ:「…難しいことは、いい。」外を眺める。
BB:「ああ、でも尋ねておく。実験体はどんなヤツだ?」
GM: ”黒鉄の茨”「そう。じゃあ対象の情報を簡潔に。実験体形式番号000457−AD。通称”Innocent deeper”。外見年齢は10歳前後。東洋系。褐色の肌。”将来”があったら美人になったかもね。写真はここに。一目で覚えて」
GM:写真をちらり、と。
ハティ:「…了解。」写真に目をやって。興味なさそうにまた外を見る。
BB:「将来なんてのはネェ、な」ターゲットの顔を見て覚える。
”黒鉄の茨”:「成功すればね。後は貴方達が選ばれた”適材”という意味では──」
”黒鉄の茨”:「再生能力に優れる、と。後、隠密能力にも。質問無ければこんな所で」
GM:対象の事を暗に。
BB:「隠れられる前に始末すりゃいいんだろ」コキコキと手首を回し。
ハティ:「再生、か。」頷き、漸く視線を戻す。
”黒鉄の茨”:「そうね」素っ気も無く。時間を確認する。
GM: ”黒鉄の茨”「時間よ」
BB:「ああ」
GM:向こうの方から保険所を装った大型ワゴンがやってくる。
ハティ:頷く。やってくる車両に視線を合わせる。
BB:土砂降りに近い雨の中に佇み、両手の爪をずるりと伸ばした。
GM: ”黒鉄の茨”「手筈では足を止める」
GM:言葉が終わらない内にドン、と音がして車体が斜めに。ハンドルを切りそこなった音が追随する。
ハティ:くずおれるように姿勢を低くし、そのまま姿を変える。…狩りをする体勢に。
GM:がしゃんとガードレールに。
BB:「始まった」
BB:追突した車を追い、疾駆。
ハティ:『みんな食ってしまえば良いだけの事、だろう。』駆け出す。
GM:後輪の一つが溶解してホイールだけからからと回っている。
GM:ざぁざぁと雨足が強くなった。
BB:「対象が蒸し焼きになる前にトドメを刺すぞ」
BB:目の前に転がっているホイールを蹴飛ばし、伸ばした爪でワゴンの荷台を真一文字に斬りつける。
GM:ワゴンの後部扉が片方落ちた。
ハティ:『……了解。』落ちた扉から中へ飛び込む。対象を探して視線を巡らせ。
GM:暗い車内。
BB:濡れて張りついた髪を振り、車内に乗り込む。
GM:すぐに刀弥が気づいたのは
GM:ここにあるのは”檻”だ。
GM:金属製の棒が上下に通っている。
GM:それが熱量と衝撃で歪んでいる。
GM:中にいるのは
GM:────褐色の肌の少女。赤の目。
GM:蘭入者に目をやる。
ハティ:『……。』邪魔な檻に眉を寄せる。隣の刃連に目配せ。
BB:「囚われのお姫さん…ってか。助けに来たぜ」薄ら笑いを浮かべて、こちらに向けられた赤い瞳を見る。
少女:「…………」
GM:ワゴンの天井を雨が打つ。
BB:「――ハッ!!」伸ばした爪を剣状に振りかぶり、気合いと共に一薙ぎ。
GM:ばらばらと檻は壊れた。
GM:少女は眼前の檻の様子をぼんやりと見る。
少女:「…………………」
ハティ:飛び込む。少女と間合いを詰め、噛みつかんとする。
GM:牙が通った。噛み付いた肩口から血と肉の感触。
少女:「……………………………」
BB:「お前、実験体なんだろ? 再生能力があるってな…せっかくだし見せてくれよ」
GM:微動足りとしない。
ハティ:『グルゥゥゥゥ……』抵抗がない事に怪訝そうにしつつも、ともかく噛みきってしまおうと力を込め。
GM:”ミセテミロ”
GM:”ミセテミロ”
GM:”ミセテ”
BB:「何だよ、叫び声も上げやしねェ。ちゃんとやれよ」噛みつくハティに冷やかしの言葉を投げ。
GM:”ミ”
GM:ちりん。
ハティ:頭を振ると、骨ごと肉を貪ろうと……
GM:右手首に巻かれた鈴が雨に打たれちりんと鳴った。
BB:「…鈴?」
GM:がきん。
BB:場を満たす、場違いな音色。怪訝に片眉を上げて。
GM:ハティの牙が肩の骨の所で”止まった”
GM:そしてゆっくりと押し上げられてゆく!
ハティ:『――!!?』予期せぬ感触に怯み、牙を離して間合いを取ろうと飛び退る。
GM:遮るはアメーバ状の何かの物質。血を肉を雨を吸って。
BB:「チッ――」舌打ちし、切り離そうと爪を振りかぶる。
GM:キラキラとその内部で光るアメーバの海は剣と盾と矢と槍と成る!
GM:※希望あるならBBたんダメージだしてみそ。
BB:鋼すら切り裂く爪がその盾に阻まれ、ギシギシと耳障りな音を立てる。
BB:あ、ならダメージ出してみる。
ハティ:『…そう簡単には食えない……か。』頭を振り、血を払う。
BB:基本コンボ「早く逝ね」で。#13r8+2
BB/Dice:13r10=(5,6,4,7,6,7,1,6,2,2,3,6,10)=Critical!!
BB/Dice:1r10=(9)=Critical!!
BB/Dice:1r10=(9)=Critical!!
BB/Dice:1r10=(10)=Critical!!
BB/Dice:1r10=(9)=Critical!!
BB/Dice:1r10=(8)=Critical!!
BB/Dice:1r10=(9)=Critical!!
BB/Dice:1r10=(7)=7+70=77+2=79
BB:おい(爆)
ハティ:ちょww
GM:ん。回避無いんだ。ダメージを。
BB:俺はここで運を使い果たしたようだ.
BB:ダメージどん。#8d10+5
BB/Dice:8d10=(7+3+8+1+8+1+1+9)=38+5=43
BB:装甲値無視、43点。
GM:#21r10+10 [???]
GM/Dice:21r10=(3,8,10,5,10,10,5,3,10,4,6,4,5,3,6,4,6,7,3,2,1)=Critical!!
GM/Dice:4r10=(9,2,6,2)=9+10=19+10=29
GM:#19r7+10 [???]
GM/Dice:19r10=(2,6,10,9,9,3,7,5,4,8,7,1,7,2,4,2,3,4,10)=Critical!!
GM/Dice:8r10=(1,8,1,7,6,5,2,2)=Critical!!
GM/Dice:2r10=(7,9)=Critical!!
GM/Dice:2r10=(10,6)=Critical!!
GM/Dice:1r10=(6)=6+40=46+10=56
GM:程ほどに通ってめっさ回復した。
BB:先程の演出訂正。爪がワゴンの床まで切り裂いた!――が。
BB:「――一瞬で傷口が塞がった…?」
GM:急速にその傷は回復してゆく。破れた衣服が斬撃の強さを物語っている。
BB:それは あっという間の出来事。ハティを腕で押し退け後方に追いやり、自らも一歩退き。
少女:「ミセテアゲル」
GM:#19r7+5 [???]
GM/Dice:19r10=(3,1,8,7,7,2,1,9,10,6,7,9,8,4,7,7,9,5,7)=Critical!!
GM/Dice:12r10=(5,4,1,2,3,2,1,2,10,3,9,8)=Critical!!
GM/Dice:3r10=(7,10,4)=Critical!!
GM/Dice:2r10=(6,5)=6+30=36+5=41
GM:ワゴンの天井をつき破り。”剣”が薙ぎ払われる。
GM:※演出ですのでどぞ。お好きに。
ハティ:『…ッ……ッガ…。』扉の側まで追いやられ、ふらつく足で立ち上がろうとして。
BB:「……なっ!?」咄嗟にその剣を受け止めようとするも、叶わず。
GM:※ハティさん。知覚をどぞ。
ハティ:『――!!』反応が遅れる。#4r10+1
ハティ/Dice:4r10=(8,4,7,9)=9+1=10
ハティ:10
BB:肉を裂き、骨を砕く音が腱を伝って耳に響き、一瞬遅れて肩口から大量の血が噴き出す。
GM:”黒鉄の茨”のいた方向で何か光った。ライフルスコープの反射光ではなかろうか。
GM:もしくは射撃補正光。
GM:端的に言ってワゴンごと狙われている。
ハティ:『……もろとも、か。』血を流す刃連を見やって、車両から飛び出る。
BB:「クソッ、この――!!」
BB:外見にまんまと騙されてこのザマでは、マスターに顔向けできない。
ハティ:『ワウッ、ワウッ』二度吠えて。刃連に警告を出す。
BB:頭を潰してやれば……もう片方の腕の爪を伸ばし。
GM:では爪は頭を貫いたが
ハティ:警告は、した。聞かなかったのならあいつが悪いとばかりに車両から離れる。
GM:貫かれたまま少女は”にこり”とでも言いたそうな笑みを浮かべた
GM:数秒後。
BB:「…テメェ!!」
GM:横殴りの衝撃が刃連を襲った。
GM:芥川は何かが飛んできてワゴンに直撃・炎上した様を間近に見た。
BB:水を含んだボロ雑巾のように横に吹き飛ばされ、したたかに打ちつけられた。
GM:後、人間が転がり出てきた様も。刃連だな。
ハティ:『………ッ。』衝撃に足を踏ん張り。
BB:「ア……ぐ…がハッ」ワゴンを突き破り、雨の流れるアスファルトに転げ落ちる。
GM:ワゴンのホイールが落ちてきた。
ハティ:『……だから、短気は損気とあれほど言った。』ぼやきつつ、刃連の様子を窺いに。
GM:雨が路地の溝に流れ込んだ。
GM:大量の雨が。赤い水が。
BB:「――笑いやがって……俺を、嘲笑いやがって……!」
BB:うわごとのように呻いて、何度か血を吐き。
GM:流れ込んで。
ハティ:『…実験体はどうなった。』焼け落ちるワゴンを見やる。
”黒鉄の茨”:「おそらく失敗ね。追跡続けて」
GM:二人の背後で声が聞こえた。
BB:在らぬ方向に曲がった腕。まだ流れ続ける肩口からの血が目の前に広がり、雨に溶ける。
BB:「…まだ、失敗してねェ……追いかけて、必ず…殺す」
ハティ:『やれやれ…だ…。』ふん、と鼻を鳴らした。
”黒鉄の茨”:「”BB””ハティ”。任務の継続を。対象は黒巣市に逃げ込んだ可能性が高い。ここで肉片になっていれば無駄足でしょうけれど」
GM:ざぁざぁと雨が降り続いていた。



GM:思い返してみれば一週間前はこんな感じだった。
GM:んで。手元のパスタには相変わらずエビが無い。
BB:今はもうすっかり完治した肩口の傷と腕。
ハティ:「見つからない、ということはもう消えた、と言うことだと良いんだがな。」スープずずー。
BB:あの実験体ほどではないが、自らも再生能力に自信を持っていただけに――鬱だ。
BB:そんなメランコリックな気持ちも、コイツと一緒にいると台無しだ。
BB:「ンなワケねェだろ!」
BB:だん! パスタ皿をフォークで勢いよく突き刺す。
ハティ:「…もう燃えてしまったなら話が早いのにな。というだけだ。諦めがつくだろう。」パンもぐもぐ。
BB:「あの辛気くさい女は、隠密能力がどうのって言ってた」
ハティ:「……そうだな。消えたにしろ、まだあるにしろ、証拠がないとどうにもならない、な。」ごっくん。
BB:「それに、俺はお前と違ってきちんと仕事をやりたいタチだ。わからねェから終了…ってワケにはいかねェ」
ハティ:「だからお前のエビを食ったのが俺かどうかも証拠がないから分からない。」しれっ(何
BB:「お前があの時燃えてしまってれば良かったんだがな」
ハティ:「俺は燃えないぞ、気がついたからな。」
GM:まー。実際相対してみてBBとあの少女は同質だとは思えた。微妙にタイプが違うが。
BB:「……いつか刻んで焼き犬にしてタッパーに詰め込んでやる」ぼそっと。
ハティ:「…お前が生きているなら、アレも生きているだろうとは俺も思っている。そのくらいは考えている。」パン詰め詰め。
GM:携帯メールが届いた。
BB:パスタ皿に突き刺さったままのフォークから手を離し、携帯を。
GM:”事例より同手口が黒巣近郊にて2件。潜伏可能性大”
GM:”任務は継続──黒鉄の茨”
ハティ:「…証拠は見つかったか?」容器仕舞いつつ。
BB:「ホラ見ろ! この辺にいるってのは間違いねェ」
BB:ぐりぐりと、携帯をタッパーの顔に押し付ける。
ハティ:「あまり大声を出すな。『他のお客様のご迷惑になります』だ。」(何
BB:「…む」
GM:添付で一応の被害場所がポイント。潜伏場所までは不明。
BB:きょろきょろ。辺りを振り返って、声を鎮める。
ハティ:「居るなら探すしかないんだろう。…『現場百編』だな。」パスタを食べ終わる。
BB:「被害場所から潜伏場所を割り出す……なんて器用なマネはテメェにはできねェよな」
BB:パタン。携帯を畳んでしまう。
GM:念の為に言うと手口は衣服だけが残っている人間丸呑み。もしくは砕いて食事。担当鑑識はトラウマになったらしい。余談だが。
ハティ:「お前に出来るなら良かったんだがな。」さらり。<器用
BB:「っていうか。正直に言ってみろ。これはお前の仕業か?」(何)
GM:ぽつり。雨が一滴。
ハティ:「……証拠がないな。」空を見上げる。
BB:「出来ねェからお前なんかに尋ねてる――?」
BB:雨漏りか? 天井を見上げた。
GM:──ちりん。
GM:小さな鈴の音。
ハティ:「濡れないうちに出るとしよう。あまり服を駄目にすると怒られる――。」席を立つ…と。
BB:「この音は…」
GM:外では雨が降り始めた。
GM:テラスの客も内に。
BB:椅子を少し下げ、腰を浮かせ。
GM:鈴の音は彼らには聞こえない。
ハティ:「……しまった、か?」周囲に目を配る。
BB:「――近い、かもしれん。出るぞ」スーツのポケットから、しわくちゃの1000円札を取りだし。
GM:やがては誰かには届いた音も雨の音に掻き消える。
ハティ:「…ああ。」頷き、後ろに続く。
GM:店員はお金を受け取り。笑顔で見送る。彼らには聞こえない。
GM:”BB”は────
BB:3つの小さな点状穴の空いたパスタ皿を残して、慌ただしく店を出る。
GM:踏み出した足を強く掴まれた様な錯覚を覚えた。
GM:見下ろせば
GM:── 一対の赤い瞳。
GM:小さな笑い声と共に幻蝕は掻き消える。
BB:「!!!」
GM:ざぁざぁと雨足が強くなった。
ハティ:「……今日のエビは中々良いエビだった。……また来れると良い…が。」ぼそり。零し。立ち止まる刃連に怪訝そうに眉を上げた。
BB:踏みにじるように強く踏みつぶすも…硬い床に僅かにヒビが入っただけ。
BB:「…………」
GM:”アハハ”
GM:掻き消えた
BB:「馬鹿にしやがって……」
BB:誰かに向けて吐き捨て、傘もささずに雨の中へ。


ちりん 



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GM:ロイス:”Innocent deeperをシナリオロイスとして。
BB:“Innocent deeper”に、□執着/■憎悪 内訳は言わずもがな。
ハティ:シナリオロイス→”Innocent deeper” □有為/■無関心
BB:この温度差は(何)
ハティ:食えないものに(ry
GM:食ってたじゃないか(何)