Middle Phase

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Middle Phase 1  『遅れた事実』
Scene Player 諏訪 ミズヲ/長野 誠一 Place/Time UGN黒巣支部/未明 Entry 可
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GM:登場どうぞ。
長野:#1d10+44
長野/Dice:1d10=(8)=8+44=52
諏訪:#1d10+34
諏訪/Dice:1d10=(7)=7+34=41
長野:ぎゅんぎゅん。
諏訪:うお。

GM:件の日より1週間が過ぎ、まだ夜も空け切らぬ未明。
GM:貴方方二人は、天城支部長代理に呼ばれ、執務室のソファの前で対面しています。
諏訪:「……。」目を伏せたままじっと。
美鈴:「先ずは此方の写真をご覧ください」と差し出された一葉の写真には一人の男性の姿。年齢は30代前後くらい。
長野:「はい」受け取り、諏訪君にも見せる。
諏訪:のぞき込むように見ます。
GM:長野さんは見覚えのある人物。先日の任務において、潰されていたUGN以外の遺体に、その顔があった。
長野:「“徘徊者”ですね」確認の意を込めて。
美鈴:「お二人とも、その人物に見覚えはありますか? ……ええ、そうです。それが本来“徘徊者”と呼ばれる人物でありました」
GM:うなずく。が、その顔つきは、二人の目の前で自滅した人物のそれではない。
諏訪:「遺体は確認しました。」頷き。
GM:では。と頷き。もう一葉の写真も差し出す。それは、今度はあの場所で“徘徊者”と思い、追い詰めた人物の顔。
長野:「“呼ばれる人物でありました”、と申されますのは?」
諏訪:「どちらもすでに“徘徊者”ではない……?」ぼそぼそ。
美鈴:「貴方方が“徘徊者”と思い、遺体を回収したこの方。この方は、現在までOVとしてUGNは認知していなかった一般人の方でした」
GM:2枚目の写真の人物を指差して。
長野:「現場で遭遇した敵対的と思しき人物でしたので、消去法として当時はそう思っておりました」
長野:「しかし、そうではなかった、と」
美鈴:「今回は、OV登録ありきと思い、人物の特定を進めていたのが裏目に出ての、情報獲得の遅れです。その辺はお二人にも大変申し訳なく思っております」
GM:今更ながら前に置かれたお茶を進めるように手を差し伸べて、目線を伏せる。
長野:「事件に巻き込まれての発症というケースは起こり得る事ですから。確認をしなかった此方の手落ちとも言えましょう」
諏訪:「死んでしまったならどちらも変わりはありません…。」
諏訪:「ですが、まだ“徘徊者”は生きているのでしょうか?」
美鈴:「はい。UGNとして、本来追うべきであった“徘徊者”は此方、先の人物。しかし、あの当時はこの方は単なる被害者として扱われていました。完全なる捜査上のミスですね、今回は……」
GM:そして、長野の言葉に頷く。
長野:ようやくにして、出された茶に手を付ける。
美鈴:「本日、先ほど数時間前に、やはり“徘徊者”と思わしき手口の事件が発生しました」
GM:場所は。と、示されたのは、郊外にある斎場。
長野:「斎場ですか。現場としては珍しいですね」
GM:そうですね。と頷き。出来立てらしい資料を二人に差し出す。
諏訪:「…いただけませんね。」
諏訪:資料をのぞき込み。
美鈴:「今回の被害者は幸いにも……と言っては不適切ではありますが。当時、葬儀の予定が入っていた高科幸也君のご家族、ご親族の五人」
燈夜:じゃー登場。#1d10+39
燈夜/Dice:1d10=(6)=6+39=45
美鈴:「いずれも前回同様、潰された遺体として発見されました」
燈夜:「……言いたいことはわかるけど、やっぱりそういう言い方はして欲しくないな」ノックもせずに乱入してくる(何)
諏訪:びくぅ、と傍らの箱に手を伸ばしかける(何
美鈴:「失礼しました。お知り合いでしたか? 神薙君の」驚きもせず立ち上がり、一礼して。二人の斜め向かいの一人がけの椅子を勧めてくれる。
長野:伸ばしかけた諏訪君の手を留めて、「大丈夫ですよ」
諏訪:「……。」とりあえず止まる(何
長野:「高科幸也という人物は……」
燈夜:「……昨日連絡した通りだよ」息を整えて椅子に座る。
長野:「成る程」
GM:そうですか。と頷き、予備の資料を燈夜に差し出して。
GM:ではここで資料の情報をざくっと流します。……振りたい?(何)
燈夜:「高科は俺のクラスメイトで、本人曰くどうやら4日前にそこのお二人に『目撃された』らしい」
長野:程ほどになら(何)
燈夜:「……そして、昨日死んだよ。飛び降りて、ね」
諏訪:「……。」黙って聞く。
長野:「そのようですね」ゆっくりと頷く。
諏訪:UGNなら。(何 >振りたい?
GM:了解。UGNで結構す。どぞ。
諏訪:ぽしゃったらごめん(何 #5r10+1
諏訪/Dice:5r10=(6,2,1,5,8)=8+1=9
長野:せっかくなので私はこの赤い扉の情報を振りますよ!(何)
諏訪:(´・ω・`)
GM:どーぞー。
長野:<情報:UGN> 《壁に耳あり》込み。
長野:#9r10+1
長野/Dice:9r10=(8,10,4,8,1,1,3,8,4)=くっりてぃっかるー
長野/Dice:1r10=(5)=5+10=15+1=16
長野:16.
諏訪:かべみみー。
長野:侵蝕率は56%に。
燈夜:振らないよ。(何)
GM:頑張って1週間調べたみたいね。ではまとめて。
長野:無論ですとも。

“徘徊者”(schmarotzerhafter)情報:UGN

単独行動を旨とするFHエージェント。
主な任務はOV、一般人を問わずに“潰す”という、無差別殺人による混乱発生を主とする。
とはいえ、“徘徊者”の行動はFHエージェントとはいえ、組織立っての計画とは基本的無縁で
単に、自分の欲望……それは、人を“潰す”事自体を楽しむ為、都合のいい組織がFHであったというだけの
完全な愉快犯であり、どちらかと言えば、FHでも厄介者扱いをされているメンバーのひとりでもあった。
先日、諏訪、長野両名の当たった任務によって、該当CNを持つFHエージェントのロストを確認。
しかし、それは、二人の目前で自滅したOVではなく、その傍らで殺害されたUGNエージェントに混じり
二人の来る前に既に“圧死”していた人物との確認が現在のところ成されている。
二人の目前で自滅したOVは、現在までUGN黒巣支部においても確認の取れていなかったOV。
推測するに、今回の件に書き込まれ、その際に発症したRVの衝動に耐え切れずジャーム化した一般人とも取れる。

“逃げた人物” 情報:UGN

該当人物は、黒羽学園高等部2年所属、高科幸也。
現在のところ、UGNにはその存在は認知されていないため、恐らく一般人ではある。
が、先日の“現場”にて《ワーディング》の影響を受けず、通常行動を取ったことから
恐らくその前後に覚醒した可能性は棄て切れない。
該当人物は、一昨日の夕刻、街中のビルより飛び降り自殺。死亡が確認されている。
また、その際、同学園所属、皆本夏帆が対象の下敷きとなり、重体。
現在、黒巣私立病院にて集中治療室に収容中。

また、高科幸也の家族は、数時間前、高科家葬儀会場の親族控え室にて全員圧死しているのが確認された。
遺体状況より、手口は“徘徊者”のそれと一致。
また、高科幸也の遺体は、安置所より消失。
状況より、高科幸也の完全なるOV覚醒による蘇生が疑われる。

GM:以上。資料より総合。
燈夜:「……じゃあ、何か。あいつは……高科は、怯えて死んで、蘇って。その上、自分の家族を殺して逃げたって言うのかよ」
諏訪:「…死が、お嫌いな様でしたけれど。」先日の影を思い出す。
美鈴:「現状ではそう取れます」淡々と。
長野:「現状、限りなく“黒”であると推測できます」
燈夜:「ふざけんなよ!」ダンっと机を叩く。
諏訪:「…お静かに…。」ぽそぽそ
長野:「…………」慰めるでもなく、宥めるだけでもなく、じっと静止して。
美鈴:「残念ながら。現状は現状です。……神薙さん」ひた。見据え。
燈夜:「……わかってる。誰のせいでもないってのはさ」
美鈴:「私が今からこのお二人にお願いするのは、“徘徊者”の追撃及び殲滅任務です。……貴方はどうされますか」
燈夜:「……それは、どっちの俺に聞いてるんだ。天城さん」疲れた顔で聞く。
美鈴:「関わらない。というのでしたらこのままお帰りになって結構です。後始末は私達の仕事。……関わりたい。というのであれば。私たちはあなたを歓迎します。神薙燈夜さん」
美鈴:「……神薙さんは神薙さんです。貴方は“どちら”の貴方として“ご友人”と、“徘徊者”と対面したいのですか?」
燈夜:「……俺がやらないって言ったって、もし高科が化け物になっちまってるなら、あいつは勝手に殺しに行くだろうね」
燈夜:「だけどそんな幕切れは俺は御免だ。あなた達が帰れと言ったって、俺は勝手に関わらせてもらうよ」
美鈴:「判りました」頷き。改めて一同を見回して。
美鈴:「それでは改めまして。“徘徊者”の追撃及び殲滅をお願いいたします。御三方」
長野:やんわりと笑みを浮かべる。
諏訪:表情を変えないまま小さく頷く。
長野:「了解しました。現状が如何なる方向へと転がろうと、助力は惜しみません。それが我々の為でもありますから」
燈夜:「……よろしく」軽く一礼した。
美鈴:「こちらも、バックアップはお任せください。それでは何かありましたらお互いにご連絡を……ああ」立ち上がりかけ、思い出したように。
長野:「どうなさいましたか?」
美鈴:「気が急いているのは判りますが。神薙さん、睡眠は足りていますか? お二人も」
長野:「私の事はお気になさらず」笑みはそのままに、他の二人を見遣る。
美鈴:「『無理せず頑張れ』です。必要でしたら、一室でお休みください。ご自由にどうぞ」
GM:やんわりと笑んで立ち上がり、彼女自身は自分の席へと。
諏訪:「自浄しますので特に問題はないです。」呟いて、燈夜を見。
燈夜:「……忠告はありがたく受け取っておきます」
美鈴:「いつでも歓迎いたしますよ?」にこり。再度笑い。自席で一礼する。
長野:「Hi‐speedlipperにでも参りましょうか」
長野:やんわりと提案をしながら、支部長室を後にした。

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Middle Phase 2  『豹変』
Scene Player 栂井 叶夢 Place/Time 黒巣市立病院・集中治療病棟/早朝 Entry 可
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GM:登場どうぞ。
叶夢:#1d10+44
叶夢/Dice:1d10=(6)=6+44=50

GM:黒巣市立病院・集中治療室。
GM:窓越しに見る、友人の病室には、なにやら自分の理解を超える機会が所狭しと並べられ、友人を囲んでいた。
GM:消毒のために中に入ることは禁じられた。窓越しからは、機械の僅かな隙間から、微かに息のある、腕の上下の動きしか確認できない。
GM:結局、昨日から此方、警察の事情徴収やら何やらで家に帰るタイミングすら逸した。
叶夢:「……」 生の感じられない場所。けれども、彼女は生きている。その事に、僅か安堵する。
GM:……そんな事情聴取の中、落ちてきた当人は結局死亡。葬儀も夕べのうちに行われたらしいことは何となく耳に届いてきた雑音にも似たそれで。
叶夢:眠気のせいか、思考に霞がかかる。彼(或いは彼女)は自殺だったんだろうか。そんな事を考える。
GM:さっきまで傍にいたさつきは、ほんの少し前、飲み物を買ってくる。と、席を外した。些か疲れている様子だし。もしかしたらどこかで転寝でもしているのかもしれない。そううかがわせる時間、今はひとり。
GM:窓越しの中では、機械を操作する看護師が数人。
叶夢:無理もない。慣れていないだろうから。自分だって、慣れている、という訳でもないが。
叶夢:茫としたまま、視線を寄越す。
燈夜:登場でごいす #1d10+45
燈夜/Dice:1d10=(10)=10+45=55
燈夜:やったぜ(何)
GM:うひゃー。
諏訪:(何)
叶夢:あーあ(何)
燈夜:じゃあ足音消して入ってくる(何)
長野:願いが叶った(何)
GM:消すんかい(何) <足音
燈夜:暗殺者ですから!
GM:殺さないで……!
燈夜:「……栂井か」後ろから声かける。
叶夢:気配には気づかなかった。はっと目を見開いて、振り返る。
叶夢:「……神薙? なんで、ここに」
燈夜:「……よりによって君か」言っていいものかどうか。
叶夢:「よりによって?」 言い澱んだ様子に、眉を寄せる。 「……あっちの話?」 まさか、と微かに声。
燈夜:「……察してくれ。彼女の容態は?」
叶夢:「生きてはいるよ」 一言。
燈夜:「それは見れば解るよ」
叶夢:肩を竦め。 「あたしは医者でもなんでもないから。見える範囲の事しか知らない。説明も特別受けた訳じゃない」
叶夢:改めて、向き直る。
叶夢:「察しは、する」 息を吐いた。 「でも。……どう、関係があるんだ」
燈夜:「……一つだけ。君は、彼女を負傷させる原因になった相手を憎いと思うか」ため息。
叶夢:「理由と経緯にもよる」
燈夜:「もっともなご意見だな」
GM:ガラスを一枚隔てた向こう。音すらも聞こえない、異世界のように白い世界の中。機械の前についていた一人の看護師が何かに気づいたように夏帆へと寄る様子が、二人には見える。
叶夢:「ただ、あれが関わっているなら――…」 その先は紡がず。
GM:…………その直後。
燈夜:「……だろうね」と言ったところでガラスの向こうに注目。
GM:びちゃ。と。聞こえない音を立てて。目の前のガラスが赤と、何かが飛び散り。流れ、落ちた。
叶夢:目を戻した瞬間、白の中に、色。
GM:その直後。今度か確かな音を持って叩きつけられる白衣の姿。それも赤に染まり、ありえない方向へ曲がり。
燈夜:《ワーディング》張って周囲を警戒する。
GM:微かに見えた、友人の姿。向こうに。立ち上がり。……それは確かに嗤っていた。倒れた白衣のそれを見て。
燈夜:「……最悪、だな」窓の向こうの光景に歯噛みする。
GM:そのまま、向こう側。医療関係のスタッフが出入りする扉より消える友人の姿。包帯だけが巻かれたそれのまま。
GM:全ては、音の届かない向こう側の出来事。
叶夢:「――皆本!」 冷静さを欠いた声。目の前、けれど、届かない場所の出来事。それでも彼女を止めようとするように、名を呼んだ。
燈夜:逃がしたくはないなあ。
燈夜:懐からナイフ取り出してガラス窓をバランバランにして奥へ(何)
叶夢:まあ、追いますやね。
GM:了解。では、廊下には同じように潰れた遺体が転々と。
燈夜:うわあ(何)
GM:目に付いたそれを片っ端。という感じではある。
燈夜:「事情が変わった。これで君も当事者だ――来るかい?」自分は後を追う姿勢。
叶夢:真っ先に、廊下を駆け抜ける。 「愚問。」 背中越しに、声を返した。
GM:遺体の道しるべは。外へと向かい。
燈夜:じゃあ後を追っかけつつUGNに連絡しつつ道々事情を話すことにしよう。器用だな俺。(何)
叶夢:本当にな(何)
GM:──結局、早朝という時間が幸いだったのか。病院を出た時点で、遺体の姿もなくなり、夏帆の姿もまたそこにはない。
叶夢:乱れた髪を掻きあげる。立ち止まり、周囲を見回すが、彼女の気配はなく。
燈夜:「……結局、いつだって俺は間に合わない、か」乱れた息を整えつつ吐きすてる。
叶夢:「気づかなかった」 小さく。 「近くに、いたんだ、それなのに」
叶夢:「間に合わないのは、あたしもだ……、それでも。止めないと」
燈夜:「――行こう。嘆くのは後でもできる」頷いて歩き出す。
叶夢:無言で、後をついていく。
叶夢:さつきの事はUGNに任せればいいだろうと、少し癪ではあるけれど、そう思いながら。

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Middle Phase 3  『疎ましき来訪者』
Scene Player 神薙 燈夜 Place/Time 郊外路上/午前 Entry 指示後可能
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燈夜:#1d10+55
燈夜/Dice:1d10=(4)=4+55=59
燈夜:順調に上がっております。
叶夢:#1d10+50
叶夢/Dice:1d10=(5)=5+50=55
叶夢:うむ。

GM:夏帆を追って街を徘徊する中、何度か、“潰れた”遺体を眼にした。
GM:その都度、『後始末』の依頼と場所を連絡し、些かうんざりし始めた頃。
GM:ぐしゃり。と生々しい音が道の先の角より。そして流れ出た血はまだ生々しい、新鮮なそれ。
GM:壊れた嗤いがそれに続いて。ふらり。と向こうに消えようとする影は。目当ての少女ではないけれど、燈夜には知った顔の少年の姿をしていた。
燈夜:「――高科ッ!」ああ、本当に悪いことは続けてやってくるもんだ。
叶夢:「そっちの、か」 ああ。同じなんだなと思った。嬉しくない事に。
GM:呼びかけに反応して。止まり、振り返る。
燈夜:やや距離をとって立ち止まる。視線を潰れたての死体に一瞬動かす。
幸也:「……あれ、神薙。珍しいとこで会ったなぁ」あっけらかんと笑う声。
燈夜:「……お前が、やったんだな」
幸也:「何を?」
幸也:「……ああ。何だ」視線を追い、納得する。むしろ詰まらなさそうな態度で。
叶夢:燈夜より少し後ろの位置から、それを見る。
燈夜:その反応で確信した。熱かった身体が急激に冷えていく。
叶夢:「“間に合わなかった”。つまり、……ああ、もう、遅いんだな」 目の前の彼の様子を見て、呟いた。
幸也:「そうだよ。僕だ。──ずっと、夢を見てるんだ。僕は。墜ちる夢を」虚ろに笑う。それは眼の焦点もずれた態度で。
燈夜:「――お前は、もう人間じゃなくなっちまったんだな。高科」無機質に。
幸也:「さぁね? そんなのはもうどうでもいい。……それよりさ」
幸也:「探してるんだよ。僕は。知らないかな、神薙」
燈夜:「……何をだ」既に手は懐に。いつでも刃は抜き放てる。
幸也:「僕と同じ『欠片』。力。どこかで失くしちゃったんだよ。──どこに行ったのかな」
GM:きょろきょろと辺りを見回す。心から困ったような態度で。
燈夜:「同じ力、か」隣の少女にちらりと視線をやる。
叶夢:欠片。……眉を顰める。ざわ、と己の漆黒が蠢くのを感じながら。
幸也:「半端な僕じゃ、夢から覚められない。……あの時貰って、落として。誰かが拾ったのかな、僕の力の欠片」
幸也:「それじゃ困るから。──返して貰いたいんだ。ねぇ、知らない? 神薙?」
叶夢:理解はしている。視線を返して。 「……どうする。こちらは、追う?」 燈夜が、目の前の彼を相手にするならと。
燈夜:「一つだけ聞かせろ、高科。ビルから飛び降りたのは“誰の”意思だ」
幸也:「────」その言葉に、動きが止まった。
幸也:「……神薙」次に口を開いた。その声は、以前と同じそれで。
幸也:「夢なんだって……言ったじゃないか。神薙。これはさ。僕の夢なんだって……夢なのに……」
GM:ぶるり。怯えたように身をすくませ、数歩、下がり。
燈夜:「俺は……こいつを止める。君は、彼女のところへ。まだ――間に合うかもしれない」隣の栂井にぽつり。
燈夜:「――夢じゃあない、これは現実だ。どうしようもなく」一歩踏み出す。
叶夢:首肯。
幸也:「なんで、僕は夢から覚めないんだよ、神薙──!」再度、壊れた。焦点の合わない叫びを持ってそちらを見る。
燈夜:「高科ァっ!」叫んで一足飛びに斬りかかる。
幸也:「………………っ」切り込む刃。それは見えない力でありえない方向へと曲がり。
幸也:「お前じゃないんだよ。僕の欲しい欠片は。──邪魔するなぁっ!」叩きつけて来るのは、声か、重さか。
燈夜:「――ッ!?」ぐにゃりと視界が歪み、そのまま歪な姿勢で地面に叩きつけられ、ひしゃげる。
幸也:「……っ、は、はは! あ、はは──!」その様子に嗤い。そのまま、身を翻し。幸也は通りの向こうへと走り去る。
燈夜:「……く、そっ……」みしみしと骨の軋む音。
燈夜:PC1はつぶれた。(何)
叶夢:台無しにするな(何)
長野:#1d10+56
長野/Dice:1d10=(5)=5+56=61
諏訪:#1d10+41
諏訪/Dice:1d10=(1)=1+41=42
燈夜:ダメか。(何)
諏訪:(何)
長野:こんにちはダイスボーナス。
長野:「すみません、遅くなりました」UGNの“清掃車”に乗って登場。
諏訪:その後ろから箱が登場。
長野:するりと運転席から降りて、周囲を見渡す。
燈夜:潰れて再生中です。(何)
叶夢:「遅い」 去る途中に、それを目撃して。止まった。背後の音を聞いたせいもあるが。
諏訪:「……大丈夫ですか。」そーっと蓋の隙間から顔を出し(何
長野:「“徘徊者”と遭遇されましたか? 神薙君は?」
長野:立ち止まってくれた目撃者と思しき人物に声をかけてみる。
諏訪:「それじゃないかと…。」ぼそぼそと指さしてみる。足元。
燈夜:叶夢のことは後始末依頼した時についでに話したってことで。(何)
叶夢:肯定するように、無言で背後に指を。
燈夜:うぞうぞ。(何)
長野:「ああ」すぐ背後、足下に倒れている人物を発見。
長野:「まだ死んでは居ないようですね、安心しました」ざっと見て、息はありそうだと判断。
諏訪:「ご無事で何よりです。…“徘徊者”は。」
燈夜:「……そりゃ……どうも……」血反吐はいて起き上がる。
燈夜:無事じゃねーよ(何)
諏訪:生きていれば大丈夫です(何
叶夢:「あたしらは“そういうモノ”だろ」 後半の問いに。 「逃げられた、……だな」 代わりに答えた。
長野:「“徘徊者”高科 幸也は逃亡しましたか」確認の意を込めて、ぽつりと。
燈夜:「あいつは……高科は、“力の欠片”を探していると言ってた。たぶん、病院から逃げ出したもう一人を探してるはずだ」
諏訪:「病院の状況はもう一人、ということですね。」道の先を眺め。
長野:「成る程」頷きながら、軽く地面を撫でる。血痕は綺麗に失せた。
長野:「病院から逃げ出したもう一人というのは、入院中の“皆本夏帆”で間違いはありませんか?」
叶夢:「……そう」 短い肯定。微かな苛立ちを含んだ。
諏訪:「どちらも別に逃げているなら、急いだ方が良さそうですね。」
叶夢:「引き合わせたら拙い、ような感じだった、な」
長野:「お手数をお掛け致しました、詳しい話は後ほど伺わせてください。どうぞ」彼女が向かおうとしていた先を手で示す。向かっても構わないとばかりに。
長野:《ワーディング》を張り直しつつ。
諏訪:「“力の欠片”が一つになると、どうなるのでしょうね。…ともかく。どちらにしても時間があまり…。」
GM:では、そこに。長野さんの携帯にコール。相手は六会。
長野:「──と。失礼します」携帯を取ります。
六会:『此方六会。今宜しいですか、長野さん』
叶夢:「……あんた達のそういうところが好きじゃない」 嘆息。相手の電話に、声を止めた。
長野:「すみません」通話口に手を当てて遮り、栂井さんに頭を下げて。
長野:「どうぞ」電話先の相手に告げる。
六会:『はい。すみません。──“徘徊者”の能力について、少々厄介な事実が判明しました。現状、対処が終わりましたら一旦支部へと戻っていただけませんでしょうか』
長野:「了解しました」
GM:それでは。と向こうから接続は切れる。
長野:必要最低限の会話で通話を終了し、携帯をしまう。
長野:「“好きではない”でも構いません。もし、貴方が皆本夏帆さんを追うのであれば、我々を利用するのも一つの手段であると提案致します」
燈夜:再生終わって肉団子から華麗に復活。(何)
諏訪:おめでとう、おめでとう(何
GM:どこまでひっどいことになってたんだろう(何) <肉団子復活
長野:「付け加えて言えば、彼女を巻き込んだ者も」
燈夜:「……行けよ。間に合うにしても、間に合わないにしても――会って話しておかないと、きっと君は後悔すると思う」栂井に。
燈夜:身体弱いから。(何)<肉団子
GM:そいや肉体まだ2……?
燈夜:上げる気なんぞ毛頭ありませんが何か(何)
長野:むしろ更に下げてみるとか(何)
叶夢:お前ら。(何)
GM:その潔さがステキ(何)
燈夜:できるなら1にしてるよ!(何)
長野:「神薙君の治療等は我々にお任せください」
叶夢:「……忠告、感謝」 どちらにか、或いは、どちらにもか。そう返して。
燈夜:「あなた達は無機物専門でしょう」ジト目。(何)
長野:「個人名は特定しておりませんから」笑顔でスルー(何)
諏訪:「…遺体のままなら私の管轄です。……周辺の回収は終わりました。」
諏訪:とりあえずその辺は片付けて戻るか(何
叶夢:「行く。使えると思ったら使わせて貰う。あんた達も、それは同じだろう」 そして、改めて、向かう。
叶夢:後ろの漫才スルーしながら。(何)
燈夜:「ともかく、こっちも話を聞いたらすぐに動くよ」
燈夜:「栂井! ……気をつけてな」最後に背中に呼びかけた。
叶夢:片手を挙げた。

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Middle Phase 4  『掃除の痕』
Scene Player 諏訪 ミズヲ/長野 誠一 Place/Time 黒巣市立病院/午前 Entry 可
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GM:登場どうぞ。
諏訪:#1d10+42
諏訪/Dice:1d10=(7)=7+42=49
長野:#1d10+61
長野/Dice:1d10=(7)=7+61=68

GM:六会の支部出頭要請の後、後始末の傍ら。
GM:折角なので栂井より話を聞いた、皆本夏帆の病室を訪れることにした。
GM:現状、UGNの手によって封鎖された病室内は人気はなく。
GM:叩き切られたガラスの入っていない大きな窓だけが、先ほどの惨状を後に止めている。
長野:現場に足を踏み入れた。
長野:凄惨たる景色は常人であればパニックに陥る事だろう。
長野:その点に於いて、些かの情緒に欠けた己の性能と設定は最適と思える。
長野:現場の状況をつぶさに記憶した後、早速修復作業等に掛かることにした。
燈夜:まあついでに直しておいてくださいよハハハ(何)<窓
GM:ではめとるがいい。
長野:「──諏訪君。こちらの方はもう構いません」無惨な被害者を指して、“彼の仕事”を行うようにと指示する。
長野:傍ら、自分は彼女の眠っていた病室のベッドに近づいて。
諏訪:「……。」頷くと、黙々と棺桶に死体を回収していく。
長野:手を当てて、残存の思念を探る。
長野:交渉2+《サイコメトリー/天性のひらめき》
GM:どぞ。
長野:ダイスボーナスはこの時のために(何) #4r8+2
長野/Dice:4r10=(10,1,7,9)=くっりてぃっかるー
長野/Dice:2r10=(9,3)=くっりてぃっかるー
長野/Dice:1r10=(2)=2+20=22+2=24
長野:24。
GM:うを。
長野:侵蝕率は76%に(何)
GM:では、指先よりイメージで流れ込むのは。

──“自分”に落ちてきた影。もみくちゃになり、何かと混ざる意識の中、“自分”はこの瞬間、確かに死んだ。
でも、その死んだはずの“自分”に何か別の意識が入り込む感覚。
次の景色はこの部屋。
機械に囲まれた“自分”。内に篭る衝動は、何かを叩き潰したいと騒ぐ、力の暴走と。それを恐がる“己”。
開放し、窓越しに友人が“自分”を見る視線に気づいた。──それを、悲しいと感じた。……そこまで。

確実に思うのは。
この騒動を、彼女自身が望んでいた訳では決してないだろうということ。

長野:「──ジャック、ですかね」意識の集中を解いて、手を離しながら呟く。
諏訪:「…何か見つかりましたか。」足元の血だまりを見たまま。
長野:「はい。意識の欠片を少々」
諏訪:「こちらもほぼ終わりました。」向き直る。
長野:「抑えきれない衝動と、別の何者かの意識。栂井さんにはこう伝えておきましょうか」
長野:「“まだ、見込みはある”と」
GM:んー。そうだな。サイコメトリーの達成値が高かったので、もうひとつあげよう。
長野:お願いします。<情報

開放した瞬間、感じたのは、内に弾ける、灼けるほどの熱もあった。

GM:以上。
長野:「ご苦労様です」相方への労いの言葉をかけて、ふと。
長野:「諏訪君」
諏訪:「はい」
長野:「高科幸也と会えたら、彼の記憶も探っていただけますか? “源流”に到達するにはいくつかの手順が必要なようです」
諏訪:「…状況が許せば、やってみます。……“徘徊者”は…」
長野:皆本夏帆が行ったとは思えない、“外側から破壊された”ガラスを修復しつつ(何)
諏訪:「…頭の中にいるようですから。」棺桶の蓋を閉じた。
燈夜:綺麗に斬ったから直すのも簡単ですよ。(何)
諏訪:まったくもう(何
長野:「高科幸也を処理する事で、全てが済むのならば良いのですが」
諏訪:「…六会さんの報告で、何か分かることを期待しましょう。」
諏訪:他は良いですか?と見上げ。
長野:「乗っ取られないように互いに留意致しましょうか」笑って、
長野:「こちらも終了です。では、向かいましょう」
長野:応急的ではあるものの、現状ではモアベターな処置を終えて、
長野:奇妙な二人組は《ワーディング》に満ちた無人の病院から立ち去った。

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Middle Phase 5  『相反する嘆き』
Scene Player 栂井 叶夢 Place/Time 郊外/昼 Entry 可
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GM:登場どうぞ。
叶夢:#1d10+55
叶夢/Dice:1d10=(10)=10+55=65
叶夢:ここで10…やる気だな。
GM:殺る気にならないように(何)

GM:連中と別れ、嘉穂を追って街を徘徊する中。やはり、転々と“らしき”遺体を数度見た。
GM:しかし、ふと気づけば、その被害者の様子は今までと多少違うもので。
叶夢:眉を顰めながら、視線を落とし、それらを見やる。
GM:さっきまでは単に“潰された”ものが多かった。しかし、ちょっと前から目に付くのは、それとは少々様子の違うそれ。
GM:そして。現在。
GM:通りの袋小路。蹲り、身を竦ませるのは、友人のそれ。……包帯だらけの格好はそのまま、しかし、『何故か』元気そうでもある姿で。
夏帆:「…………ぁ、叶夢……?」怯えたような目で、そちらを見つめてきた。
叶夢:「――……皆本」 警戒は解かない。“友人”を見るのとは、違う眼差し。
叶夢:ゆっくり、一歩、足を進めた。
夏帆:「……あれ、何で、かな。何で私も……叶夢も。こんなところでこんなことしてるのかな?」うっすらと笑みを浮かべて。しかし口調は笑ってはいないそれで。
叶夢:「……。覚えてない?」
GM:じり。背後は下がれない壁。横にずれることで、距離を取り。
夏帆:「覚えてない……。というか、思い出したくない、の、かな? 多分」
GM:曖昧な言葉。
叶夢:「だろう、ね」 ゆっくり紡がれる声は、何処か、躊躇いがち。
夏帆:「──だって。信じられない。私が……あんなことして」あは。と洩れたような笑い声。目線は怯えたそれのまま。
叶夢:「……」 拳を握る。汗ばんでいた。 「まるで、映画か何かみたい? 普通の人間には、出来ないからね」
夏帆:「うん。……あんな……あんなことが、出来ちゃって……それで……」
夏帆:「それで……それが……『楽しい』って思う自分が。信じられないよぉ、叶夢──!」
GM:頭を抱え、座り込み。喚く様に。
叶夢:ソレの存在は、自分にとって赦せない、けれど。
叶夢:「…………」
叶夢:握っていた拳は、ゆっくりと開かれて。彼女に、手を差し伸べた。
叶夢:「あんたに、そういう意識があるなら、……まだ、止められるかもしれない」
夏帆:「────っ」その手に、びくり。と身を竦ませ。縮こまる。
叶夢:「止めたい。そう思うなら、手伝う」
夏帆:「……止める、って。どうやって……?」恐る恐る。すがる様なそれで。
叶夢:ないのなら―― その後の言葉は、紡がずに。
夏帆:「……ねぇ、叶夢……」
叶夢:「…………何?」
夏帆:「頼って、いいの? 本当に……?」一歩。口調とは裏腹に。差し出された手から距離を取る様に。
叶夢:「……信じろ、とか、そういうのは苦手だ。ただ。あたしは、自分の後悔しないように、したいだけ。間に合わない、って諦めたくないだけだ」
GM:言葉に、動きを止めて。
GM:恐る恐るだけど。手を伸ばしてくる。
叶夢:真っ直ぐな視線。先程の警戒は、薄れて。
叶夢:「――行こう」 彼女の手を取った。

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Trriger Phase  『喪失の先に』
Scene Player All Place/Time UGN黒巣支部/午後
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GM:登場どうぞ。
燈夜:#1d10+59
燈夜/Dice:1d10=(5)=5+59=64
長野:#1d10+76
長野/Dice:1d10=(1)=1+76=77
長野:よし。
叶夢:#1d10+65
叶夢/Dice:1d10=(6)=6+65=71
諏訪:#1d10+49
諏訪/Dice:1d10=(10)=10+49=59
諏訪:ここにきて(何

GM:UGN黒巣支部資料室にて。
六会:「お呼び立てしました。お二人とも。その辺に適当にお座りください」来訪した二人のエージェントを迎えた六会は、弄っていった端末より立ち上がり、会釈。
GM:そのまま薄めのファイルを小脇に抱え、据え付けのポットより2杯、珈琲を取って二人の前に差し出してきた。
長野:「お疲れ様です。それでは失礼しまして」誰に対しても同じ言動、笑みにて返して、勧められた椅子へと腰を下ろす。
諏訪:箱を置いてその隣に。(何
六会:「神薙君は……今どちらへ?」 軽く周囲を見回す仕草。
長野:「医務室へ寄った後、少々遅れて来ると思われますが」
燈夜:実は箱の中に隠れていたのさ!
燈夜:ウソだけど。(何)
GM:ナニィ
GM:いやそれでもいいけどね(何)
長野:気付かなかった(何)
諏訪:構いませんよ(何
GM:まぁともかく(話を戻す)
諏訪:「負傷が酷かったようですから…。」
六会:「それなら……手早く」些か安堵したように頷き。出来たての資料を差し出して。
長野:「我々、生物は直せませんしね」
長野:では、出された資料を手に取って。
諏訪:「回収には早かったですしね。」
諏訪:資料受け取り。
六会:「“徘徊者”についての新事実です。……少々、神薙君にはこくな話になると思いますが」
長野:「はい。お願いします」
GM:では資料より。以下に。

“徘徊者”とは個人のCNではなく、ある意味、その行動パターンによる総称的な呼び名とされる。
それは簡潔に言って『寄生する人格により、“徘徊者”の寄生された人物は、同じ衝動を持ち、同じ行動をする』というもの。
“徘徊者”は、重に一般人に寄生、その人物を死亡させた後にOV化。その上で自身の欲望にまま殺戮を繰り返し。その体が持たなくなったり、危険を感じた時点で、すぐ傍にいる一般人にまた寄生、殺害、衝動……を繰り返す。
寄生された人物は、基本的に既に死亡。OVして蘇生しているように見えるのは、“徘徊者”がその人物の性格を間借りして、事を起しているだけに過ぎない。
よって、“徘徊者”の人格がその対象より離れた場合、その人物の死亡は確定する。

GM:以上。
長野:「………ふむ」資料を見終えて後、傍らの相棒を見る。
燈夜:「……つまり、あいつは……いや、あれは高科ではなくてただの動く死体だ、っていうことか」
燈夜:いつの間にかいる。(何)
六会:「つまり、このパターンで行くと。神薙君のご友人……現“徘徊者”の宿主は、既に死亡しているただの抜け殻。ということに……神薙君?」
諏訪:「…無粋ですね。」表情はぴくりとも変わらず。
GM:いつの間にか入ってきた少年に驚くエージェント。
長野:「動かなくなった高科幸也の遺体が確認されないうちは、“動く死体”という事なのでしょうね」
六会:「……あまり、お聞かせしたくなかったことですが。神薙君の言う通りです」
長野:「誠に遺憾ですが」
燈夜:「一つ気になることがあるんだ。その“徘徊者”っていうのは、元々どういうヤツだったんです?」
燈夜:「あいつは分かれた欠片を探してるって言ってた。そんな適当にポンポン分裂するものかな」
長野:自ら座席をずれて、神薙君の座れる場所を確保する。
六会:「元々は……単なる。と言っていいものか解りませんが、やはり二重人格の戦闘狂のOVだったようです」
燈夜:座るつもりはないのか、席が空いたのをスルーしつつ立ったまま話を聞く。(何)
長野:それも予想のうちにはあったので、そのままの状態で静聴する。
六会:「そのオリジナルはずっと以前に死亡。しかし、その狂気に魅力を感じたFHの研究者が、人格のみの抽出、その植え付けを研究した末出来上がってしまった変異的なRVの一種と考えていいでしょう
長野:「在って無きが如きモノ…という事でしょうか?」
燈夜:「……俺と同じ、か」
六会:「傍にいる未発症者の内部に入り、毒素で侵し、殺した上でOV化する。……正に病原菌のようなものです」
燈夜:「最後にもう一度だけ聞くよ。あいつは、高科は……生物としてはもう死んでるのか」じっと六会を見る。
六会:「特殊なのは、その『RV』に侵された場合、衝動と行動を等しくする。と……」視線を受け、一度黙り込み。
六会:「……現状、情報を照らし合わせれば。そう考えるしかありません。神薙君」
燈夜:「わかった、ありがとう」一つ頷いて黙り込む。
長野:「口を挟んでも宜しいでしょうか?」
GM:はい。と。視線は燈夜より離れ。其方へ。
長野:「“徘徊者”の死亡時、未発症者が近くにさえ居なければ、それ以上の感染は防げるように考えられるのですが」
六会:「ええ、情報からはその様ですね」
長野:「それを実行するに辺り、必要な資材の調達、人員の配置は可能でしょうか?」
六会:「それは、囲い込みということですか? ……まぁ、大丈夫とは思います。皆さんが追い込みを担当なさるなら、其方の手配は致しましょう」
GM:ぱらぱらと資料をめくり。思い出したように。
叶夢:――カタン。不意に。扉の方角から、物音がした。
長野:「はい。では宜しくお願いいたします」
燈夜:扉開けてやろう。(何)
六会:「そういえば……先ほどの病院の一件は……」音に、再度言葉を切って、其方を見る。
長野:「栂井さん、いらっしゃいませ」
長野:少しだけ腰を浮かせ、やはり同じように空いた席を勧めてみる。多分断られるだろうが(何)
叶夢:その場に佇んだままに、中へと視線を投げる。予想通りに、席は断り(何)
燈夜:「どこまで聞いた?」
諏訪:扉でのやりとりに、ただ視線を向ける。
叶夢:「……遅いって事?」 問いには答えず。
燈夜:「と言うより――始まった時には終わっていた、ということになるんだろうな」
諏訪:「……“徘徊者”の分裂の件については伺っていませんが。」六会に。
六会:「分裂?」むしろ意表を突かれた様な表情で。
燈夜:なんだよ報告してないのかよって言う視線。(何)>キング二人
諏訪:「先ほど神薙さんもおっしゃっていましたが。現状、“徘徊者”は二人居ることになります。」
長野:「高科幸也と、皆本夏帆の二名ですね」補足。
六会:「その様な事象は……ええと、一体どういうことでしょう。現在のところ、“徘徊者”が二人以上になったという事例は出ておりませんが」困惑したようにぱらぱらと手元の資料をめくり。
燈夜:「だからさ。ひょっとしたら、あれは“不完全”なのかもしれない、と思うんだけど」
叶夢:黙って、下を見詰めたまま。
燈夜:「俺が話した限りでは、あいつはまだ人の部分が残っているように見えたよ」黙って叶夢に視線。
長野:「つまり、諏訪君が言いたいのは…高科幸也は真の“徘徊者”であり今も尚行動を続け、皆本夏帆は影響は受けているものの“継承”はしていないと」
長野:「そういうことでしょうか?」小さく首を傾げ、相方を見る。
叶夢:「……ああ。皆本には、あいつの、意識があった」 離れた場所に待たせている彼女を思いながら。
諏訪:「皆本夏帆については、そうですね。恐らくまだ。」そう“読んだ”のではないのか、と長野を見返す。
長野:「では、改めて栂井さんと六会さんに質問させていただきますが」
六会:「……なるほど……はい?」
長野:「“徘徊者”のシンドローム特徴として「炎」が顕現したことは過去のケースにありますか?」これは六会氏へ。
長野:「重力と炎。これらを使った様子はありましたか?」こちらは栂井さんへ。
燈夜:「要するに二つに分かれたから、一人の人間を完全に掌握するには力が足りてないのじゃないか、と俺は思うけど」
六会:「そうですね……“徘徊者”が発症したOVは、必ずバロール・シンドロームは付随しているようですが。もう片方のそれは、これも寄生者の素質に寄る様ですね」
GM:叶夢さんは解る。夏帆が手がけたろう遺体は、確かに“炎”の痕跡もあった。
叶夢:長野の質問に、無言で頷きを返す。
燈夜:「こっちも確認しておくけどさ。皆本は“生きている”んだよな?」
長野:「となれば、二つの推測が立てられますね」相方だけに聞こえるような呟きを漏らす。
長野:「一つ目は、神薙さんの言う、“徘徊者”が真っ二つに分かれ、高科幸也が半分、皆本夏帆がもう半分を所有している状態」
長野:「二つ目は、“徘徊者”は移行しておらず高科幸也に全てが存在したままであること。皆本夏帆はその影響を受け
長野:てはいるものの、“徘徊者”とは言い切れない状態」
燈夜:「俺はその1を支持しておくよ。あいつが自分で欠片を探してる、って言ってたのが唯一の根拠だけど」
長野:「後者であるならば、高科幸也の復帰は絶望的であるものの、皆本夏帆は復帰する可能性は残されており、」
長野:「前者であるならば、双方…………難しいでしょうかね」語尾は意図的に濁す。
諏訪:「半分の力で、何処までの影響を及ぼしているのかによりますが。」
燈夜:「ついでに言うと、半分かどうかも解らない。それと――二人が出会ったときにどうなるかも」
叶夢:「……」 顎に手を添える。複雑そうな表情をして。
諏訪:「それが問題ですね。今のままではいつ鉢合わせるか分からない。…生きているのであれば。」
燈夜:「もし分裂した欠片が一つに戻ろうとするならば、だけど。どちらかは助かるかもしれないな」淡々と。
長野:「“徘徊者”の成り立ちが、人格のみの抽出と植え付けを研究した末に完成した変異的なRVの一種である以上、元より喪失感を抱いている事も考えられます」
諏訪:呟き、叶夢を見やる。
長野:「故に、現段階では推測しか成り立ちません」
叶夢:視線に気づいて、見返す。
長野:「──二人が出会うまでは」
諏訪:「生きておいでなのでしょうか、皆本夏帆は。」
長野:「どうなのでしょうか、栂井さん?」
叶夢:「……いるよ」 半ば、それは願いか。 「“生きて”」
GM:では戸口に立っている叶夢。
GM:廊下の向こう。待たせていたはずの夏帆の姿が、いつの間にか視界から消えていることに気づく。
叶夢:「――……っ?」 会話に気を取られすぎていた。
叶夢:室内から視線を外して、彼女のいたはずの場所へ。
GM:座っていた席は、まだぬくもりがある。恐らくまだそう遠くには行っていないとうかがう事は出来る。
GM:そして、微かに残るRVの『香り』も。
叶夢:「まだ、」 言葉は続かない。 「……追わないと」 何の為に。答えは、まだ出ずに。
燈夜:「――何か長物を貸してもらえませんか。できれば日本刀」叶夢の様子を見てぽつり。
長野:「貸与の許可を下さい」六会氏に。
長野:「我々も早急に、彼女の行方を追いましょう」では、と。ようやくに腰を上げる。
六会:「いくらでもどうぞ。許可など事後承諾で結構です」
諏訪:頷き、同じく席を立つ。
燈夜:「俺はいつだって間に合わない――が。今回はまだ間に合うかもしれない」
燈夜:「こんな思いをするのは俺一人で十分だ」言って部屋を出た。
GM:まぁ一応振ってほしい。燈夜君意外でもいいですけど。 <調達
燈夜:#2r10
燈夜/Dice:2r10=(4,3)=4
燈夜:おお! ダメだった。(何)
燈夜:誰か社会の高い人!(何)
長野:#4r10+1
長野/Dice:4r10=(3,8,3,7)=8+1=9
燈夜:ありがとうありがとう
叶夢:おまえら。(何)
長野:はいどうぞ。
燈夜:庭王丸と名づけよう。(何)
GM:(大笑) <庭王丸
長野:んじゃこちらも、二人を追跡すると同時に一般人を近寄らせないよう協力を仰いだということで。
GM:はい。
六会:「お急ぎください。これ以上無用な被害者が出る前に……」
GM:そんな声を背中に投げかけ、見送り、内線を取る六会。
GM:微かに香るそれも、扉を開けて入り込んだ風に霧散した。