Middle Phase

――――――――――――――――――――――――――
Master Scene
登場:なし
場所:?
時間:過去
――――――――――――――――――――――――――

――がたん。
扉の開く音がする。
誰だろうと一瞬考えて、すぐにそんな思考を浮かべた自分に苦笑する。

誰って、お父さん以外に誰がいるんだろう。
いつからこうなったんだろうか。そんな、意味のない思考も何度も繰り返した。
…お父さんは、変わった。最近になって、まるで人が変わったように。

お母さんはそんなお父さんに愛想を尽かしていなくなって――
――あたしは、逃げることもできずにここにいる。
がちゃ、と。部屋の扉が開いてお父さんが顔を出す。
そして、あたしは心を閉ざしていく。




……



………




――――――――――――――――――――――――――
Middle Phase
登場:久継駆穂
場所:UGN支部
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

駆穂:#1d10+46
駆穂/Dice:1d10=(5)=5+46=51

GM:例の追討任務から暫し経ち。その間にいくつかの任務をこなしたりもした訳だが、そのうちの1つの報告の為に支部を訪れていた。
GM:そんな折の事。掛かる声。
男:「おや、偶然だね」ちょうど用があって戻っていたのか。
駆穂:「そうだね」
男:「前の件以来か。…そういえば」
駆穂:「“真紅の宝石”」
男:「例の少女のその後は、聞いているかい?」
駆穂:「大まかはね」
駆穂:ふぅと一息。
GM:そうか、と頷き。
駆穂:「“真紅の宝石”の件だろう。君が呼ばれたのは」
男:「どうやら、あの時のトラウマだけでなく、それ以前から何らかの虐待の様な物を受けていたらしいな。それが噴出して『ああ』なったのか、どうなのか。ともあれ、彼女の心の傷は相当根が深いらしい」やれやれ、といった風に
駆穂:「だろうね」
男:「どうして、そう思ったね?」ふむ、と。興味深げに。
駆穂:「発見した時彼女が手にしていたのは何だったか。覚えているだろう」
駆穂:「赤の紐だよ。同時に緑葉大樹を殺害した凶器でもある」
男:「あぁ。恐らくはエフェクトに依る物だろう。あの後、消えたという報告があった」
駆穂:「予想は。そうだな。緑葉大樹は安全である『はず』の自分の住処に戻り、そこで娘である緑葉椛に攻撃された」
駆穂:「『はず』と言ったのは、定期的に自分が虐げており『従えている』と確信している故に。だから無抵抗にて攻撃を受けた。『ありえなかった』からだ」
駆穂:「そうだな。案外、どうしようもなくなった苛立ちでも娘にぶつけようとしたんじゃないかな。これまでにもなく──ね」
男:「…ふむ」
駆穂:あくまで、予想だがねと。肩を竦める。
駆穂:「問題は、だね」
駆穂:「緑葉椛は“真紅の宝石”であった緑葉大樹をまがりなりにでも殺害できるほどのオーヴァードである、と言う事。また自覚が少ない、もしくは経験が少ない発症者としては慣れがない故に暴走しやすい、もしくはしている可能性がある、と言う事」
駆穂:「そして話は戻る」
駆穂:「“真紅の宝石”の件で僕らは呼ばれた」
駆穂:「”対策”だよ」
駆穂:一息。
男:「それが、君がそう思った根拠かい?」
駆穂:「予想だがね」
駆穂:「ただ──正しいか、どうかは問題にならない」
駆穂:「僕がやるべき事は何一つ変わらないからだ」
男:「私が呼ばれた理由は、大体においては君の予想であっているよ」 頷き 「ただ」
駆穂:「ああ」
男:「それとは別に、少し気になる話が入ったらしくてね。“真紅の宝石”と呼ばれるモノは、今までに何度か斃されているらしい」
駆穂:「────」
男:「しかし、その度に新たな姿を持って“現れて”いるのだそうだ。私が呼ばれた理由は、『本当に“真紅の宝石”は滅されたのか』を追加調査しろ、との事だ」
駆穂:「そうかい」
駆穂:どこかで聞いた話だ。いや────近しい話だ。
駆穂:「それで一応僕も、か」
男:「そうして貰えると多少は助かる、という程度ではある。君も忙しい身だろう」
駆穂:「そうだね」
駆穂:「なら報告に行くかな」
男:「まぁ、気が向いたら彼女の様子でも見に行ってあげるのもいいかもしれないね。最近は、多少快復に向かっているそうだ」
駆穂:「そうするよ」
駆穂:肩を竦めて。
駆穂:支部長室に向かった。
GM:そうして、2人は各々の任務に戻る為に別れた。


――――――――――――――――――――――――――
Middle Phase
登場:津嶋皓
場所:学校
時間:現在、放課後
――――――――――――――――――――――――――

皓:#1d10+37
皓/Dice:1d10=(10)=10+37=47
皓:おおぅ。
GM:やる気だな。

GM:きーんこーんかーんこーn中略。
GM:授業を終え、以下略。
GM:さて、そんな訳で。
GM:自由の身となった君の前に立ちふさがるというか立った影が1つ。
久米:「なぁなぁ、津嶋。今日は暇か暇だろ暇になろうぜ」
皓:毎度のように適当に教科書を鞄放り込み、さて、部活に向おう……と。
皓:その目の前にたった相手に目をしばたたかせて。
皓:「いや、今日は部活なんだけど……どうしたんだよ、一体?」
久米:「何ィ」がびん、しょっくを受けた表情。
久米:「っく、トモダチ甲斐のない奴だ…」 おまえが言うな。
皓:「いや、久し振りにおまえのそんな誘いの言葉聞いたけど……どうしたの?」いいのか? という言葉は出ず。
GM:少しぶちぶち言った後。
久米:「いや、学校の事とか話してたら会ってみたいとか言われてな。心当たりのある中で1番安全牌なのがおまえだった」悪びれた風もなく。(何)
GM:誰が、と。主語はなく。
皓:「…………ああ、例の彼女?」
久米:「おうよ」 頷く頷く。
皓:しかしひっどい認識だなぁと内心で呟きつつ。
皓:「んー、まぁ、そういうことなら付き合ってもいい、かな?」曖昧な返事。
久米:「を。マジか」きらん、輝く目。期待視線120%
皓:「流石に部活終ってーとかじゃ、面会時間過ぎちゃうよなぁ」むん。頷きつつ。
久米:「おっしゃ、そうと決まればさぁ行くぞやれ行くぞ。荷物はそれだなおっけー俺が持ってやるぜ!」がし、鞄を二つ手にし。(何)
皓:「んじゃちょっと休みの連絡を……って待てよおい!?」
皓:久米より、いきなり取られた鞄を追うように。
GM:久米ちーは、「先に靴箱まで行ってるぜー」とばかりに駆けて行き。
皓:唖然。「あー……乗せられたかなぁ、これは」頭をかき回し。
GM:そんなこんなで、済し崩しに君は病院へと付きそう事になってしまった。南無。(何)
皓:「ごめん、蒼太。真帆さんに断っといて!」じゃ! と、その言葉に上がる抗議も聴かず、廊下へと賭け出して行く。


――――――――――――――――――――――――――
Middle Phase
登場:テッド&十条美月
場所:病院
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

テッド:#1d10+42
テッド/Dice:1d10=(3)=3+42=45
美月:#1d10+43 登場
美月/Dice:1d10=(4)=4+43=47

GM:さて。
美月:りんごで兎つくって並べてる
GM:例の『お相手』さんとやらの存在を知らされてしまったからには、その相手がどんな人物か確かめねばなるめぇ。
テッド:いいなー、って顔で見てる。>りんご
美月:「へっへー、可動式なんだよこれ。いやー、これ造れるようになるの大変だったんだからー」などと会話しつつ
GM:そんな訳で、『そろそろ例の子が来る時間よウフフあんまりおじゃましちゃめーよ』という有力情報を手に入れた君たちがまったりすること暫し。
テッド:「器用だねぇー。」きゃっきゃしてる。(何
GM:こんこんここここん、と扉がいい感じのリズムでノックされる。
美月:#空気のように気配を殺してカーテンの裏でひっそりきゃっきゃしてる二人(何
美月:#ついたてのうらね
GM:おまえら。隠密判定いるかい。皓が気づくかもしれないぜ(何)
美月:(おー、きたきた、どんなやつかなー)
美月:#だいじょうぶさ、てっどん銃もってるから黙らせるならすぐd
皓:知覚はそこそこ振れるぜ(何)
久米:「おじゃまーっす、元気してたか」流石に病院内だという自覚はかろうじてあるらしい。そこまでの大声は出さず。
テッド:(かせいふはみたー)(こそこそ)
椛:「……ぁ」 扉の方に視線をやり、小さく声を出汁。
GM:だし。(何)
皓:#1d10+47 引きずられて入室。
皓/Dice:1d10=(7)=7+47=54
久米:「今日はお土産持って来たんだ」いそいそと引っ張り込む
皓:「ちょ、久米、おまえはしゃぎすぎ……と」ずるずる引っ張られ。
美月:#袖机にはりんごでつくった兎がならんでいる(何
皓:「あ、お邪魔します」視線の先の少女を認め、一礼して。
椛:「…っ」知らない人に、少し息を飲む様子。皓には知る由もないが、こういった反応を示す様になったという自体、快調に向かっているという事だろう。
テッド:(りんごー……あれ。なんで皓がいるんだろ)美月たんつついておく(何)
皓:「……あ」その様子に一歩扉の方に下がる。
皓:「……久米」少々非難の視線。「僕、不味かったんじゃないの? この状況って」
久米:「ほら、前に話したろ。津嶋皓、例の付き合いは悪いけどいい奴」 大丈夫だって、と。いう様に頷いて、説明をして
皓:明らかに怯えている少女の様子に、なるべく視線を流さないようにして。
美月:(会話からすると、あっちの久米ってのが主犯みたいね)(ひそひそ
テッド:(だねー。あんな何処の魚の骨、おとーさん許しませんよー)(ひそひそ
椛:「……。本当に、連れて来たんだ」 小さな声。最初のおびえは減り、代わりに混じったのは驚きか。
皓:名前まで話してるのかー。こいつ確信犯だろ。と内心天を仰ぎ。
美月:(おお、しゃべった。おかーさんうれしい)(何
久米:「おうよ、任せろっつったろ。こいつも快くおっけーしてくれたぜなぁおい」ばしんばしん。そんな背中をはたくはたく。
皓:「ばか、痛いっての! え、と……はじめまして」
皓:前半は不機嫌に、後半は少々おっかなびっくりに。
テッド:(成長したわね、もみじー。さめざめ)(何
皓:「久米のクラスメイトの津嶋って言います。……君は?」そういえば名前も訊いていなかった。
椛:「…はじめ、まして。えっと」
久米:「緑葉椛ちゃんっていうんだよかわいい名前だろいい名前だろ」テンション高い(何)
皓:「あのな、僕はこの子に……まぁいいか。緑葉さん、でいいかな?」
椛:「…」こくり、と。頷いて
椛:「ええと。すみません、わざわざ…」おど、と。謝罪から入る。
皓:「そうか。じゃぁ、宜しく。緑葉さん」頷く様子に笑顔で。ようやく本調子に戻ってきた。
皓:「いや、僕も久米から君の話を聞いてたし。一回会ってみたいな。って思ってたから」
久米:「そうそう、気にしなくていいって。どうせこいつも結構暇人なんだぜ」からから、お前は少しは気にしろといいたくなるイイ笑顔で笑ってる。
皓:「いい子だって、こいつから聞いてたし。うん」このやろう。と見上げた視線は少々胡乱気味。
GM:そんな様子を少し困った風に見てる椛がいたりで。これはこれでコンビと言えるのか否か。
久米:「ところで」
久米:「そこのリンゴは?」(何)
皓:おや? とその言葉に視線。
皓:「あれ、誰かお世話の方がいたの?」
椛:「……えっと」 そこ、と。なんかよく見たらもぞもぞしてる方をそっと指す!(何)
皓:「……ん?」ひょい。と其方に視線。
美月:「はぁい♪」とか片手あげて登場する二人(何
テッド:「はろう☆」(何
皓:「……あ、れ?」きょとん。何故ここにこの二人が。といった視線で。
美月:「いやー、すみにおけないねー、皓くん」(何
久米:「やっべ、見付かった逃げねぇと!」がびんちょ、慌ててる一人。(何)
皓:「いや、僕は関係な……いやちょっと」がし。二人の腕を取って。
久米:「って、アレ。何だお前、知り合いなん?」
皓:「久米、済まない。ちょっと野暮用」ずるずると二人をひきずって扉へと。
テッド:「皓ったら女ったらしー」(何
美月:「あら、あらあらあら? なんかひきづられてますわよ?」とてっどんにあいこんたくt(何
久米:「お? おう」 よくわからない顔で見送り。見れば、椛も同じような顔で。
皓:「また後でね、久米、緑葉さん。じゃっ!」無理やり外の扉に二人を押し込めて、退出!
テッド:「もしかしてこれは“むすめさんをぼくにください”って展開かなー?」きゃっきゃ(何
美月:「まっ、すすんでるのねっ」(何
皓:ばたん。病室の扉を閉めて。
皓:「……お話聞かせてくださいよ、UGNのお二人が何故彼女の側に?」些か半眼で見る。
テッド:「お仕事でーす。」(何
美月:「そだよー、お仕事中なんだよー」
皓:「──……」はぁ。と肩を落とし、ため息で。
美月:「『いい子だって、こいつから聞いてたし。うん』・・・とかって皓もいい子だって思ったってことだよねー」とか声真似とかしてみゆ
皓:その言葉には、軽く頭を小突く仕草を。
テッド:「せーしゅんのかほりだねー」みつきんうまーい、とか言う(何
美月:「でまあ、・・・というわけよ」かくしかで説明(何
皓:「…………」話に眉を潜め。「──そっち方面の話ということです、か」
美月:「そんなわけで、密会相手がどんなのか突き止めようと張ってたら皓たちがきたってわけ。」
テッド:「まー。めんたるけあーって面ではさっきの彼のお手柄っぽいけどねー。」説明に頷きつつ。
美月:「まあ、皓も気に入ったんならたまに顔見せにきてあげてよ。」(何
皓:「普通に、友達の友達と会えるって思ってたのに、なぁ……」この二人が悪い訳じゃない。けれど、どこか非難めいた視線で。
美月:「ん、別にそれでいいと思うけど?」
美月:「むしろ、そういう風にしてもらったほうがいいかな。」
テッド:「皓まで“お仕事”だと思うことないんだよー。」イインダヨー。
美月:「バイト代もでないしねー」くすくす
皓:「僕は彼女の直接の力にはなれないよ。それは久米の担当だし。──まぁ、うん。僕には“そちら”は関係ないです。そうですね。うん」
皓:些か言い聞かせることば。
テッド:「みつきんの可動式うさぎさんりんごでも堪能していけば良いよ。」ねー。とアイコンタクト。(何
美月:ねー、とアイコンタクト返し(何
駆穂:#1d10+51
駆穂/Dice:1d10=(1)=1+51=52
駆穂:ぶらぶらとセンターの方から病室の方にやってくる。一応、花束を持ってる。
美月:「ん、あれ? かるぼー?」
美月:めざとく発見してみる
駆穂:見知った者を見たので立ち止まる。
テッド:「――んや。…お見舞いですかー。」手を振り。
美月:「珍しいね、かるぼーがお見舞いって。」とか失礼なことほざくみつきん
皓:「……あれ? 久継君?」
駆穂:「そうだね。見舞いだよ。緑葉 椛のね」
美月:「あれ、かるぼーも絡んでたの? 椛ちゃんの件」
皓:嫌な予感とともにその姿を認め。──その名前。
駆穂:「────…」肩を竦める。
皓:「……何かの知り合いなのかな? 緑葉さんと久継君って」
テッド:「揃いも揃って、だねえ。」皓を見やり。
美月:「・・・まさかとおもうけど、皓。」
駆穂:「絡んでいたというより。彼女を発見し保護したのが僕なんだ」
美月:「あの久米ってのOV?」
美月:「あ、そなんだ。」
皓:「……いや、そんな話は聞いてない……確保?」
美月:「うちら、保護のときの話なんて聞いてないからねぇ」
テッド:「僕ら、めんたるけあー担当ですから。」(何
美月:「人選どうかとおもうけど、ねー」(何
テッド:ねー。と以下略(何
皓:「何かの“そちら”絡みの被害者、だったのかな? 彼女は」
駆穂:「それこそ似合わない、というべきかな」どうでも良さそうな口調で。メンタルケアについて。
皓:訊いてもどうしようもないことと思いつつ。訊かずにいられない。
駆穂:「津嶋」
皓:「何?」
駆穂:「君が友情を尊び重んじて行動する人材である事は知り得ている。故にこれから先は君にとっては好奇心だけではすまない一方通行になるよ」
駆穂:「それでもいいなら聞くがいい。僕には止める意味は無い」
皓:「……なんだよ、それ」
皓:一瞬、低い呟きで。でも。
テッド:なんとなく張りつめる空気に肩を竦める。あーあ、と美月にアイコンタクト。
美月:「・・・そんなに気になるんだ、へー」とか皓の顔のぞいてみる(何
駆穂:「──やれやれ」
皓:「──何も知らないまま、何も出来ないまま、失っていく。それが……今の僕にとって一番耐え難いことなんだよ。久継君」
駆穂:ただ──肩を竦める。
美月:「とかいいつつわたしもちょっと興味あるんだよね」と、くるり駆穂を見る(何
皓:「だから訊くよ。……一体、何なんだ? 君の知ってること。その目的は?」
駆穂:「そうだろうと予測して。問うた」
テッド:「かるぼーは意地悪だからねぇ。」楽しげに。
皓:「人が悪いな」はぁ。と息をついて。
駆穂:「性分でね」
駆穂:「いや。ルールというべきかな。どちらでもいいが」やれやれ。
美月:「まあ」
美月:「その話あとにしない?」病室がちょっと気になり始めたようだ(何
駆穂:「そうだろうね」
美月:「面会終わってから、んー、支部ででも」
駆穂:花束を津嶋にそのまま手渡す。
美月:「わたしたちもケア役とはいえ、面会おわったら居られないしね」
テッド:「こんな所で話して、聞かれても困るし?」
皓:「……ああ、そうだね」ふと、病室の扉に視線を。その瞬間、差し出された花束に驚いた仕草を。
駆穂:「僕には花束を渡す接点が無いんでね」
皓:「そんなの……」僕にだって無い。との言葉は音声にならない。
美月:「一応、命の恩人ってことにはなるんじゃないの?」
駆穂:緑葉 椛の日常との関わりが無い事を示して。
美月:「まあ、話すわけにはいかないだろうけど。」
駆穂:「十条。『僕は緑葉 椛とは関わりが無い』。そういう存在なんだよ」
駆穂:軽く肩を竦めて。後にする。
美月:「あー、はいはい、『そういうこと』なわけね」
美月:「じゃ、またあとでねー」
テッド:「僕らじゃかける言葉もないし、皓が渡すのが一番いーよ。」肩をポムと叩き。
テッド:「かるぼーったら照れ屋さん。」呟いて見送る。
皓:「……今は関わりが無くたって。“これから”関わればいいのに」ふと。花束に視線。
美月:「でもまー・・・あの頃からしたらとっつきやすくはなってる、のかね」とぽつり、誰に聞こえるでもなく呟く(何
皓:「そんな当たり前の関係も、築く気は無いんだね、久継君、君は」
皓:届かない声を、離れていく背中に。
美月:「ということで、ささ、花束もって再登場ー。わー、ぱちぱちー」とかはやしてみる
テッド:「…そんじゃ、二人っきりの空間に終止符打とうかー」んー、と伸びをして。のんびり。
GM:さて、病室に戻れば。
GM:ちょっといい雰囲気になってたりなってなかったり、いきなり花束持って登場した皓に「憎しみで人が殺せれば」と言わんばかりの視線が投げつけられたり
GM:そんな様子を見て「あらやだ三角四角五角あらあらまぁまぁ若いっていいわね」と見てる人がいたり。
GM:そんな平和な光景が流れる日。


それを眺める一対の目があって。――そんな平和はいつまでも続かないなんて事は、誰もその時は考えてはいなかった。


――――――――――――――――――――――――――
Middle Phase
登場:全員
場所:支部の一室
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

テッド:#1d10+45
テッド/Dice:1d10=(8)=8+45=53
駆穂:#1d10+52
駆穂/Dice:1d10=(8)=8+52=60
皓:#1d10+54
皓/Dice:1d10=(5)=5+54=59
美月:#1d10+47 登場
美月/Dice:1d10=(4)=4+47=51
GM:さて、支部の一室。会議室の様な場所でも1個こっそり乗っ取って集まった面々。
GM:(後は任せた)(ええー
美月:「で、アフターケアにまでかるぼーが顔をだすって、どんな事件なわけ?」と、とりあえず口火切ってみる
駆穂:「集まったね」
テッド:「皓も準備してありまーす」つつく(何
皓:「ん……」小突きに頷く。言葉少なに。
駆穂:「“真紅の宝石”というオーヴァードの話になる。単刀直入に言って緑葉 椛の父親の事だ。先日、UGNの方で包囲し、死亡を確認した」
駆穂:「その死亡した現場に緑葉 椛がいた。エフェクトを用いて父親を殺害した」
駆穂:「その後、UGNの方で確保。メンタルケアを必要と考えて現在に至る」
美月:「あれ、椛ちゃんってOVだったんだ」(何
皓:「────」それは……と、口を継ぎかけ。沈黙を保つ。
駆穂:「事実関係だけはこの通り」
テッド:ふーん、と話を聞いている。
美月:「んー、でもそれだけなら、かるぼーがわざわざ顔出すとはおもえないんだけど?」
駆穂:「また緑葉 椛は恒常的に虐待を受けていた可能性がある」
テッド:「だからあんな感じなのかなぁ。」始めの頃を思い出す。
駆穂:「父親にね。──UGNに追撃包囲された後、逃げ込んできたのが自分の家。その普通でない状態の父親の干渉により」
駆穂:「”オーヴァードになった可能性がある”」
美月:「できたてほやほやってこと?」
テッド:「十分な異常体験だし、ね。」なる可能性はあるか、と頷き。
駆穂:「更に言えば“真紅の宝石”は。姿を変え形を変え、現れた、という記録報告もある」
美月:「憑依型OVの可能性もある、と」
皓:「──久継君」話を聞いて。ぽつり。
テッド:「つーまーり。」言葉を切って。
駆穂:「ああ」
駆穂:「だから。『そう』いう事だ。津嶋」
皓:「君が言いたいのは、つまり、椛さんがその、新しい“宝石”かも知れないって事?」
駆穂:「可能性としてね」
駆穂:一息。
皓:「……なら、まだ確定じゃない。ってことだね」
美月:「ちなみに」
美月:「“真紅の宝石”の特徴とか、資料はあるの?」
美月:「同じコードネームなのは行動がにてたからとか、同一の記憶をもっていたとか」
駆穂:「──さぁね」十条の台詞には幾分の間を置いて答える。
駆穂:「UGNとして調査すべき、と決まったのが最近なんでね」
駆穂:「これから調査さ」
美月:「そっか、じゃあその辺から手つけたほうがいいか」
皓:「なら、僕は違うという、その可能性に賭けるよ。“只の覚醒者”なら、普通のままでいる事も出来る、だろう? それこそ……UGNの手でも」
駆穂:「そうだね。──ああ。津嶋」ついでに言うように。
皓:「……何?」
駆穂:「UGNの総意はどうかはわからないが。一つ言える事は」
駆穂:「『僕が成すべき事は彼女がどうあろうと何も変わらない』」
駆穂:きっぱりと言い切る。
皓:はぁ。とその言葉にため息をつき。
皓:「──君とって僕の考え方は、まどろっこしくて甘いとしか見えないだろうね。でも……僕は君の様に全てに達観できるほど、熟し切っていないんだ」
皓:「……八つ当たりだよ。ごめん。忘れて欲しい。今の言葉は」
駆穂:「そうだろうね」
皓:ふい。と目を逸らして。
駆穂:「ただね。僕は僕の選択を積み上げて『ここ』に来てるんだよ。津嶋」
美月:「まーまー、まだ何もきまっちゃいないのに、そんな先のこと考えても、ね?」
駆穂:「だから迷う事は『今の僕』にとって。ただの甘えだ」
皓:「なら」
皓:「僕は迷うことで、今の僕で在るよ。──まぁ、ともかく、だね」
駆穂:「話を元に戻そう」
皓:ごめん。と美月さんに視線を投げ。
テッド:「まー…最終的にどーするにしても、ここで主張し合っててもしょーがないわな。」肩こきこき
駆穂:「事実はこの通りだね。だからこうしてここにいるんだ。十条」
美月:「つまりは、この先の状況次第、ってことかな」
美月:「今のうちにできるのは、その“真紅の宝石”ってのがどんなOVだったのかとか調べることくらい?」
駆穂:「テッドに関して…まぁ。特別に指令を受けてないよ。言ってみれば僕もそうさ」
美月:「皓はあのお友達と一緒に椛ちゃんと遊んであげてもらえるとたすかるかなー。ほら、わたしたち一応監視とかもしてなきゃいけなかったし。」
駆穂:「あえていうなれば『“真紅の宝石”が生きているかもしれないから、観察しよう』がある意味UGNの総意だね。様子見」
皓:「ああ、それくらいなら言われなくても」こく。頷く。
美月:「てっどんはどする? 調査いく? 椛ちゃんのとこいる?」
テッド:「お前は言葉が足りないよね。いつもね。」はー、とため息。
駆穂:「そうだね」
テッド:「んー。かるぼーとみつきんが行くなら残ってるよー。足りなかったら呼んでー。」
テッド:<調査
GM:『prrrrr!』
GM:そんな中、無機質な電子音の呼び出し。きっと駆穂の携帯。
駆穂:「──」携帯を取る
GM:男『久継駆穂くんかい。』 何度か聞いたあの声が、電子音
GM:となって耳に伝わる。
駆穂:「ああ」
GM:男『こちらの調査の過程で、1つ気になった事があってね。一応伝えておこうと思った次第だ』多少気にしていた様だしね、と。
駆穂:「言ってくれ」
GM:男『直接、“真紅の宝石”に関わる話ではないんだがね。ハルシオン、という名前に聞き覚えはあるかい』
駆穂:「まぁね」
GM:男『なら話は早い。実はあの子を収容してからしばらく、時たま奴の姿が目撃されているらしい』 だからどうという訳でもないんだが、と。
駆穂:「精神干渉が得意なFHエージェントだね」
GM:男『特に何をしている、という情報が入った訳ではないが。奴の『悲劇を好む』という習性を考えれば、あまりいい気分はしないだろう』
駆穂:「どうでもいいさ」
駆穂:「気分に関してはね。問題はそこじゃなくて、FHが絡んできてる、という事だね」
GM:男『まぁ、取り敢えず今回伝える事はそれだけだ。邪魔したね』
駆穂:「ああ」
駆穂:携帯を切る。
駆穂:「今回の一件にFHの干渉が確認された」皆に言う。
美月:「FH? あ、そいえば“真紅の宝石”もFHだっけ・・・?」
テッド:「きな臭くなってきたー?」首かしげ。
駆穂:「違うな。“真紅の宝石”自身は」
皓:「……戻っていいかな」席を立ち。皆に。
駆穂:「干渉してきたのはハルシオン。FHエージェントの中で精神干渉に長けた」
美月:「あー、うん。まあなんかあったら連絡よろしくっ、ってことで。」
駆穂:「『悲劇を好む性質を持つ』」
美月:「人の不幸は蜜の味、って奴?」
テッド:「…椛ちゃんがぴーんち、かもね。」じゃ皓と一緒に病院に戻ろうかのう。
皓:「僕はここにいるより、久米や椛さんのところにいたい……ごめん、先に行くよ」
駆穂:「ああ」
皓:ここで出来ることは何もないとばかりに、二人に。
駆穂:「僕は調査に戻るよ。テッド、十条任せた」後は皆、好きにするといい、とばかりに席を立つ。
皓:それじゃぁ。とテッドさんの方は見て「宜しくおねがいします」
皓:言って、先に退出へと。
美月:「あー、わたしも情報集めしてくるわ。椛ちゃんのことよろしくねー」
テッド:「ほいさー。」へろりと手を挙げて。皓の後に続く。


――――――――――――――――――――――――――
Master Scene
登場:なし
場所:病院
時間:?
――――――――――――――――――――――――――

深夜、慌てて目を覚ます。
いやなゆめをみていた。…と、思う。
どんな夢だったか、内容は覚えていないけれども。全身にびっしょりとかいた嫌な汗が嫌な夢だったことを示している。
しばし息を整えて――
「……だれ?」
部屋の隅に声をかける。
「おや。起こしてしまいましたでしょうか」
それは申し訳ありません、と。闇が動く。
「こんばんは。はじめまして、でしょうか。僕ですか? そうですね…、ハルシオンと。それでは、以後お見知りおきを」
一礼し。白い闇が笑う。


――――――――――――――――――――――――――
Research Phase
登場:自由
場所:自由
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

GM:というわけでリサーチ。最初に提示した通り、ちょいと適当な処理になります。
美月:まあ調べることもあんましなさそうではあるが
美月:とりあえずでとこか
美月:#1d10+51 登場
美月/Dice:1d10=(4)=4+51=55
GM:ちなみに、一応提示。
GM:緑葉椛 情報:黒巣市、UGN、噂話   難易度:7、9、15
GM:“真紅の宝石” 情報:UGN、裏社会、FH  難易度:9、14、17
GM:ハルシオンについて。 情報:UGN、裏社会、FH、噂話  難易度:5、8、12
駆穂:#1d10+60
駆穂/Dice:1d10=(1)=1+60=61
GM:現状で一応調べられる点は上記の3つにて。
美月:調べる技能によって内容違う?
GM:違わないですのん。
美月:じゃあ全部UGNでいいや
美月:簡単なとこから。
美月:#5r10+1 ハルシオンについて こねあり、UGN
美月/Dice:5r10=(7,10,2,6,8)=Critical!!
美月/Dice:1r10=(10)=Critical!!
美月/Dice:1r10=(5)=5+20=25+1=26
美月:なんだかな(何
駆穂:“真紅の宝石”について。
駆穂:#12r10+1 《ベーシックリサーチ・1》 侵食:63
駆穂/Dice:12r10=(8,9,9,2,1,1,10,8,2,2,2,6)=Critical!!
駆穂/Dice:1r10=(7)=7+10=17+1=18
駆穂:#12r10+1 《ベーシックリサーチ・2》 侵食:−
駆穂/Dice:12r10=(3,9,4,8,10,4,3,10,3,7,5,1)=Critical!!
駆穂/Dice:2r10=(8,2)=8+10=18+1=19
駆穂:19で。
GM:ちなみにトム、どれに対するリサーチだい。
GM:俺が悪かった。(何
GM:(宣言してたにゃー(何
駆穂:“真紅の宝石”について、だ。ボス(何
駆穂:んでは再登場の処理して。#1d10+63 [情報判定用]
駆穂/Dice:1d10=(2)=2+63=65
駆穂:緑葉 椛について。《ベーシックリサーチ》。
駆穂:#12r10+0
駆穂/Dice:12r10=(8,2,1,2,7,10,8,5,6,9,7,10)=Critical!!
駆穂/Dice:2r10=(7,9)=9+10=19+0=19
美月:あっさり(何
駆穂:#12r10+0
駆穂/Dice:12r10=(9,8,3,3,9,7,8,1,5,10,9,10)=Critical!!
駆穂/Dice:2r10=(3,9)=9+10=19+0=19
GM:とりあえず、ハル坊と宝石と椛については丸わかりだね。(何)
駆穂:19。
駆穂:侵食値は67。
GM:じゃあ、一番適当なハル坊から。
駆穂:一先ずはこれで。後は疑問点に応じて。
GM:FHのセルリーダー。本名不明。20代半ば頃と思われる。 常に白い服で現れ、人の心につけいることを喜びとする。
GM:シンドロームはエグザイル/ソラリス。情報操作、及びRVによる人体実験などを行う。
GM:今回の件についても何か関わりがあると思われ、時たま姿を見られている。

美月:これ、病院の中にまぎれてないよな(何
テッド:白いから気をつけろよ(何
美月:セレーネさんの病院(何
GM:看護婦がこいつだという説があったがまぁどうでもいい。(何)
皓:看護士……っ!?
GM:大丈夫、ないから。(何)
皓:おぅけぃ。
GM:では次、椛について。
GM:私立高校に通っていた少女。被害者。
GM:発見当時は血にぬれた糸状の武器をを手にして血の池の中にいた。
GM:シンドロームはブラム=ストーカー/オルクス。事件の際に、レネゲイドが発症したと思われる。
GM:現時点では、まだレネゲイドに付いて教える以前に精神を安定させる方が先という事で治療を優先。ケアと“いざというとき”の保険で2名のスタッフをつけてある。
GM:最後、宝石に付いて。
GM:どこの組織にも属していないジャーム、とされている。シンドロームは不明。エフェクトを使用しないのではなく、あまりに多くのエフェクトを使ってくることからエグザイルではないかという意見もある。
GM:見かけられる度に姿形が変わっている。性別も男女問わず。また、幾度となく倒したという報告があがっているのに、気がつけばまた目撃証言が出てくる。
GM:そのことから、“真紅の宝石”とは一人ではなく、複数個体につけられた名称ではないかという意見も出ている。
GM:“真紅の宝石”であるとされるのは、自らが名乗り、また性格や言動も一致する事から。
テッド:ふみ。
GM:なお、現在の“真紅の宝石”について。椛の父親である、が。
GM:今回の事件のしばらく前から、家庭内暴力が始まったりなんだり。それこそ、彼を知る人からは『人が変わった様に』と評されるほどに。
テッド:糸状の武器ってなんなんだろう。(と外野
GM:赤い紐っぽかった。調べようにも、気絶する時に消えたっぽい。
テッド:ほむん。
皓:オルブラですから……緑の鞭、かな?
駆穂:まぁ。こんな所かな。
美月:まあ赫剣かなんかじゃ
GM:うん。(何) <緑鞭
テッド:びーんご。(何
駆穂:自分は追加情報確認はなしで。
皓:答えてくれた(何) <緑鞭
テッド:まあこんなとこですかのう。
皓:僕も解くには(外野からですが)
GM:取り敢えず現在、病院行ってるのが2人に調べ物してたのが2人だっけ。
テッド:だね。
皓:そうなりました。
駆穂:です
GM:調べ物組、調査終わった後は病院に向かいますのんでしょうか。
駆穂:それでお願いします
美月:調査内容はメールで送っておく(何
テッド:さんくーす(何
GM:はいさ。
皓:どもっす。
駆穂:「──さて、と」
駆穂:本部に連絡してた携帯を畳んで。
駆穂:病院に向かう。


――――――――――――――――――――――――――
Trigger Phase
登場:全員
場所:病院
時間:現在
――――――――――――――――――――――――――

テッド:#1d10+53
テッド/Dice:1d10=(6)=6+53=59
皓:#1d10+59
皓/Dice:1d10=(4)=4+59=63
美月:#1d10+55 登場
美月/Dice:1d10=(5)=5+55=60
駆穂:#1d10+67
駆穂/Dice:1d10=(3)=3+67=70
GM:さて。登場全員とは言っても、先に着くのは皓とテッドかね。残り二方は途中の適当なタイミングで合流してくださいですの。
皓:はいー。
テッド:ほいさ
駆穂:了解。

GM:というわけで、夜道を急ぎ病院への道を辿った2人。
GM:面会時間もとうに終え、人気もない病院の中へ入り込み、見回りの目をくぐり抜けて病室に辿りついた。
テッド:「…。」病室の周囲に警戒しつつ。
皓:「……今のとこ、妙な雰囲気はない、ですよね?」
GM:小さく戸を開け中を見れば、明かりはなく。ベッドには寝転がる人影が1つ。
皓:寝転がる? 普通に寝てるのでは?
GM:普通に寝てるっぽいです。
テッド:「…と、思うけどねー……。」室内に目を走らせ。
GM:うまい言い方がどっか行った。(何)
皓:横になってる、ってことですね。
GM:(こくこく
皓:とりあえず、気付く範囲で何か不穏な雰囲気は感じるでしょうか。
GM:今のところは、特に何も。すっごい静か。
テッド:まあ、とりあえず気配に注意しつつ、部屋に入るかね。
皓:「──椛さん?」小さな呟き。それが思いの外大きく聴こえる。
GM:返事はなく。
GM:代わりに、電源を切り忘れた皓の携帯が胸元で震える。マナーモードになっていたのは幸いか。
テッド:「寝てるだけ……に、見えるけど。…さて。」小さな音に眉を上げ。
皓:「……あ」やば。と、それを耳に。
GM:見ればメールが一通届いている。
皓:ベッドから離れるように。と、メールですか。
皓:とりあえず戸口で。片手を翳して光が漏れないように。
テッド:「………。」宛が外れたかな?と一人首をかしげる。皓を見て、椛を見て。
GM:差出人は久米、件名は「今世紀最大の山場発生したっぽ」
皓:「……あいつ」はぁ。とため息。のんきなものだな。とメールオープン。
GM:本文『やっべ、ちょっとアレだ。何だ聞いてくれよ』という書き出し
皓:片手を上げてテッドに軽い謝罪の意を示し。内容を読み進め。
GM:本文『なんか話したい事があるとかって、呼び出されちゃったよ俺! しかも夜だってよ、え、これ、もしかしてひょっとしたりしね? すると思うだろ、な?w』
皓:「…………」
テッド:どーぞ、と肩を竦めて答える。
皓:「テッドさん……」
テッド:「んー?」
テッド:窓の外の月を見たまま。
皓:「当てが外れたところじゃない……!」
GM:本文『つーわけで俺は一足先になんつーの。お先に階段ってモノ登って来るわw 詳しくはまた明日な! あーもう、緊張してきたやべー』といった所で終わってる。
テッド:「…皓?」怪訝そうに視線を戻す。
皓:大またでベッドに近づき、そのシーツをはぐ!
GM:寝ているのは、確かに椛だった。少なくとも、“そう見えた”。
GM:――が。
皓:「……おまえ……誰だ? 椛さんと、久米をどうした!?」
皓:シーツを掴んだそのままに。
GM:?「おや、もう気が付いてしまいましたか」やれやれ、と。しかし予想に反して、答えが返ってきたのは後方から。
GM:するり、闇から溶け出すように白い人影が病室に現れて。
皓:「っ!」声に、身を翻すように。
テッド:「……チッ。」銃を抜く。
ハルシオン:「それにしても。そんなに声を荒げては、ほかの皆さんにご迷惑ですよ」ここは病院ですからね、と。
GM:銃を見て、おお怖いとおどけて見せる。
皓:「その患者を摩り替えた非常識はどう説明するんですか、貴方は!」
テッド:「……アンタが、何とかってFHの奴?」銃を向けたまま。
ハルシオン:「失礼ですね。僕は、何もしていませんよ。今回は、そう。ただ、“見守っている”だけですよ?」皓の叫びに、煩そうに軽く眉をひそめ。
皓:「──人形を用意しておきながら、よく言う!」低く吐き捨て。
ハルシオン:「それに、摩り変えなんて無粋な事もしてませんよ。“それ”は彼女です。正確には、彼女の一部ですが」 一度、言葉を切り。
ハルシオン:「さて問題です、“彼女”のシンドロームは?」 調べは付いているのでしょう、と。笑み。
テッド:「……成る程ね。傀儡か。」
皓:「──ブラム=ストーカー」呟き。
皓:そのまま、場所も気にせず携帯の登録を繰り、久米にコール。
ハルシオン:「やれやれ、愛し合う2人が出会おうとしているのに邪魔をするなんて無粋な方ですね」 その行為を眺めながら
GM:耳に入る呼び出し音。しかし、相手は出ない。
皓:「────っ」一瞬言葉に相手を睨み。そのまま病室を飛び出す。
ハルシオン:「――中庭、ですよ」 その背に、一言告げる。
テッド:「……」その背中を一瞥し、見送って。
テッド:「…さってね。……お前はどうするのかな?」
テッド:構えたまま、首をかしげて笑う。
GM:白い闇はくすり、と小さく笑みを漏らし。テッドの言葉に、今存在に気が付きましたとでも言いたげに顔をそちら向ける。
ハルシオン:「やれやれ。言いませんでしたか? 僕は、“見守るだけ”ですよ」 物分かりの悪い方ですね、と。
テッド:「……俺さぁ、最近お前みたいなのにちょーむかついて来たからさー。…見守るついでに俺のストレス解消させてくんない?」笑みを貼り付けたまま。
ハルシオン:「八つ当たりですか。酷い人ですね?」やんわり。
テッド:「楽しみたいからって、誰かを不幸に引きずり落とすよりはマシだよ。」
ハルシオン:「…でも、ただの傍観者の僕なんかに構っていていいんですか?」 そんな時間があるとでも、と。
テッド:「じゃーあっちは何が居るわけ?もっと…楽しめそうなのが居るのかな。」
テッド:皓が去った出入り口を顎で示して。暗に。
ハルシオン:「誰かを引きずり落としたりなんて無粋はしません。あくまでも、選ぶのは“彼ら”なんですから」少しむっとしたように答え。
ハルシオン:「さぁ、少なくとも僕としては楽しみにしている訳ですが。“彼”がどんな悲劇を見せてくれるのか」
テッド:「誰かの道を平気でぶっ壊す奴はみんなそー言うんだよ。」ふん。と鼻を鳴らし。
ハルシオン:「それが、貴方にとって楽しいかまでは保証できませんが」まことに残念な事です、と。
テッド:「エンターテイナーとしては失格だね」
テッド:「…客を楽しませられない道化師には、退場して貰うよ。」がち。トリガーに指をかけ。
ハルシオン:「だからこそ、自分の限界はわきまえているつもりなのですが
ハルシオン:「おお、怖い」銃先から、身をよける様に移動して
テッド:「――」窓の外へ向けて発砲。
テッド:「……無駄弾は一発って決めてるんだよね。」顔はハルシオンを見たまま笑う。
ハルシオン:「――それでは、僕は退場する事にしましょう。少し、出しゃばりすぎた様ですしね」
GM:す、と。一歩引き。黒い闇の中へ薄らぎ、消え行く。
テッド:「……ふん。」白が消えた黒い空間を見て、不機嫌に鼻を鳴らし。
テッド:携帯を取り出しながら、部屋を後にする。
GM:――ぱしゃり。
GM:誰もいなくなった病室の中。役目を終えた従者が崩れて。